PICTURE DIARY 1107WE2012
昨夜、会食でほんの少しだけだが久し振りに酒を呑んだので、朝起きるのが大変だった。二日酔いでは無いけれど、怠い感じ。こんな怠いような日に、カンカン照りの太陽にジリジリ焼かれながら、一番濃い青色のレンズのサングラスをして歩くと、景色が水中を歩くようにユラユラフワフワして気持ちが良い。手紙をひとつ書いて郵便ポストへ出しに行く。我が家の家系は酒に強くはなく、アルコールを分解するのが大変だ。以前には無茶な飲み方をしたこともあったが、今はその理由もなく、先日のワインのテイスティングの時のように、口に含んで香りと味を楽しみ、吐き出す飲み方は面白いなと思う。ローマ人の饗宴では、腹一杯になったものを吐き出し、さらに新しい料理を食べたものらしい。さすがにそれはと思うが、味覚と臭覚、さらに歯ごたえ、のど越しという点で身体で感じて記憶に留めたい欲求がある。太古より人は餓えるのが恐い。その恐いという思いが文明を進化させて芸術を生んだのか。恐怖と背中合わせの妙なる喜びのために。
一昨年8月の熊谷で,サングラスをかけていると目がだまされるせいか,感じる暑さが和らぐ経験をしました。でも,それはそれで危険なことかもしれませんね。