PICTURE DIARY 0801SA2016

PD20160108s
ハープ奏者、グザヴィエ・ドゥ・メストレのソロコンサート。紀尾井ホール。黒いシャツに黒いパンツ、均整のとれた体つきで颯爽とステージに現れる姿はロックミュージシャン。明るいステージの中央に、展覧会のオブジェ然として置かれた、ライオン&ヒーリーのハープを右肩に委ね、演奏は滑らかで力強く、魔法をかけるかのように弦を弾く撫でる摩る。音色の幅広さに驚く。スメタナの「わが祖国」よりモルダウには圧倒される。昨日、Bowieの新曲「★」を聴いたが、普遍性を含んだ到達点の同時性を感じる。Bowieの新譜はJAZZの要素が基調だが、両者の音楽には、時間や時代や音楽ジャンルを超えた個人の歴史、これまでの人生そのものといった印象を持つ。古来、神話の時代から現代までの圧縮がある。

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