PICTURE DIARY 2006TU2012


そのようなわけで台風一過ではあるがカラリと晴れず、雨こそしとしととは降らねども、梅雨空に空気は湿気を多く含んで重く蒸し暑く感じる。子供の頃、台風一過は台風一家だと思っていた。台風の家族が大暴れしてどこかに去って行く様子を想像した。行ってしまって良かったね、と安心して晴れ晴れした気持ちを表す青い空を見上げるイメージ。ゆっくり歩こう。公園にはいつもと少しだけ違う景色がある。散歩道には木の葉や小枝がいつもより多く、昨夜の風雨の激しさを残して生々しい。「公園のハトにエサをやらないでください。」公園に立て看板がある。ハトは世界中の公園に居る。愛と平和の象徴としてピースマークの足跡を残して歩く。旅行鳩。かつて北アメリカに分布し、渡りの季節になると何日も切れ目の無い大群が大空を覆い、太陽を遮って暗くなる程だったと言う。食用に乱獲されて、1914年にマーサと名付けられた最後の一羽がシンシナティの動物園で死亡し、絶滅してしまった。群れで移動するために、捕獲が容易で、減少に気付いた時にはすでに遅く、繁殖力の弱さもあって1900年頃には野生の旅行鳩はいなくなってしまったのだそうだ。日本にもカラスバトと言う全身黒色の鳩がいる。天然記念物となっているが、仲間のリュウキュウカラスバトはすでに絶滅している。「公園のハトにエサをやらないでください。」か。

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