PICTURE DIARY 2912SA2012
額装作品のメンテナンス。星のアトリエに置いてある10数点のガラス磨きなど。内側外側を手入れするが、フローティングの額装をした油彩画の額内部の下の辺りに黒かびが出ている。内装を張り替えなければいけない。湿気とカビを防ぐのは難しい。キャンバスにアクリル絵具の作品「つばさのていれ」と言うF30号の三枚続きの作品がある。これは意図的に作品表面のカビを成長させたものだ。アクリル絵具の水色系にはカビの出やすい性質のものがあり、容器に絵具を調色し、カビの出やすい環境を選んで適当な期間放置しておくと、表面に白カビが発生する。その絵具を使用して描いた、幼い天使のつばさを手入れする二人の女神を描いた絵は、水色の背景の部分に白カビが見事な文様を成長させ続けている。倉庫の奥に隔離しているが、今頃はどのような画相を見せているだろうか。