PICTURE DIARY 2405WE2023
進む人、後を濁すことのないように。
進む人、後を濁すことのないように。
運転免許の更新。車の運転は、唯一と言っていい趣味なので、慎重に大切に。
毎年受け持つ美術学校の授業。学生たちの個性や傾向の違いと流行の捉え方、表現の変化がまちまちで面白く、楽しみだ。思うがままに、素直が一番だと天使が囁く。
展覧会千秋楽。素敵な方々来てくださる。今更ながらに成長を感じる。三歩進んで二歩退るような。
サボテンを外に出したら、通りがかりの子供が、あ!サボテンだ!と紅潮した顔で大声をあげる。自分には見慣れた存在だが、初めて見る者は驚く。サボテンまた背が伸びた。
代官山ヒルサイドテラスで結城紬、奥順の展示会。織地の設計と専用の方眼の緻密さに言葉を無くす。神宮前でF.O.R.とla fleurの展示会。服を全てターコイズグリーンの箱に入れ、展示方法のお定まりを軽妙に転換。弛みのない […]
口にした言葉を反芻してみると、説教臭くもあり、自戒的でもあり、吐く言葉にはことさら氣配りと配慮が必要だと、噛み砕き、呑み込み、喰い散らかす。
氣温が高い。真夏日の所もある。凡ては相対的な現象かと思う。同じ場所に、同時に2つの物質は存在しないように。浅はかな欲は禁物。
プロセスはいつも不完全で隙だらけなものだ。完成を想像し到達を目指す。プロセスのチャーミングや微笑みを喜びとし、楽しみとして。それこそが浮世。
空高く、遠見がきく景色。それだけで生き方が変わる。
虚数=i。美の本質。
詩の心、海越え、山越え、野を、季節を駆けめぐり、ほとばしる。
薔薇美しい。
以前から氣になっていた、しじみラーメンの店に入る。しじみラーメン鶏チャーシュー丼セット。しじみ、鶏、葱の取り合わせに大満足。
やはり素直が一番。
分岐点や節目というものは、大なり小なり毎日のようにある。今この世の中や人々に、巨大なものが広がっている。複雑だが辿れる道はひとつ。
COSMYTH6展搬入設営。皆の力で予定通り。あの頃、彼女は18で、彼は19だった。
一日雨。雨弱まらず。雨中、車に作品の積込。濡れないように。雨の日の搬入は困る。作業しながら、雨に濡れて完成する作品の製作を考えている自分に苦笑い。
青いベールの向こうには星がある。夜になり、黒いベールに小さな孔を開けたように星がまたたく。神々とて、孔があれば覗いて見たくなる。
タルトメッセのゴルゴンゾーラと玄米味噌のタルト、こどもの日に大人の美味。今も、そしてかつてこどもだった大人たちに。
蝋をひき、引戸がスルスル滑るようになるのは氣持ち良い。ちょっとしたことを、なかなかしないでいる。
陽の当たる場所。皆集まる。
瞳を開いていても閉じていても、見えないものは多い。光を感じる心とは。
やはり、当たり前は当たり前ではない。今まで当たり前だと思っていた事を、もう一度考え直してみる。
蔦薔薇が二輪咲く。密やかであり、誇らしげであり、たおやかである。
それとは知らずに旅して来た。幾つもの無関係と思える出来事が結び付いて、行く手を明るくする。いつものように自然な成り行きに委ねる。