PICTURE DIARY 3010TU2018

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庭の柚子の木に既に色付いた実が鈴生り。厚手の手袋をして、棘から手を守りながら収穫する。柑橘の酸味と香りのなかでも柚子が好きで何にでも搾り掛ける。板谷波山記念館で「ふるさとへの贈り物」展を観る。亡き神林夫妻の40年に渡る波山コレクションが、ご夫妻の希望により全44点、波山の故郷下館に寄贈されたお披露目の展覧会。神林夫人の茶道具としての使用を念頭に収集された陶芸作品の数々は、明確な意図で統一されている。陶聖波山の真っ直ぐな洒落の趣や、京友禅の考え方や技法を陶芸に取り入れるアイデアなど、多岐に渡る興味や知識を昇華したプロセスを感じることが出来る、意義深い展覧だ。

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