PICTURE DIARY 1210SA2013

PD20131012s
U氏のところで世間話をしながら、かけている音楽が良い感じの男性の歌声なのは最初から気にはなっていたのだが、突然ギターソロのような、そうでないような音のエキセントリックな雰囲気に気を引かれて、これはやはりギターの音なのだろうかと不思議に思いながら、とうとう今かかっている音楽は?と訊ねた。すると空かさずジェフ・バックリーだと教えてくれた。語るところによると、U氏はジェフ・ベックの大ファンで、CDショップへ行くとCDの棚のジェフ・ベックの前が常にジェフ・バックリーで、いつも気にはなっていたのだそうだ。何となくお気に入りのミュージシャンの前方にCDのスペースがあるので、気にはなっているとは言っても、本当は少しだけ邪魔かな、と感じていたらしい。ジェフ・バックリーと言う、ジェフ・ベックに名前の近いミュージシャンである、と言う以上に知識があるわけでも興味があるわけでもないのだったが、ある日、ジェフ・ベックを何枚か購入した際に、あろうことか間違えてジェフ・バックリーを1枚買ってしまったそうなのだ。返却もままならず、そのアルバムを聴いてみたところが、とても素晴らしく、さらにはジェフ・ベックもジェフ・バックリーの曲をカバーして自身のアルバムに収録しているのを知り、今日ではきちんと向き合って聴くようになったとか。出会いとは、と言う話し。

Leave a Reply