PICTURE DIARY 2804SU2013

PD20130428s
アイデアがたくさん出て、しかもまとまりのある日。遅い昼食後のお茶のひとときに湧き出る。スケッチとして、短い文章として書き留める。たまにアイデアやインスピレーションはどこから来るのかという質問を受ける。その度にどこから来るのか暫し考える。同じ質問を度々受けるのだから答えは決まっているはずなのだが、その度に一瞬考える。しかし、そんな同様の質問をくれる方々のお陰で、その一瞬にアイデアやインスピレーションがぽっかり顔を出したり、発展する起点になることがしばしばある。あるいは、本を読んだり、音楽を聴いたり、景色や造形物を見たり、ソファに座り、横になり、ぼんやりしている時のように。お茶の湯気の中に、煙草の煙の向こうに、ありとあらゆる存在と、自分自身との和みの中やその周辺に、やんわりと見出だす時のように、そして何よりも未来の思い出の中に。人は未来を思い出すことが出来る。そして、アイデアやインスピレーションはどこから、どんな時にやって来るのかと訊ねる人がいなければ、そんな当たり前のことに注意をはらうこ
ともない。忘れていることを思い出しているに過ぎないのだから。全ては未来からやって来る。

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