PICTURE DIARY 0306SU2012


資料の整理をする。済んだ仕事のファイル、現在進行形の仕事ファイル、スケッチのファイル、アイデアのファイル、スクラップのファイル、DMと手紙のファイル、休眠中の仕事のファイル、取って置く物、捨て去るべき物、どうでもよい物。スケッチには色々な種類があって、ほとんどが絵やデザインのためのモチーフや構図の、あるいは素材の組み合わせ、それに空想や想像上の諸々がランダムに詰まっている。それらをテーマとカテゴリーに沿って集め、分類する。中でも注目は電話をしながらメモ用紙に描くいたずら描き。それは自動的に手が動くものなので、何をも意味しない絵だ。抽象を描こうとさえしない抽象だ。この自動筆記を自由自在に自分のものにしたいと思うが、自在に自分のものにするという抽象であれば、それはそれでも抽象ではあろうが、面白くはない。主体が他に有り、絵と画面に対して何も意識することの無い絵を描く、それがとても面白いことだと思う。日曜日には、世界中の仕事が活発に動かない分だけ自分自身に集中しやすく、外部からの情報や力が及ばずに加わらない分だけ、内圧が適度に高まり気持ちよい。そしてのんびりと発見する。

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