PICTURE DIARY 2710TH2016

pd20161027s
家の前で散歩途中の顔を見知った近所の老婦人に行き逢う。天気の話などする。そこに、犬と散歩の見知らぬ親爺に行き逢うが、老婦人とは顔見知りで、犬も歳をとると人間と同じだなど話し始める。消化吸収が出来なくて痩せるのだと犬を見やる。犬は大人しく、よく躾られて、老婦人と親爺と僕をそれとなく見上げる。小さなコリーのような老犬に、面白いことが出来るんだぞ、さ、見せるか、と親爺が言うと、鼻先に指を一本出す。ワン!、二本出す。ワン!ワン!、三本出す。ワン!ワン!ワン!。小さなコリーのゴローは少しむせながら吠える。いい子だー!と言って親爺が頭をくしゃくしゃに撫でる。僕もしゃがんでゴローの頭をそっと撫でる。夕暮れ。

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