PICTURE DIARY 0505SU2012


東京国際フォーラムで開催中のラ・フォル・ジェルネ・オ・ジャポン・2012へ。「熱狂の日」音楽祭2012。たくさんのクラシック音楽ファンで静かな熱気にあふれている。今年のテーマはサクル・リュス。ロシアの祭典だ。ラ・フォル・ジュルネは1995年、フランスのナントで始まったクラシック音楽祭で、日本では2005年から開かれている。3日から開催されていたが、今日の今日だったので、おまけに夕方行ったので、それでもホールC、ドフトエスキーでの演目、勅使河原三郎氏のダンス、振り付け、ヴォックス・クラマンティスの合唱、ヤーン=エイク・トゥルヴェ指揮の中世から現代にかけての典礼音楽とダンスを楽しむことが出来た。Vox Clamantisは1996年設立の中世の多声声楽曲、及び現代音楽を得意とする歌手、楽器奏者の集団。指揮者のヤーン=エイク・トゥルヴェはグレゴリオ聖歌の指揮法を学び、Vox Clamantisを設立した。演目はキリルス・クレークの「夜の典礼」、作者不明、讃歌「沈黙の光」ズナメニ聖歌、ベルトのカノン・ポカヤネン / 痛悔のカノンよりオード1、オード3、オード4、コンタキオン、イコス、カノンの後の祈り。勅使河原氏のダンスは品格があり優雅。声楽とともに美しい時が流れる。マスタークラスと言って講演に出演するアーティストが若手の演奏者を指導する様子を公開するプログラムがあり、ピアニストのクレール・デゼールさんが教えている所を見学。曲のイメージを曲の時代背景や当時の流行、そして、込められたイメージを抽出して理解、発散する方法やプロセスが垣間見れて短時間ではあったが面白い。生徒と先生の巡り会い、相性について考えさせられた。この様なプログラムが多数組まれている。

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