PICTURE DIARY 2802SU2016
夕方になり、気分転換に外出する。青山骨董通りから少し奥に入った所でFOR、flowers of romanceのウェディングドレス展示会へ。岡野氏の、決して純白ではないオフホワイトのドレスの数々は、遊び心があり相変わらず […]
夕方になり、気分転換に外出する。青山骨董通りから少し奥に入った所でFOR、flowers of romanceのウェディングドレス展示会へ。岡野氏の、決して純白ではないオフホワイトのドレスの数々は、遊び心があり相変わらず […]
蒸しパンを作る。蒸しパンに、少しの天塩で茹でた小豆を入れて蒸しあんパンにする。その甘くない蒸しあんパンに少しの黒糖をふって食べる。胡麻油と醤油をつけるのもいい。
服は高級なものでなくていい。しかし、気の利いたもの、気の通うものでなくてはいけない。外気が衣服を通して肌から体内に浸透するように、人の有り様は肌から滲み、衣服を通して発散する力がある。服は媒体だ。自分に相応しい服を選び、 […]
絵を描きながら思うこと。描くということ以外に何も思わないこと。
朝起きると昨夜の「新世界」の余韻が残っている。それほど強力だったか、オバンドス、ミスキャバレッタ、小野瀬雅生、そしてペーソス。「新世界」という場所の履歴来歴、参加したメンバーのパーソナリティー、パーソナルヒストリーなどが […]
OBANDOS「新世界」ライブ。舞台上に強力な磁場が発生する。満員の客席にどのように伝わったか。捉え切れない。手作り楽器のバンドなので可愛い音楽かと思いました、と初めて見る人が言う。メンバーのラインナップからも優しく穏や […]
夕方から雨。間に合う、間に合わない。大切な心得。如何なる場合でも間に合うようにすること、間に合わせること。時間は言うに及ばず、佇まいとして、存在として。
日本橋室町で、絵付けされたセラミックナイフの展覧を見た。プロフェッショナルな仕事の集積がある。美しいものに接した高揚感が足取りを軽くする。奈良で骨董店を営む、若いが古くからの友人に会う。彼は以前、陶芸を勉強していたことが […]
午前中から雨になる。アトリエで絵を描くが少し光が足りない。かと言って灯りを点けるのは厭だ。灯りを点ける時間には絵を描いていたくはない。下描きから、背景をゆっくりと塗り重ねるところで止めにする。一休みして本棚を片付け始める […]
夕方のまだ早い時間、蕎麦屋の奥の席で、向かい合った二人の男が話している。小さな店なので、おまけに周りを気にする風でもないので丸聞こえだ。兄貴分と舎弟だが、兄貴分が諭している。「だいたいおめえは母親を大事にしねえ」、「少し […]
目黒雅敘園を最後に訪れたのは、新しい建物になる以前だったので、地下二階の駐車場に車を入れてエレベーターに乗り、一階で扉が開くと、ここは何処だ?と現実と過去の記憶の断崖に畏れにも似た戸惑いを覚える。アトリウムの中のカフェや […]
人は毎日同じではない。毎日変わる。一日として同じ日が無いように。コピーは存在しない。コピーというオリジナルがあるのみだ。
夕方、外出から戻ったスタッフが、ちょっと霰が降ったと言っていたが、暗くなって急に寒くなった。アトリエに籠っていると外の様子が分からない。籠るというのはそう言うこと。
小さな絵が二枚仕上がる。二枚は同じ構図で同じ色彩の双子の作品だが、対ではない。生まれたばかりの絵のそれぞれの旅の始まり。
昨日今日とかなり暖かい。アトリエの紅白の梅が揃って咲いたのは四日前。
昼過ぎまでみっちり絵を描いて、青山のアンティークマーケットへ。そこに僕を待つ物は無かった。待ち合わせたT氏とお茶。カセットテープの話題で盛り上がり、中目黒辺りに最近オープンしたというカセットテープを販売する店に行く。その […]
叔父に会いに行く。久し振りの世間話に花が咲く。叔父さんは、中国の古典、漢文学を専門にしている。市内の文化センターで講座を開いているが、受講するのは学校の先生を退職したような博学な人が多く、頻繁に旧家の蔵に眠る古文書などが […]
紀元節。神武天皇即位の日を定めた祝日。絵を描くが、数年間下描きしたまま眠らせていた二枚のキャンバスに、モチーフのラインを引き直して着彩を始める。今更ながらに線の作家なのだなと思う。気持ちがいい線の連続が好きだ。そしてその […]
毎日の雑多な仕事の合間を縫って絵を描く、という感じになっている。デザインの女神とアートの天使が微笑みをくれるのを良いことに、短く集中して、さっと離れる。しばらくしてまた飛び込む。この頃の作品製作のリズムは出入りの激しい取 […]
日本橋人形町の洋食屋、二階の座敷で昼食をとる。三人それぞれに弁当、カキフライ、グリルドチキンを頼む。食後に名物のプリンということになり、二人はコーヒー、僕は紅茶を注文しようと、中居を呼んで「コーヒー二つと紅茶一つ」と言う […]
アトリエの近所のマーケットが急に店仕舞いした。閉店セールなど、何の予告も無く、A4の閉店を知らせる挨拶の張り紙に、長らく世話になったこと、やむを得ない事情の有ることなどが記してあるが、それ以上の具体性は無い。近くて何かと […]
絵を描く。全霊を込める。僕に出来る一番のことをする。たった今の精一杯を手向ける以上に方はない。今日という日の大切。
昼までゆっくり過ごし、午後は日暮れまで絵を描く。
動くと新しいものが見える。見ているものの見え方が変わる。
立春。素晴らしい午後。渋谷のカフェでお茶の時間を過ごす。親しい友人の家に来たような雰囲気が心地良く、時を忘れさせ、日常からそっと連れ出す。久し振りに会う素敵な友人とのひととき。西陽に目を細めながらとりとめもなく話し、紅茶 […]
節分、豆まき。午前中に皆で。福茶をいただき豆を食べる。夜、サラーム海上氏の食事会へ。トルコ料理の数々。どれも美味しいものではあったが、乾燥して煉瓦のように固形にしたヨーグルトを、削って作るというスープが珍しくもあり、印象 […]
古い友人から、ROCK BARを始めると連絡が来た。長年の夢を実現した心意気に乾杯する。多分20代の知り合った頃から言っていたと思う。ついに。リクエストがあっても、自分の好きな曲しかかけないだろうな。ROCKな魂を持つ男 […]
さほど気温は低くないのに寒さを強く感じる日があるが、肩寄せ合って凌ぐような、人知れず大袈裟な今日はそんな日。本格的に展覧会の作品のための準備に入る。一日の仕事の流れの中で、絵を描くための、いつもよりさらにまとまった時間を […]
ナイスとアリスの兄妹はとても仲良しだ。ナイスは男の子らしく堂々としておおらか。アリスは女の子らしくおしゃまだ。捨てネコだった二匹は、お互いに助け合って生きて来た。それでも兄のナイスは母親の愛情を受けて育つ間があったのだろ […]
参道に七味屋が店を張っている。 小柄で痩せた、ツルッとした親爺が ガラスの入れ物の向こうにいる。 近付いて尋ねる。 「唐辛子は無しでどう?」 「唐辛子無しじゃ七味じゃねえなぁ」 「あんまり辛いのは止めておきたいんだけど」 […]
今夜は雪が降るという。午後はずっと雨が降り続いている。京都では提灯の展覧会が始まった。どうぞ素晴らしい会になりますようにと願う。京都では大きな展覧会を幾度かさせていただいたことがあるが、その都度、心に残る出来事や出会いが […]
デザインの仕事の流れが一段落。2月に入ると絵を描く毎日。一週間に3枚の予定で9週間。
エンジンが厭な振動をする。エンジンのマウントが劣化して要交換。ゴムというゴムが経年劣化。車の全体が弛んでいる様子。きびきびしない。こやつも冬眠か。
大阪梅田ロフト、ラジカセのコレクター松崎順一氏のナビゲートする「大ラジカセ展」への参加依頼。カセットテープが再認識されている昨今、80年代文化の残像、カセットマガジンTRAと共に。
寒さのせいか、とても眠くて予定していたことが進まない。冬眠に入る。
半分休み半分仕事。
午前中は心身共に休める。ゆっくりと食事を摂り、午後は提灯展の準備。
夜遅くまで仕事。不夜城と言う訳ではなく。
アトリエに籠る一日。もうすぐ京都で始まる「すずも提灯展」の準備に拍車。ここから新しいスタートになる。
今日はもう遅い。ぼんやりして頭も働かない。
ネコたちが屋根から落ちる雪の音に怯えている。雪とはどんなものか知らないからね。
夜来の雪が朝になり雨に変わりシャーベットになる。浄化の雪。降り積もる全てに祝福を与え清めるようだ。雪が降ると感じること。美しい結晶の、白くフワリと軽く柔らかく、デリケートな雪が汚れていく。この世界の隅々の微かな不浄を清め […]
今日は観音菩薩にご挨拶する。観音菩薩と勢至菩薩、阿弥陀仏を助け、両隣に居る。片や求める者の心に応じ、自在に変化する。片や知恵の光で無上の力を得させる。そのような関係は三位一体となり、入れ代わり立ち代わり、くるくると巡るよ […]
肝とかポイントとか軸とか、外したくない。外したらどうする。外れるからには、収まる場所がある。基本を見定め、慌てず手当てする。
籠りがちな仕事なので、太陽を浴び、人に会いに街へ出る。日向を選んで歩く。
世田谷の一画に、自身で町を作る知人がいる。住みたくないものは造らない。樹齢150年は経つであろう大木が何本も、モダンな建物の中を貫通して伸びやかに生きている。一帯は大まかに三つのエリアに分かれて、それぞれが特徴的な建築群 […]
打ち合わせで水戸へ行く。首都高で事故と故障車、途中のパーキングエリアで予定していた昼食を摂りそこねる。到着し、近所でおにぎりを買い頬張る。おにぎりを食べる姿に、おにぎりが似合わないと笑われる。
生き物には魂が宿り、存在を示す印が両の眼から迸り出ている。眉間を中心に鼻や口元に、高貴な野生が貌となり息衝き、要求を顕す小さな声を発し、聞く。今その時生きる時。今その時生かす時。
David Bowieが宇宙になった。ただ感謝あるのみ。この星に残された者が受け継ぐ。
倉庫に移動する予定で星のアトリエに保管してある作品の中で、梱包が静電防止されていない数点の作品を静電防止素材に包み替える。ビニール系の素材などを不用意に使用すると、細かい塵が付着し、さらに湿気と乾燥に晒されると取り返しの […]