PICTURE DIARY 2402MO2014

PD20140224s
朝から搬出。「8日間の天使」撤収作業。みるみるうちに絵が降ろされ、タペストリーが外され、ウインドウの絵や文字のフィルムが剥がされ、仮設壁が取り払われ、目標と焦点を失ったスポットライトが空っぽになった展覧会場をやぶにらむ。寂しい。僕たち二人でというのはもちろん、雪之丞さんにとっては初めての展覧会となった今回、パネルに書いた詩や、タペストリーの自筆サインが、次なる新しい境地への出立の印として捉えられるだろう。始めてみれば、何をやっているのだろうかと、目に止めた道行く人々にも温かく見ていただき、僕たちはもちろん、計画に携わったスタッフの皆にも好評で、会期が延長されるなど、昨年の夏に最初のミーティングをした時のことを思うと、星とハートの天使の巨大なイルミネーションで幕を開けた「アートの壁」プロジェクトの展開は、その都度軌道修正をし、行方を見定めながら、連鎖反応のように歩んで、ときには鞭をくれた馬のように遮二無二走って来た。このプロジェクトが、更なる発展を遂げることを祈願する。

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