STARPID-24-THE SUN

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STARPID024_TheSuns
太陽の光は 愛と希望の矢

PICTURE DIARY 0603TH2014

PD20140306s
スポーツをして右腕を酷使し、歯が痛みだす。肘の手前側に歯痛のツボがあるらしく、その辺りの筋肉を使い過ぎたので歯痛が始まったようだ。そんな風にツボは逆にも作用するのかと気付いたことがある。痛むからツボを刺激するのではなく、ツボを刺激し過ぎたために痛み出す。このこともまた知らぬうちに起こる出来事。身体に限らず。

PICTURE DIARY 0503WE2014

PD20140305s
一日雨。夜、代官山の「山羊に聞け」でThe DUOのライブ。鬼怒無月さんと鈴木大介さんのアコースティックギターデュオ。ラストのパコ・デ・ルシアに捧げた曲、素晴らしい。

PICTURE DIARY 0403TU2014

PD20140304s
表通りから私道に入り、星のアトリエに続くアプローチは10メートル程の砂利道で、別段風情などがあるわけではないのだが、そのアプローチを利用して切り返し、方向を変える車なども時々あり、砂利道の私道と接する辺りは土に砂利がめり込んでしまっていて、その様子が好きではない。腰の強い竹箒で砂利道全体をきれいにならす。これ見よがしではなく、あくまでも自然に見えるように。雑草や苔などもほどほどに。夏になると水を打つ。星のアトリエでは、砂利道の整えがデザインやクリエイティブの修練のひとつになる。自分たちの大切な仕事として丁寧に向き合うことが出来るか。仕事や所作のひとつひとつに意志や意識が自然に素直に盛り込めるだろうか。

PICTURE DIARY 0303MO2014

PD20140303s
雛祭り。そして我が、株式会社パワー・オブ・ビューティの創立記念日。25周年になる。「STELLAFINE」のため、自分たちのマネージメントのために設立。さらに、今年は僕が独立して仕事を始めて35周年にもあたる。毎年、毎月、毎日が節目や誕生日だと思うので特別な感慨ということもないが、経営や数字に関して何のセンスもない僕が、小さな会社だけど良く続けて来たと思う。皆のお陰。星のアトリエのスタッフとお昼を食べて、ケーキをいただく。

PICTURE DIARY 0203SU2014

PD20140302s
一日雨。今日のテーマは「丁寧」。何から何まで丁寧を心掛ける。そうしてみると、いつも何となくしている日常の所作がいとおしく思える。丁寧を心がけると、自分が誰なのか、何者なのか確かめることが出来る。

PICTURE DIARY 0103SA2014

PD20140301s
3月弥生。好きな月。今日は一日休養日。身も心も休め、人と会わない。散歩などして大人しく過ごす。

PICTURE DIARY 2802FR2014

PD20140227s
お昼に外出すると、チンドン屋さんに出会った。男性一人と女性二人の三人組の若いチンドン屋さんだ。道行く人々にスーパーマーケット開店のチラシを配っている。珍しいので写真を撮らせてもらおうと思った。チラシを貰う時に、写真を撮っても良いか尋ねてみようと待ったが、信号待ちの歩道に居合わせた数人全員にチラシを配るのだが、僕にだけくれない。信号が変わり、ください、という間もなくなり、その場を後にした。帰ってネコのナイスにどうしてだろうか聞いてみたら、ミックが見えなかったのさ、と言う。どうして?あんなに近くにいたのに。見える人には見えるし、見えない人には見えない物事がこの世の中にはたくさんあるのさ、と言う。なるほど、僕にも見えてない物事がたくさんあるということか。

PICTURE DIARY 2702TH2014

PD20140227s
命日に行くことの出来なかった父の墓参。そして少し早い母の誕生祝い。父の墓前に花を手向け線香を上げる。曇り空のグレーな空気に、花が美しく明るい。小さな可愛らしいケーキを数種類買って、ハート形のロウソクを灯し誕生日の歌を歌う。母の笑顔。ケーキを少しずつ分けて食べる。感謝の一日。

PICTURE DIARY 2602WE2014

PD20140226s
水戸の隆ちゃんから、今日SUZUMO CHOCHINのTV取材が入ると連絡。馳せ参じたいのは山々だが、予定のキャンセルはとても無理なので隆ちゃんにお任せ。特に具体的な働きかけもすることなく、取材の求めが自然なかたちであるというのは、かなり素晴らしいこと。これもまた鈴木社長を筆頭に鈴木茂兵衛商店の皆と真摯に取り組んで来ている結果だと思う。ありがたきこと。午後になってBEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAの新しいシーズン、2014-15秋冬のMEN’SとWOMEN’Sのミーティングを続けて。終了後そのままディクショナリー倶楽部千駄ヶ谷へ。茂→さんがいらっしゃって少し立ち話などする。”おっぱい展”をパリで開催したいということなど。

CURONECOMIC 95

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PICTURE DIARY 2502TU2014

PD20140225s
お昼ごろ、SAKUMA DROPSのサンプル盤が届く。佐久間さんプロデュースのコンピレーションアルバム。佐久間さんの遺作になった。アートディレクションとイラストレーションそしてデザインを担当し、写真家の平間さんとレコーディングスタジオへ撮影に行った。ほんの僅かの貴重な休憩時間のほんの一瞬に近いフォトセッション。「ピースしていただけますか」。平間さんのリクエストににこやかに応えてくれた。佐久間さんの輝きが捉えられた一枚の写真。平間さんがプリントしてくれたそのままをブックレットに入れた。佐久間さんがプロデュースし、ミュージシャンとして演奏した最後の曲、”Last Days”を初めて聴いた。心の中でカッコいいも涙も嘆きも何もかも、全てを通り越し透き通って微笑みになった。佐久間さんこんにちは!ありがとう。ハンドミラーの納品に得意先を回る。いつものことながら、お店のスタッフの表情やお客さま方の様子を、少しの時間でも見ていると、感じることも多く、理解できることもたくさんある。こうして、僕たちの毎日が動いて行く。

PICTURE DIARY 2402MO2014

PD20140224s
朝から搬出。「8日間の天使」撤収作業。みるみるうちに絵が降ろされ、タペストリーが外され、ウインドウの絵や文字のフィルムが剥がされ、仮設壁が取り払われ、目標と焦点を失ったスポットライトが空っぽになった展覧会場をやぶにらむ。寂しい。僕たち二人でというのはもちろん、雪之丞さんにとっては初めての展覧会となった今回、パネルに書いた詩や、タペストリーの自筆サインが、次なる新しい境地への出立の印として捉えられるだろう。始めてみれば、何をやっているのだろうかと、目に止めた道行く人々にも温かく見ていただき、僕たちはもちろん、計画に携わったスタッフの皆にも好評で、会期が延長されるなど、昨年の夏に最初のミーティングをした時のことを思うと、星とハートの天使の巨大なイルミネーションで幕を開けた「アートの壁」プロジェクトの展開は、その都度軌道修正をし、行方を見定めながら、連鎖反応のように歩んで、ときには鞭をくれた馬のように遮二無二走って来た。このプロジェクトが、更なる発展を遂げることを祈願する。

NEWORK-SAKUMA DROPS

虹の弦を張ったギター。虹色の音のミラクル。佐久間サウンド。

昨年の12月2日月曜日、佐久間さんのオフィスで、佐久間正英プロデュースの楽曲を集めたCDアルバムの最初のミーティングを持った。各レコード会社の枠を越えた異例の企画。タイトルはいくつかのアイデアの中から、”SAKUMA DROPS”で進めようと決まる。アルバムジャケットのビジュアルも、佐久間さんのポートレイトやレコーディングの機材、楽器を使う案、参加ミュージシャンのイラストレーション、コラージュなどいくつかのアイデアが挙がったが、佐久間さんが「うん」と首を縦に振る様子はなかった。佐久間さんと何か決める時に、NGの場合、こまったなぁと微笑むことはあっても、絶対にこうじゃなければ駄目、というような態度に接したことはない。大体奇妙にはぐらかされる。だから、何が最適なのか真剣に考えることになる。ミーティングをしながら直感的な考えが浮かんだ。もう20年以上も前に、ギターを弾く佐久間さんのポートレイトのような絵を描いたことがある。その時、ギターの弦を七色の虹で表現した。以来、佐久間さんの六弦のギターの七弦目、それこそが佐久間サウンド、佐久間プロデュースのミラクルであり真骨頂だと感じ、象徴していると考える。見えない弦、聴こえないはずの音。虹の色と虹の色との間のグラデーションのゾーンに張られた六弦ギターの、見えない七弦目が醸し出す七色の音。虹をイメージし、モチーフとしてアルバムのデザインをしようと決めた。誰でも知っている、誰もがそれぞれにイメージ出来る、世界共通のモチーフ虹。アルバムをデザインするにあたって、必ず欲しいと思える佐久間さんのポートレイトなど、写真の撮影が出来るのは、このアルバムに入れる”Last Days”という、佐久間さんの書き下ろし曲のためのレコーディングでスタジオに入る12月13日しかない。パッと頭に浮かんだフォトグラファーは平間至さんだった。すぐにその場で連絡を取ってもらう。どんなデザインにするか、各ミュージシャンの写真は使用出来るのか、レコーディングデータなどは入るのか、13日のレコーディングにはTVのドキュメンタリー番組のための撮影クルーやもうひとつのビデオクルー、新聞社の取材やインタビューが入り、佐久間さんにとって大変な一日になるだろう。レコーディングと映像の収録の合間の、どんな時間にどんな写真撮影が出来るのか、皆目見当がつかない。佐久間さんに出来るだけ負担をかけずに、素早く撮影が済むように。平間さんとのミーティングで、レコーディングスタジオのラウンジや通路のどこかに撮影のためのセッティングをして、とにかくスタンバイしようということになる。さらに、平間さんの希望と提案で、佐久間さんに「ピース!」と手でサインをしてくださいとお願いしてみようなどと話し合う。そして13日当日、7時間程待ち、撮影自体は2〜3分で全てを決めた。事前に予定通り12月10日にはアルバムのジャケットラフデザインをメールで数種類プレゼンテーションし、佐久間さんやスタッフの全員に喜んでもらえる方向付けが出来、13日にはレコーディングの合間に、アルバムジャケットのデザインについて、佐久間さんとミーティングを持つことが出来た。水彩で手早く描いた各楽曲とミュージシャンを表す虹のモチーフで、シンプルに素直に、分かり易さを最優先したレイアウト、歌詞なども極力見易く。各ページにレイアウトした収録曲毎の34の虹のモチーフと、SAKUMA DROPSのロゴに雫形の虹のデザイン、「テスト」とデザインしながら呼んだ、色使いとタッチなどのバランスを確認するために描いた虹の絵、佐久間さんが大好きな犬を虹色で描いたものなど、年が明けた1月8日、アルバムジャケットの表紙として、いくつかのデザインを最終プレゼンテーションした。1月14日、SAKUMA DROPS最終プレゼンテーションに対する佐久間さん本人の返事が来る。「テスト」の絵でと。1月16日木曜日、SAKUMA DROPS入稿予定日の朝、ご子息の音哉さんから佐久間さんの訃報。雨と太陽の、涙と笑顔の贈り物、儚くも美しい希望の虹。ありがとう音楽の数々、音楽の日々。僕たちみんなに降り注ぐよ、いつもいつまでも。

SakumaDrops_cds
SAKUMA DROPS
SPEEDSTAR RECORDS
VICTOR ENTERTAINMENT,INC.
VICL 64136-7
¥ 3,500+TAX
5TH MARCH 2014 RELEASE

Produced by 佐久間正英

Mastered by 田中三一 at Bernie Grundman Mastering Tokyo

Organizer : 内田宣政 / RUBYCOM
Management of Masahide Sakuma : 内藤直樹 / VITAMIN PUBLISHING INC.

Art direction & Illustration : ミック・イタヤ
Graphic design : 横田紀行 / pob design, 酒井綾子 / Mic*Itaya Inspirational
Photography : 平間 至, 木下亜紀
Hair and make up : 橋本孝裕 / SHIMA

Liner notes : 田家秀樹

SAKUMA DROPS team of Victor Entertainment, Inc. : 高垣 健, 高橋太郎, 米谷秀人, 小坂 純, 沖山亜紀, 清水勇至, 山崎あやこ, 礒田浩平

We sincerely appreciate your cooperation 〜
高嶋裕彦・永井裕子・根本真紀・小栗加奈子 / Sony Music Entertainment Inc.
中島しゅうー・熊谷祐一 / lover soul & music
村田積治 / LASTRUM MUSIC ENTERTAINMENT INC
船曵真奈・田村克也 / FAITH MUSIC ENTERTAINMENT INC.
安達佳奈・山根裕子・廣瀬 哲 / UNIVERSAL MUSIC JAPAN
中西 誠 / TOY’S FACTORY
片野正健・望月智佳・田畑麻奈美 / Warner Music Japan Inc
渡辺民雄 / PONY CANYON INC.
多田美菜江 / KING RECORD CO., LTD.
森田治子 / FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT, INC.
白石博一・岡 昌子 / Tokuma Japan Communications Co.,Ltd.
北塚桂子・秋山裕次 / BeatNix Corporation of America
但住恵子 / YUI SONGS, INC
原田秀樹 / NHK Enterprises, Inc.

★Disk 1
1. Dreamin’ / BOOWY
2. Angel Duster / THE STREET SLIDERS
3. KISS IN THE MOONLIGHT – UP-BEAT
4. キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー) / THE BLUE HEARTS
5. Miracle Play 天使が降る夜 / dip in the pool
6. SUMMER GAME / 氷室京介
7. 暴いておやりよ ドルバッキー / 筋肉少女帯
8. 12月はいつもレイン / SCANCH
9. feminism / 黒夢
10. そばかす / JUDY AND MARY
11. 今宵の月のように / エレファントカシマシ
12. HOWEVER / GLAY
13. 東京 / くるり
14. Happy Tomorrow / NiNa
15. Mr.No Problem / The d.e.p
16. 空に唄えば / 175R
17. プラネットマジック / N’夙川BOYS

★Disk 2
1. 東京ワッショイ / 遠藤賢司
2. 美術館で会った人だろ / P-MODEL
3. COPY (’79 UK Version) / PLASTICS
4. ヴァージン・コンプレックス / SKIN
5. むらさき / はる
6. Private Eyes / RAZZ MA TAZZ
7. ひまわりの花 / 早川義夫
8. なんかいいこと / エレキブラン
9. コイビト / ROBOTS
10. 君に触れるだけで / CURIO
11. DEEP KISS / BY-SEXUAL
12. 壊れていくこの世界で / PIERROT
13. クローバー / cune
14. ショッキングエクスプレス / オーノキヨフミ
15. 陽の光さえ届かないこの場所で feat.SUGIZO / 雅-miyavi-
16. ダンボールに囲まれて / ウラニーノ
17. Last Days / Masahide Sakuma

http://www.jvcmusic.co.jp/sakumadrops/

PICTURE DIARY 2302SU2014

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一昨日、星のアトリエの紅梅のはち切れそうだった蕾が開いて、二輪の花を咲かせた。昨日は白梅が追うように咲いて、もうすぐの春を呼び込んでいる。今日「8日間の天使」最終日。会場へ挨拶に行く。受付をしてくださったスタッフの女性に「大好きな詩と絵の世界」と評されて、ことのほか嬉しく思う。

PICTURE DIARY 2202SA2014

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ほとんど眠って過ごす。ここのところの不足を補う感じ。ネコたちと川の字に。

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SHIDAX ART VILLAGE「8日間の天使」展覧会場、去る2月14日に予定していて、大雪のために延期になった雪之丞さんとのトークイベントの開催。日程の変更などで皆さんにご迷惑をおかけしたけれど、スタッフの方々のご尽力で多くのお客さまをお迎えすることが出来た。「アートの壁」プロジェクトの簡単な説明、昨年末から今日までの経緯、今年のクリスマスには、またバージョンアップした天使スターピッドのイルミネーションを見ることが出来るだろうこと、「ONE WISH ONE MEAL」チャリティーの継続、そして来年の今頃には雪之丞さんとの展覧会を再び。渋谷の新たなアートとデザイン活動の拠点となるべく。

PICTURE DIARY 2002TH2014

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水戸、鈴木茂兵衛商店へ。月例ミーティング。沢山の残雪で寒いかと思い、覚悟して行くが暖かく、大雪に続く雨で雪は融けたと聞く。ほとんど雪は無い。今年の計画についておさらいと提案。

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PICTURE DIARY 1902WE2014

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Coolie’sへ、ランチミーティング。合わせて新作4点の設営に出掛ける。この1週間の間に描いた最新作。明るく穏やかな色使いで「新神話」シリーズの春から夏への誘い。何れも合板に描いた板絵の作品。「浜辺の二つの太陽はいつもひとつM」、「浜辺の二つの太陽はいつもひとつW」、「1920」、「踊るビーナスと振り付ける天使」の4点。3点、縦600×横1200ミリは1階エントランスフロアーの吹き抜けに無造作に。踊るビーナス、縦900×横1200ミリ1点は、3階の仔馬とマルスの隣に。マルスの隣に架けていた京都のクラブ、メトロでライブペインティングしたイカロスは星のアトリエに還る。

PICTURE DIARY 1802TU2014

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作品制作日。アポイントメントはもちろん、電話やミーティングなども極力制限する。日々の細々した情緒的なことや事務的なことの渦の中から、絵の世界に向かっている、あるいは入り込んでいると、急速な気持ちの切り換えや無視は、自分の内外に想像以上の大きなストレスを生む。渦に巻き込まれて翻弄される自分の顔付きの不満気なことや、発する言葉のギザギザが反射して降りかかって来る。今日は、ゆっくりと何の気がかりなこともなく、規則正しい自分のペースで作品に打ち込みたいと思う。

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原宿での打ち合わせを終えて、新宿の世界堂へ画材を買いに行く。見て回ると、絵具や筆など、買う予定の無いものに目が行くのは、スーパーマーケットやデパートの食品売場と同様の気持ちになるからだ。空腹時にスーパーなどへ食料品の買い出しに行くと、思わずあれこれたくさん買ってしまうように、世界堂のようなデザインや画材のデパートを訪れると、やはりある種の空腹や飢餓を満たそうとするのであろうか。いや、むしろ、書店やCDショップのそれに近い。何が必要なものなのか組み立てようとする若干の理性の分だけ。食べるものは生死に直結しているが、デザインやアートは食物ほどの逼迫性は無いせいか。しかし、多くの中から自分に必要な、今必要なものを選ぶ点では同列なことではある。キョロキョロせずに買おうと思っていたものだけ買う。

PICTURE DIARY 1602SU2014

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小さな庭の植木や草、雪に埋もれてお辞儀をしていたのが、雪が融けるにつれて顔を出し、空に向かって真っ直ぐになろうとする。そんな草の茎や木の幹の周りの雪は丸く融けて、茶色の土が見えている。植物にも体温があるのかどうか詳しくはないが、草木の暖かみが茎や幹の周囲の雪を融かすのだろうかと思う。

PICTURE DIARY 1502SA2014

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休養日。普段出来ないことをする。片付けや資料などの整理。こんなものがこんな所に。あんなものがあんな所に。整頓始めると驚くばかり。

PICTURE DIARY 1402FR2014

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朝早くから雪。「8日間の天使」夕方18時30分から19時に予定していた雪之丞さんとのトークイベントが延期になる。このまま雪が降り続ければ、外出も危険だし、交通などの混乱も避けられないだろう。今日来場の予定でいた方々には申し訳なかったけれど、日を改めることとなった。僕の予定も夕方がポッカリ空いたので、作品の製作に集中する。仕事が少し夜に食い込んでしまったが一点描き上げる。バレンタインらしい絵だ。

NEWS-TENSHI a la carte PLUS

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Coolie’s Creekでの展覧会も会期半ばを迎え、本日午後、新作4点を追加し展示換えをいたしました。明るい色調の最新作です。「浜辺の二つの太陽はいつもひとつM」、「浜辺の二つの太陽はいつもひとつW」、「1920」、「踊るビーナスと振り付ける天使」の4作品です。どうぞお立ち寄りください。

ミック・イタヤ展天使アラカルト
2014年1月13日月曜日ー3月29日土曜日

Restaurant & Bar Coolie’s Creek
108-0072 東京都港区白金1-2-6
TEL 03-6459-3313

MON-FRI LUNCH 11:30-15:30 / 14:30 L.O.
DINNER 18:00-23:00 / FOOD L.O. SAT
LUNCH 12:00-16:00 / 15:30 L.O.
SAT DINNER 17:30-23:00 / FOOD L.O.
23:30 / DRINK L.O.
24:00 / CLOSE
CLOSED on SUNDAY ADMISSION FREE
http://cooliescreek.jugem.jp/

PICTURE DIARY 1302TH2014

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Coolie’s Creekでランチミーティング。展覧会の絵や作品を見ながら。ギタリスト鬼怒無月氏のアコースティックギターソロアルバム「My Back Pages」のCDジャケットデザインについて。ギターを弾く男を、水を多く含んだ筆で素早く描いた水彩画。ギターの弦を爪弾く程のスピードで描く。

PICTURE DIARY 1202WE2014

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午後、銀座で打ち合わせ。帰り道「あけぼの」の前を通りかかり、いちご大福があんまり美味しそうなので、星のアトリエのお土産にする。ついでに煎餅も一袋自分用。

NEWS-開催日決定/MIC*ITAYA & YUK INOJO MORI TALK EVENT

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ミック・イタヤと森雪之丞氏のトークイベント
2014年2月21日 金曜日 18:30-19:00

雪のため延期となりました
詩人・作詞家の森雪之丞氏とミック・イタヤのトークイベントが
21日 金曜日に催されます。
お時間ございましたらぜひお立ち寄りください。

どうぞよろしくお願いいたします。

シダックスカルチャービレッジ 1F
住所:東京都渋谷区神南1-12-10
SHIDAX_PCcard0117out

PICTURE DIARY 1102TU2014

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夕食後、ホテルのラウンジでお茶を飲む。もう大分遅い時間だったので、客は一組しか居なかったが、その二人連れも程なく勘定をして出て行った。他に客の居ない広いラウンジで、ゆっくりとした時間が、ゆったりとした重量感を伴い、気持ち良く流れて行く。支払いを済ませて外に出ると、ホテルのエントランスの傍らに四輪の馬車が目に入る。午年でもあり、ブライダル用に飾っているのだろう。特に説明のパネルのようなものは無い。黒塗りの馬車は、二頭立て。馬が二頭そこに居るのを想像してみる。ブルルルといなないて首を振る。馬車の優雅に見とれて暫し立ち止まる。地下駐車場に降り、車のイグニッションにキーを差し込んで回す。果たしてブルルルといなないてエンジンが回り出す。

NEWS-延期のお知らせ / MIC*ITAYA & YUK INOJO MORI TALK EVENT

本日18:30より予定しておりました
ミック・イタヤと森雪之丞氏のトークイベントは悪天候のため延期に
なりました。
日程が決まりましたら、改めてご案内させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

PICTURE DIARY 1002MO2014

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いつも自由と言うことについて考えている。出来る限りの自由が欲しくて仕事や生き方を選ぼうとしている。自由になるにはルールが必要なのは当たり前なのだが、同時に不思議だなと思う。生きる上でルールを作るのは楽しいことだ。自分や自分たちが自由になれるルール。ルールを守れば自由になれる、ルールを破れば自由になれる。生活のための基本的なルール。あらゆるもの同士が自由に振る舞えるルール。損とか得とかではない価値の基準を共有する世界感。優劣ではない。勝ち負けではない。美醜ではない。善悪ではない。二元論からは遠い旅。どこまで思いやれるか、イメージ出来るか、インスピレーションが湧くか。

NEWS-MIC*ITAYA & YUKINOJO MORI TALK EVENT

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本日18:30より予定しておりましたミック・イタヤと森雪之丞氏のトークイベントは悪天候のため延期になりました。
日程が決まりましたら、改めてご案内させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

シダックスカルチャービレッジ 1F
住所:東京都渋谷区神南1-12-10
SHIDAX_PCcard0117out

★絵はレトルダムール グランメゾン白金のバレンタインカードに使用されています。

PICTURE DIARY 0902SU2014

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朝から気温が上がり、太陽も耀いて、昨日の雪を容赦なく溶かして行く。

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大雪、粉雪、吹雪、積雪27センチ、東京では45年振りのこととか。今日を完全休養日に当てていたので外に出掛ける予定はなかったが、窓の外を眺めながら、スカイツリーや東京タワーに昇れば、見渡す限りの白い街を見ることが出来るかな、などと空想したりした。昼頃に雪の降る中を少し散歩したけれど、積った雪をさくさく踏み締めて歩くのは楽しかった。雪が続き、雪かきや雪下ろしの必要な北国の日常生活を想うと脅威を感じる。深夜になり雪は止む。

PICTURE DIARY 0702FR2014

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シダックス”アートの壁”プレゼンツ「8日間の天使」ミック・イタヤと森雪之丞の展覧会開幕。夜はOBANDOS「新世界」ライブ「工作星人となかまたち」。共に出色の出来。僕の天使は、万物の根源を成す気のようなもののこと。植物や動物、人はもちろん、無生物も含めたそれぞれの全てに宿るものを指す。望むと望まざるとに関わらず存在しているもの。うやうやしく接すれば相応に、無頓着でいたとしてもそれなりに応える。その存在は、言わば精霊に等しく、日常生活の中で普遍性を伴い、感じることが出来る。「8日間の天使」に、そしてOBANDOSのステージに宿るもの。僕の天使。手作りの楽器を、その場の即興を、居合わせた人々を大切に思い、愛する自然で素直な空気があった。

PICTURE DIARY 0602TH2014

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「8日間の天使」設営。渋谷シダックス、カルチャービレッジ1Fエントランスロビー。雪之丞さんの詩と僕の絵の20年振りの邂逅。

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目覚めた時から気持ちが急いでいる。平常心平常心、となだめるが治まらない。理由は忙し過ぎること。ただ忙し過ぎるのならよくあるが、ここの所の忙しさには大きな特徴がある。速度の早さを要求する仕事と、ゆっくりと進めるべき仕事、緊張感が重要な仕事と気を緩めることが要点になる仕事、さらに日常生活の規則性を乱さず守る工夫が求められる。そんな状況が短時間に押し寄せて制御出来ずに混乱し、昨夜の気温が低かったこともあり体が冷える。こんな時は、あれこれと考え込むのが最もいけない。優先順位だけ見極めて動くに限る。散歩は無我と言うよりも考える機会の多くある運動なので、自転車に乗って一時間程走る。風が冷たく身を切るよう。頭の真ん中までキンと冷えて手足や体は暖まる。星のアトリエに戻ると全てがいつものように運ぶ。素敵なものが生まれて目の前にあるのを喜ぶ。

NEWS-展覧会「8日間の天使」スタートしました

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アートの壁プレゼンツ「8日間の天使」ミック・イタヤと森雪之丞の展覧会が本日よりスタートしました。
シダックス カルチャービレッジ1Fにて2月14日バレンタインデーまでの開催です。ぜひお立ち寄りください。
最終日の14日 金曜日 18:30-19:00には、ミック・イタヤと森雪之丞のトークイベントもございます。

会場内ではレトルダムール グランメゾン白金の焼き菓子も販売しております。
お買い上げいただいた方にメッセージカードのプレゼントもございますので、こちらもチェックしてください。
レトル

シダックスカルチャービレッジ 1F
住所:東京都渋谷区神南1-12-10
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NEWS-アートの壁プレゼンツ 8日間の天使

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アートの壁プレゼンツ「8日間の天使」ミック・イタヤと 森雪之丞の展覧会
2014年2月7日 金曜日ー 2月14日 金曜日 時間10:00-21:00 入場無料
シダックス・カルチャービレッジ 1F / 東京都渋谷区神南1-12-10
バレンタインデーまでの8日間 シダックス・カルチャービレッジの1Fロビーが
ミック・イタヤの絵と森雪之丞の詩で天使の世界に染まります。
友人、恋人、家族とご一緒に ぜひ遊びにいらしてください。
★最終日 2月14日バレンタインデー18:30-19:00には 二人のトーク・イベントを開催予定です。

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朝から暗く、グレイの空が太陽と僕たちとの間に広がって冬らしい景色をくれる。空のグレイの彼方から雪が降ってくる。白い雪はグレイの空を背景に濃いグレイになる。アリスとナイスにとっては初めての雪になる。2匹を窓辺に誘って見せるとアリスは地面に落ちる雪に、ナイスは空高くを舞い降りてくる雪に興味を持つ。並んで座ってアリスは下、ナイスは上を眺めている。積るほどではなかったので、雪の上を歩いてみるのはまた今度。旧正月の今日と言う日に相応しい浄めの雪。

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節分。星のアトリエで豆打する。鬼は外、福は内。旧暦では明日から新しい年なので大切な行事。このような日に製作している作品は、何だか特別な意味があり、特別な気持ちになる。40号の連作。

PICTURE DIARY 0202SU2014

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一対の天使の絵を描く。見る人を優しく見守り迎えるように。あるいは、見る人にここから立ち去るようにと告げる。天と地の間の世界にいるぼくら。無言劇の台詞。聴こえてくる静寂の歌声。合せ鏡に映る昨日と今日の天使、今日と明日の天使の連なり。一対の天使に挟まれた人。

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魚を食べる。

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人と人をつなぐ才能。本人の意思にかかわらず。一人の人のもとに、いつか大きな人々のつながりが出来ている。人と人をつなぐ希有な才能。それを編集と言う。川勝正幸3回忌のパーティー。

PICTURE DIARY 3001TH2014

PD20140130s
ヒカリエから東急本店辺りの渋谷の街を歩く。80年代にイギリスの友人が初めて日本に来て、東京の渋谷駅周辺を見てブレードランナーのようだと感嘆していた。ビルに吸い込まれるように走る地下鉄やビルの壁面、屋上のネオンサイン。ひしめき合う人波。自動販売機の栄養ドリンクを好んで、歩き回ってくたびれると、何かと言っては栄養ドリンクをうまそうに飲んでいた。ロンドンの街角には無いもの。この世の中の人工的な部分は、善きにつけ悪しきにつけ、人のイメージの具体化で成り立っている。人がイメージしたもので構成されている。SFがSFでなくなる時。みんなそれぞれが素敵なイメージを持てるようなクリエイションが大切。

PICTURE DIARY 2901WE2014

PD20140129s
二日続けて外出せず。お籠り状態。大きな作品、重要な作品製作に取り掛かる時の常。気を受けて、育んで、洩れないように留める。出来るだけ人には会いたくはなく、話もしたくない。けれど、人に会い、話すことでより大きな力が廻るもの。人見知りで内向的な性格と態度との付き合いは長く、今更変えようと思う必要もないし変わりはしない、と思う分だけ変化しているだろうと思う。ただそんな自分を愛する。

PICTURE DIARY 2801TU2014

PD20140128s
何かの終わりが、何かの始まりにつながる、そんなイメージの日。

PICTURE DIARY 2701MO2014

PD20140127s
夜見る夢にはリズムがある。今は目覚めてからも夢の内容を覚えていることの多い時期。このごろの夢の特徴は、質感や触感、ディテールがリアリズムなこと。ストーリーについては、よくもこんなストーリーを考え付くなと感心する。勿論考えて夢を見ている訳でもないのだが。物語、ショートストーリーとしての完成度が高い。夢を包み込む雰囲気、匂いとでも表現する密度が、毎夜ある一定のレベル以上にある。夢日記をまた付けてみようかと思う程。だが夢は夢の世界としてそっとしておこう。

PICTURE DIARY 2601SU2014

PD20140126s
自分が赤ちゃんの時から、今も変わらず好きなものは何だろうと考えてみると、流線型をしたものがある。いつも無意識に探している。出合いは零歳児の頃。生まれて最初の頃の記憶として、とても鮮やかに思い出すことが出来る。セルロイドで出来たアヒルの人形の起き上がり小法師のちばし、そのつるんとした触感が原体験にある。それから後の今日に至るまで、その曲線が作品の各所に現れる。いつも探している。美しさの基準として。いつも気にしている。