PICTURE DIARY 1003SA2012


雨が降り寒い。外に出ず。運動しないので余計に寒く感じる。絵を描くための資料を物色。コラージュと簡単なドローイングを3点程描く。吉田秀和氏の”永遠の故郷”4部作を読了する。吉田氏の”名曲の楽しみ”は愛聴して久しいが、改めてクラシック音楽の楽しみ、面白さに夢中になり、心が洗われるようで和む。もう一度ゆっくりと読みながら今まで聴いたことのない、あるいは聴き流していた気になる曲を抜き書きして聴いてみようと思う。音楽の愉しみの思いがけない角度と深さを知って重く軽く、新たな視点で接したいという気持ちが生まれている。音楽の美しさと楽譜の美しい様子、その関係や、美に対する気遣いは興味深い。美しい音楽は、見た目にも美しい。そうあるべきだと考える作曲者。それを見て感じて、静かに感嘆するライバル。谷崎潤一郎の小説や文章を書くにあたってのエピソードを思い出す。谷崎は美しい言葉の美しい配列を気遣った小説家として知られている。自身の書いた文章を声に出して読む、つまり音読して美しいものであるかどうか確かめていたという。文章、小説、を詠ずる。それは歌だ。美しい言葉が美しく連なり、文字がメロディーを生んだ。そんな風に絵を描きたいと思う。

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