日曜日。明日締め切りの絵を仕上げる。買い物がてらの散歩をする。本屋に寄って棚を見回し、目に付いた本を手に取り、適当なページを開いて少し見る、占いのように。元の場所に丁寧に戻す。商店街や住宅地の路地を歩いていると、右側と左側の景色や醸し出す雰囲気が著しく違う場所がある。土地の持つ相というのか力というのか、何やらはっきりとはしないまでも、過ぎ去った時を物語っているようだ。何を建てても作っても、そんな場所には何かしらの面影を感じる。
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