PICTURE DIARY 1712MO2012


昨夜は先のポリーニの演奏会を収録した放送が深夜にあり、眠りの中で観て聴いた。昨日、一昨日のイベントでは多くの人に出会い、多くの話を聞き、多くの絵を描いた。そのような珠玉の時は紡がれて流れ行きて、彼方へ彼方へ。そうしてぐるりと眼前へ戻り来て、気が付くと全く違うような形になって戻って来るものだなと感嘆する。変化する、変化させる、そんな潮だ。アトリエのこと、仕事のこと、デザインのこと、アートのこと、居のこと、場のこと、海の向こうのこと、日本のこと、この地のこと。綺麗ごとではないし、綺麗ごとでは済まない、と言う。しかし、本当の美や綺麗を感じず、知らずして何をか言わんや。この星や宇宙は、何も無くて美しく、見る人がいなくても美しい。ぼくらのような人間がこの星や宇宙にいて美しいものを見ることや知ることが出来るのに、その人々の造り出すものが美しくないとすれば、その存在の本質を問うべき。

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