PICTURE DIARY 2908WE2012


夕焼けが美しく短時間のうちに空の青と雲の橙色から橙桃色に移って、夕陽のやんわりと射る光が逸れて軽い灰色になり、やがて夜空の闇にうっすらと混じり込み夜の黒になる。東に満月に近い月がおぼろに輝いているのに気付く。あそこまで行って帰って来た人が10人いる。人類の一番長い距離の旅だろう。この、どれだけ広いかもわからない、だれもまだ知らない宇宙のどこかに、この星、地球と同じような仕組みかもしれないし、まったく想像もつかないような思考の形態や生命の仕組みを持つ生命体が、ぼくらには考えも及ばないような意志を持って存在しているのだろうと思う。ぼくら人類が考え、想像するありとあらゆることはこの宇宙のどこかに存在する。おそらくは。ぼくらは、存在しないはずのことを考えつくことは出来ない。多分。知っているから考え思い付くことが出来る。いつも思うのだ、ぼくらは、あらゆることをただただ思い出しているのに過ぎないのだと。なので楽しいことを考えて生きよう。

Leave a Reply