PICTURE DIARY 0607SA2013
ダイダラボウ。日本の各地に残る民話の主人公。ダイダラボッチ、ダイランボウ、デイランボウ、デエダラボッチなど、地方によって呼び名が少しずつ異なるが、柳田國男氏によると、語源として「大人/おおひと」を意味する「大太郎」に法師を加えた「大太郎法師」が「ダイダラボウ」となり、それは一寸法師の反対の意味だと記している。ダイダラボウは日本の巨人伝説で、こちらは巨人ではないのだが、その名前はギリシャ神話のイカロスの父である迷宮ラビュリントスやイカロスのための翼を作った名工、「ダイダロス」と似ている。必ず巨人が出て来たり、何となく名前が似ていたり、世界各地に共通性を持つ神話や伝説が多くあると思う。