1月 2013

PICTURE DIARY 2801MO2013

穏やかで明るくて真っ直ぐな優しい世界。そんな世界を蔑視する人もいるだろうと思う。この世界があるがまま、ありのままの世界であるならば、絵空事ではないのだから。人々はそれぞれに大切なものがあって、人それぞれに大切なものは違う […]

PICTURE DIARY 2701SU2013

昨日の続き。集中力の高さを維持している。その集中力とは執拗な種類のもので、単純化された作業や仕事に向いている。用紙に同じ図形を延々と描き続けて、白いスペースを埋めて行く。そんなことが苦もなく楽しい。その日その日のコンディ […]

PICTURE DIARY 2601SA2013

懸案になっているデザインプランに手を付けてみる。取り散らかり気味なアイデアのまとめに入る。スケッチ作業が主だが、そのまま原画として使用出来る形式で進める。描きながら徐々にモチーフの組み合わせやフォルムが自分の身体と精神状 […]

PICTURE DIARY 2501FR2013

NHKの海外向け放送、NHK WORLDでSUZUMO CHOCHINのドキュメンタリー番組の制作が決まり、担当してくださるディレクター氏から丁寧な連絡があった。28分程の番組になる予定だが、海外のみの放送なので、残念な […]

CURONECOMIC 86

PICTURE DIARY 2401TH2013

何物にも愛情を持ち接すること。そして素直であること。さらに、自分の感覚に正直であること。しかし、自分で感じていることを知覚出来ない場合は多い。体が自然に反応しているのを知る。頭ではなく体で知る。頭ではなく体で表現する。

PICTURE DIARY 2301WE2013

夜1時半を回ったところ。さっきまで聞こえていた雨音が止んだような気がする。雪になるかもしれないと言うので、ひょっとしたら雨が雪に変わって音をたてなくなったのかとも思うが、すぐに確かめてみようとは思わない。たいてい夜の今頃 […]

PICTURE DIARY 2201TU2013

今日の雑感。歩くこととは何だろう。散歩ではなくてリズムを刻むこと。水溜まりをよけてダンスをするように進むこと。ピエロとぼくは、自分と一番遠くて自分と一体の存在。大道芸のピエロを見かけたら、見て見ぬ振りをして出来るだけ早く […]

PICTURE DIARY 2101MO2013

いい辞書があったら、知識と空想の旅に出かけることが出来る。いつでもどこでも。子供の頃は、国語や社会などの教科書の中を自由に旅して廻った。学校の授業は夢と空想の時であり、出来れば誰にも邪魔されたくはない至福の甘美な時間だっ […]

PICTURE DIARY 2001SU2013

喉が渇く。水分が足りないかな。塩気のものを摂り過ぎたはずもないけど。いつものバランスが、天気や気分や、何かの理由で少し狂う。そして、欲求を急激に満たそうとする時、癒そうとする力が働く。水分が足りないという感じは居心地が良 […]

PICTURE DIARY 1901SA2013

香を焚き、立ち上る香の煙の中に居るとどこか別の世界へ行くようだ。未来へではなく、時代を遡る。古の人も部屋の宇宙に漂う煙の変容を香りと共に愛でただろう。そうして更に時代を遡る旅の心を持ったであろうか。香道のことは良くは知ら […]

PICTURE DIARY 1801FR2013

「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」平家物語の冒頭にある盛者必衰は、この世の中の無常をあらわす仏教の言葉である。所用があり池袋へ。明治通りを車で走った。行きは渋滞して、見越した分早く出発したにも関わらず、何とか約 […]

PICTURE DIARY 1701TH2013

午前中から昼にかけてBEAMS社WEBの取材。BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAを同社のサイトで初めて大きく取り上げてもらう。撮影とインタビューを星のアトリエ吹き抜けの部屋で。インタビュアーは梶井誠氏 […]

PICTURE DIARY 1601WE2013

ベトナムの蓮の花と葉のお茶をいただいた。ほんの少しだけ泥の香りがして、そこから立ち上がり水面に咲く花の清らかで力強い野生を伝えている。その癖が好きだ。午後は久し振りに会った友人に茎茶をいただき、茶の日になった。友人が静岡 […]

PICTURE DIARY 1501TU2013

色々なことを、色々な人が、色々なかたちで知らせ、教えてくれる。わざわざだったり、知らず知らずだったり、出会い頭の偶然だったり。何かから、例えば日常の出来事や、些細と言えるような気付いたことから変化してゆく。生活や人生に結 […]

PICTURE DIARY 1401MO2013

雪が降り積もる。街中が白くなってゆく。白が汚れてゆく美しさ。人は天使として生まれる。この世に何を伝えに来たか、どのように塗れるのか。

PICTURE DIARY 1301SU2013

OBANDOSの夢を見た。朝目覚めたら何の夢を見たのか忘れてしまっていて、何かの夢を見たな、ということだけ覚えていたのだが、夕食を食べていて突然思い出した。だからといって夕食の内容と夢には何の関連もないのだが。OBAND […]

PICTURE DIARY 1201SA2013

早朝から水戸へ。鈴木茂兵衛商店で茨城の工芸品を紹介するBSの番組の取材がある。ナビゲーターは宝塚出身の女優、檀れいさん。鈴木社長と出演する。素の檀さんが美しく面白く、楽しかった。いつもは車なのだが、ぼんやりしたくて水戸へ […]

PICTURE DIARY 1101FR2013

旅をすることを考えていて思い出したこと。そして、今からしてみたいことの一つ、絵のツアー、展覧会ツアーをすること。以前展覧会ツアーをしたいと思ったことがあった。最初の画集、赤と青を出した頃のことだった。展覧会をしながら全国 […]

PICTURE DIARY 1001TH2013

太陽の反射。以前開催した鏡作品の展覧会タイトルである。ぼくらの存在は太陽の光の中にある。光の反射によって、光の中で生まれ育って来たものだ。太古、宇宙空間の全てはあらゆるところ灼熱の太陽であった。永い時を経て太陽から生まれ […]

NEWS-SUZUMO CHOCHIN MIC*SERIES at"MEISTER"

SUZUMO CHOCHIN MIC*シリーズのお取り扱いが目黒通りの家具店「MEISTER」で始まりました。店内の家具との美しい調和をお楽しみください。数種類が常設展示されておりますので、ぜひお立ち寄りください。 ME […]

PICTURE DIARY 0901WE2013

ホロヴィッツによるラフマニノフの「音の絵」。ピアノの金属音が好きだ。なぜあんな音が出るのだろうかと思う。何回も聴く。ぼくは音によって描かれる情景を見るのが好きだ。一定のリズムで描かれる絵は無く、不思議、不可思議、不規則な […]

PICTURE DIARY 0801TU2013

David Bowieの新曲「Where Are We Now?-The Next Day」のPVを観る。美しい曲。Walking In The Dead.

PICTURE DIARY 0701MO2013

仕事初め。みんな元気に星のアトリエに来る。にこやかで曇りのない、楽しげな様子を見たり感じたりするのが何よりも嬉しいものだ。それぞれがそれぞれに意味のある休暇を過ごしただろう。「明けましておめでとうございます」。表情も晴れ […]

PICTURE DIARY 0601SU2013

明日7日から仕事初め。準備をする。主に明日のことについて。新しい作品に着手する。まずはスケッチ以前のことから。夜の銀座通りを端から端まで歩いてみる。ゆっくりとウインドウなど見ながら。

PICTURE DIARY 0501SA2013

だいぶゆっくりとして体を休めるこの日一日。最低限必要なこと以外はせずにぼんやりと過ごす。手水に番の鳥がやって来て、寒さなどは感じさせず勢いよく水浴びする。二度、三度、四度。気持ち良さそうに。身を震い、水気を飛ばす。その鳥 […]

PICTURE DIARY 0401FR2013

夜空を見上げると星が美しいのでしばらく見とれる。星はまたたいて、眼をしばたかせているよう。たくさんの瞳がこちらを見ている。瞳のひとつひとつが真実であり事実であると伝えている。冷たさにうっすらと涙目になってうなずくと、周り […]

PICTURE DIARY 0301TH2013

用事の後にクイックかつ早めの夕食を、と入ろうとした寿司屋の入口のところで、蝶ネクタイの案内係が眉をハの字にして何か早口に詫びる。コンディションが良くないとか何とか聞こえるので、寿司屋の板前さんのコンディションをどうこう詫 […]

PICTURE DIARY 0301TH2013

用事の後にクイックかつ早めの夕食を、と入ろうとした寿司屋の入口のところで、蝶ネクタイの案内係が眉をハの字にして何か早口に詫びる。コンディションが良くないとか何とか聞こえるので、寿司屋の板前さんのコンディションをどうこう詫 […]

PICTURE DIARY 0201WE2012

正月二日。水戸の薗部のビストロに市村、関、鈴木の4人で集まった。桜井は風邪で欠席。皆、小学校、中学校、高校の同窓である。思い出話が紫煙と杯の彼方から繰り出されて、眼を細くしたり丸くしたりする。他愛無い話に尾びれ、背びれ、 […]

PICTURE DIARY 0101TU2013

初陽を浴びる。初詣へ行く。茶虎の、首に鈴を付けたネコが境内の大木に登ろうとする。登れ、と言うとバリバリと爪音をたてて登り、すぐに飛び降りたが、ぼくが行こうとする方へ先回りする。小さな祠の前で、手を合わせ願い事をする女性の […]

PICTURE DIARY 3112MO2012

通りかかると、以前CLUBKINGのオフィスが入っていた建物が無くなって更地になっている。背の低い白の工事用シートに囲われて新しい建物が生まれるのを待っている。その消え失せた建物は、寺山修司氏が晩年を過ごした家で、ぼくは […]

PICTURE DIARY 3012SU2012

ほとんど一日雨。吉田秀和氏「名曲のたのしみ」最終回。今年5月に吉田氏が亡くなって半年。12時20分から17時まで、特別番組が放送された。じっと謹聴しようと思っていたのだが、片付けやちょっとした仕事などしながら、努めて流す […]

PICTURE DIARY 2912SA2012

額装作品のメンテナンス。星のアトリエに置いてある10数点のガラス磨きなど。内側外側を手入れするが、フローティングの額装をした油彩画の額内部の下の辺りに黒かびが出ている。内装を張り替えなければいけない。湿気とカビを防ぐのは […]

PICTURE DIARY 2812FR2812

仕事納め。一日朝から大掃除をし、星のアトリエは見違えるように美しく輝いた。夕方には蕎麦を茹でて年越しの蕎麦とする。天婦羅と日本酒で労をねぎらい、新しい年に向かう。長い休みはぼくにとって集中して考え、仕事が出来る時。貴重な […]

PICTURE DIARY 2712TH2012

年の瀬も深まり今頃ともなれば、一年の全てが凝縮されたようになり、慌ただしく濃密な時間がより速く、駆け足で過ぎ去って行く。今年はどんな一年だったか、来年はどんな一年になるだろうか、あるいはするか。反省や希望や、見果てぬ夢の […]

PICTURE DIARY 2612WE2012

神社へお詣りに行く。だあれもいない。大きな太い銀杏の樹がずどんと立って実を落としている。御神木である。道々ファッションとアートの新しい関係性について考えを深める。神話、伝説、民話についてもっと知りたいと望む。古きを訊ねて […]