PICTURE DIARY 0201MO2017
昨日はゆっくり休み、今日からは仕事。少しずつ。じっとしていると、次々に思い付くことがあるので、メモやスケッチをしているうちにいつの間にか没頭している風。太陽の光を浴びながら、ただひたすらに感謝する。この宇宙にいること。
昨日はゆっくり休み、今日からは仕事。少しずつ。じっとしていると、次々に思い付くことがあるので、メモやスケッチをしているうちにいつの間にか没頭している風。太陽の光を浴びながら、ただひたすらに感謝する。この宇宙にいること。
ウィーンフィル、ニューイヤーコンサート。グスターボ・ドゥダメル指揮。35才の若き指揮者の切れ味が鋭く、リズム感が独特でよい。ラテンの血かなと思う。楽団員の服をビビアン・ウエストウッドがデザインして、ノーブルな英国流テイラードの確かさに、パンクのテイストが潜んでいるのかと思うと、時代の流れを感じる。マリア・テレジア生誕300年、シュトラウスが「美しく青きドナウ」を作曲して150年、グスターボ・ドゥダメルの、クラシック界でのポジションを示唆しているということなのかどうなのか。いずれにせよ、流れや動きがあることは確か。
やっとヘアカットへ。今年最後の客となる。僕の前の客はギタリスト、吉川忠英さん、ご挨拶をする。短い邂逅の間に、来年にでも何か一緒に出来たらいいね、という話になり、そうなれば素晴らしいこと。PIPPALAの内田さんに感謝をする。
デザイン仕事納め。今年もご活躍様でした。
門の潜り戸の修繕出来る。杉板の香りが良い。腕の立つ棟梁の真骨頂を見る。
神社に大祓の人形を頂きに出る。朝から星のアトリエ大掃除、分担し皆ですると楽しい。夕刻、皆で行き付けの小さな中華料理店で食事。何でも旨いし気取りなく好きな店、雑然としながら余計な感じが極力ない。もちろんお洒落のかけらも見当たらない。夜になりsmell barへ。来年1月にDJをする約束、助手Aと遊びに行く。さあてここでどんな曲をかけようか。
朝から体を整える。各方面への連絡業務。夕方、やっと最終日の大ラジカセ展へ。渋滞もあり閉館の6時までに着かず、無理を言ってそっと見せてもらう。
Red Guitar展撤収搬出する。住み慣れた部屋を引っ越しするような気持ち。名残惜しい。また今度近いうちにね、と言い残して。
午前中、松見坂のテルチへ。プライベートバザー、逸品が並ぶ。昼過ぎ、三宿のSunday Cycleでミーティング。そのままB GALLERYへ終了時刻まで。Red Guitar展楽日、多くの人々が駆け込んでみえる、ありがとう。メリークリスマス。
しりあがり寿さん展覧会場に来る。回転展も好評で忙しく、ご本人も大回転。
昼、品川のコンサート会場にPhoto Suiteをお届け。そのままB GALLERYへ。中抜けして大切な友の見舞いに行く。語らいながらダイナミックな夕焼けの空を見る。ギャラリーに戻り、来場のお客様方をお迎えする。偶然来て展覧会を知る人も多く、それぞれの中にそれぞれのGontiti、それぞれのMic*Itayaが居るを知る。
明日のクリスマスコンサートのために、時間ギリギリでデザインした溝口 肇氏のポラロイド写真集「Photo Suite」出来上がる。とにかく写真が素晴らしく、多くの人に見て欲しいと思う。チェロの演奏は言うまでもないがカメラの演奏も凄い。
長くあたためて検討を重ねたアイデアがやっと外に出ようとしている。頭の中をそっと漂っていた船が寄港地を見つけて積み荷を下ろし始める。
ここのところの数年、自分の内側で縄文と平安が鍵になっている。その理由を探して。
今日のハイライトは、ラジオのクラシック番組で、ふかわりょうと遠藤真理の共演が放送されたこと。遠藤真理さんはクラシックのチェリスト、ふかわりょうさんはタレントでピアノを弾く。クラシック番組の司会が縁で、今年惜しくも亡くなられたピアニスト中村紘子さんと共演もしている。番組では僕も好きな「鏡の中の鏡」を演奏したが、上手い下手ではなく、気持ちの有る無しが伝わり、真摯で気持ちの清々しい演奏を聴くことが出来た。音楽の素晴らしさ。
Red Guitar展、午後にはB GALLERYに。入れ替わり立ち替わり多くの人が来てくれる。朝倉世界一氏は気配を消して現れ、いつの間にか会場に居るので、おっ!と思った。忙しいなか足を運んでいただいてかたじけない。希望のお客には、デザイン作品の説明をする。古くからのファンが多く、話が弾む。
少し遅くもなり、時間も短かったがB GALLERYへ。会期が延長になり嬉しい。その分、動かぬ元々の予定があり、なかなかギャラリーへは行けない。そんななか、近いこともあり伊勢丹新宿のアートギャラリーで開催中のしりあがり寿「ゆる和」展を見に行く。しりさんの、ひしゃげたぐい飲みを「最初から酔っ払ったぐい飲み」と題して展示販売しているセンスが好き。
四方さんと会う。ミーティングの後、少し時間があるので四方さんを誘い一緒にVACANTへ。eriさんのTOWA CERAMICS立ち上げとLips Mugの発表レセプションに。Mugを見て、四方さんは実物の唇のほうがいいと感想を述べた。あらゆる点でキュートで可愛いクチビルのマグカップ。こういう存在は好きだ。
門の潜り戸の修繕について話す。西陽の当たる場所だからか木が乾いて反り返る。もう何十年も経つので無理からぬこと。門の全体に手を入れないといけないのだが、それでは懐が苦しい。家の門は大事なのでさっさと綺麗にしたいのだが。
ギャラリーに行きかけたが、仕事に十重二十重にからめ捕らわれ、行くことは出来ない。今日明日はギャラリーを留守にする。
コクリコ来る。福生時代の姉さん。今も変わらずにこやかで優しい。時間は経つものだが、時間というものは関係がないと知る。
茨城新聞平成28年6月27日30日/記事 m*
ちょっと一息つきたいところだがそうもいかず。昨夜くるくる素早く動き回って勢い余り、左足の小指を開いたドアにしたたか打ちつけた。あいたたた。骨折したかと思ったがつながっていて良かった。今日は歩くと痛い。余計なエネルギーが噴き出した。これもまた気持ちを集中した時によく起きること。どうどうどうどう、落ち着いて。
Red Guitarライブペインティングイベント。dip in the poolの二人と。演奏の素晴らしさに描くのを忘れてしまいそう。
自転車でギャラリーへ。風が冷たく、耳や頭が痛くなるほど。途中、蕎麦屋で暖まる。ギャラリーには多くの来廊者。賑わう。夜、サントリーホールでイーヴォ・ポゴレリッチのピアノリサイタル。どの曲も素晴らしい解釈。アンコールのシベリウス素晴らしい。
Red Guitar展、福生のみみさん来る。ボニーとゆうこさん待ち合わせて。美大時代の4年近くと卒業後の2年余り暮らした福生の近況などを聞く。ハウスはだいぶ少なくなり、ボロン亭は焼きうどんごとなくなった、駅前の肉屋は1年前にコロッケごと消えた。共に多くの時を過ごしたコクリコは元気で、カフェ、アルルカンを切り盛りしているという。福生我が町。
再来年の展覧会の顔合わせミーティング。
短時間だが絵に集中する。
だいぶ風強い。自転車でギャラリーまで行くが、向かい風は気持ちが演歌風になる。星のアトリエから40分、あまりにも長く急な坂は押して歩く、無理しない。立ちこぎのシングルスピード。
暖かい。今日はギャラリーに行く時間なく、グループ展に出すF10号作品2点のためのスケッチ描く。抽象に向かう削ぎ落とした風。新しいタッチ。
午前中からB GALLERYへ。写真家の半澤克夫さんご夫妻、同じく写真家の平間至さん父娘来てくださる。ギャラリー賑わう。オープニングに奥様と顔を見せてくださった与田浩志さん、みな尊敬する写真家。
Red Guitarイベント第2回、Gontiti第3の男、佐脇章三氏、谷口純弘氏とトークライブ。1時間の予定が2時間になる。Gontitiの松村さん三上さんの出会いから、マネージメントをするようになるというくだりまで1時間半。佐脇さんの話が面白くてもっぱら聞き役。2人が共通の知り合いだった植木職人の引き合わせで出会い、その時いきなり初めて演奏したのがMy Favorite Thingsで、それが素晴らしい演奏で、居合わせた人々がびっくりしたという。その曲は今でもコンサートプログラムに入っている。本当に人生とは出会いですね。
人と人とが出会う。絵を描く、音楽を奏でる、料理を味わう、分け隔てなく楽しいこと。苦しみや悲しみも楽しい気持ちに変える力、それが美の持つ力、芸術の役割。喜びを持ち生きること、それが創造の礎、人の役割。
雨上がりの風景は、山の端や雲がくっきりと湿って、濡れた墨絵のように見えている。濡れて滲む前の乾いた水彩画が、運転席の窓から後ろに飛ぶように過ぎる。そのような時は短く、風や気温、太陽の位置や光の変化で、すぐに薄く煙るような景色が辺りを支配して、全てがうつつ、幻のように、何事も無かったかの如く平凡に黙りこくる。一本道を行く。
星のアトリエで大ラジカセ展にTRAの貸し出し。BEAMSの内覧会、BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA Women’sの確認。バンダナハンカチが良い出来で嬉しい。B Gallery、Red Guitar展会場へ。Red Guitarポスターなどにサインする。
B Gallery、グラフィックデザイナー駿東さん、つちやさん、フォトグラファー原さん、富田さん、旧友、博多のオカハチとお嬢さん来る。夜は能講座に参加。シテ佐々木多門さんのセミナー。能装束を羽織らせていただく。自然に身体が能の世界に身構え、馴染もうとする動き。能舞台の松竹梅、松は老松、曲線の老い。竹は直線で若さを表す。共に常緑。さて、梅は演者であり花である。松は神様が降りて来る唯一の木である。鏡板に描かれた松は写っている松。舞台は神様が見ている。いかに溢れさせるか、いかに緊張を持たせるか。省略と省略しないこと。
3時過ぎにギャラリーへ。やっと少し落ち着いた感じがする。溜まっている仕事を手際良く片付ける
チェリスト溝口肇さんとトークとライブ、そしてライブペインティング。Red Guitar展に因んで赤いギターを描いたが、途中から赤いチェロに描きかえる。1時間はあっという間。数点描いた絵のうちの2点を会場に飾る。Red Cello、White Bird。音楽と絵画の彼方からここに。
Red Guitar初日。改めて展覧作品を見ると、Gontitiの音楽の世界と視覚的な表現が、独特な距離感で連なっている。当時は見えなかった鳥瞰図がそこにある。アコースティック、エレクトリック、アナログ、デジタル。手仕事の重みと軽やかさが音質と魂を誘う。音質と魂に誘われて仕事をする。
連日ご好評いただいている
「RED GUITAR/MIC*ITAYA & GONTITI TOKYO MIX」が
クリスマスの12月25日、日曜日まで会期延長となりました!
http://www.beams.co.jp/blog/bgallery/2011/
会期延長にあわせ、以下の日時でMIC*ITAYAがB GALLERYに在廊します。
★日時:12月18日 日曜日14:00-18:00
★日時:12月25日 日曜日14:00-20:00
在廊中、会場で販売している作品や「本展サイン入りポスター 1,080税込」をご購入のお客様には、MIC*ITAYAが、ご希望に応じてお名前や簡単なイラストレーションなどを描きます。
本展で展示しているGONTITIとのアートワークについての秘話?をはじめ、その他にもいろいろな裏話?が聞けるチャンスです!ぜひこの機会にお誘いあわせの上、ご来場ください。お待ちしています。
Red Guitarオープニングレセプション。ありがとう。
雪の降る中搬入設営。浄めの雪、作品を清々しくする。Red Guitar And White Snow。
二の酉。夕方、近くの神社へ行く。沿道に出店が並ぶ中の一軒に白蛇がいた。「見て行ってねー!縁起物だよー!」、「Japanese lucky item!」と僕を見ていう。白蛇は美しく、可愛い目と表情がある。
やっと眼鏡をあつらえに行くが、持って帰って来たとたんに鼻の上の目と目の間でポッキリ折れる。エスパー。気が高まっていると、信じられないようなことが起こりがち。
人は食べるもので出来ている。人の心や魂は、使う言葉で成り立つ部分が少なくない。考える時には言葉を使う。より純粋に、考えることなく感じることで、心や魂をはたらかせること。
陽に当たっている時の動物の顔は幸せそうで、太陽の光の中にお母さんが居るように感じているのかな。
夜来の雨も止み、昼過ぎに額が届くとすぐに作品の額装。埃を嫌い手際よく。
TAKEO KIKUCHIの店のカフェでパンを買う。そこで知り合いの女性アーティストに邂逅し、ライブペインティングの話をする。緊張こそがパブリックな喜び。
Red Guitar展覧会の準備作業。一番新しい作品はライブで描く。
マッターホルンでリーフパイを買う。リーフパイ好きにはたまらない美味しさ。木村氏はリーフパイが大好き。甲田さんはクイズ番組が大好き。作業をしているとそんな他愛ない世間話に気持ちが弾む。夜になって昨日の残りの作業をする。