PICTURE DIARY 1502FR2013
ロシアに大きな隕石が落下して、多くの人々が負傷した、とのニュースがある。現地時間午前9時20分、日本時間12時20分。映像を見ると、爆発して目も眩む巨大な光球となり、青空に太い煙の尾を引いて横断し、大きな爆発音もたてている。報道では直径10メートルと言われているが、こういった特殊な出来事の場合、大体最初は控え目な発表がなされて、人々の興味が薄れるのに反比例するように、とんでもなく大きく、新たな事実が分かるものだ。隕石の落下によって人々に怪我などの被害が出るのは稀だと言うが、大気圏への突入の角度や隕石の大きさなどが、結果に大きな違いをもたらすのだろう。子供の頃、自宅の庭で夕方の空を見上げていたら、西の空の彼方から東の空の果てまで、煙の軌跡を残しながら巨大な火の玉が横切るのを見たことがある。夢か幻のように唖然と見送った。次の日、学校で話題になるかと思ったがそんな話を持ち出す友達はいなかったので、火の玉を見たことは黙っていた。毎日たくさんの隕石が地球に降り注いでいる。ほとんどは大気にぶつかって燃え尽き、流れ星になる。太古から毎日毎日。