PICTURE DIARY 1102TU2014

PD20140211s
夕食後、ホテルのラウンジでお茶を飲む。もう大分遅い時間だったので、客は一組しか居なかったが、その二人連れも程なく勘定をして出て行った。他に客の居ない広いラウンジで、ゆっくりとした時間が、ゆったりとした重量感を伴い、気持ち良く流れて行く。支払いを済ませて外に出ると、ホテルのエントランスの傍らに四輪の馬車が目に入る。午年でもあり、ブライダル用に飾っているのだろう。特に説明のパネルのようなものは無い。黒塗りの馬車は、二頭立て。馬が二頭そこに居るのを想像してみる。ブルルルといなないて首を振る。馬車の優雅に見とれて暫し立ち止まる。地下駐車場に降り、車のイグニッションにキーを差し込んで回す。果たしてブルルルといなないてエンジンが回り出す。

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