7月 2012

PICTURE DIARY 2107SA2012

ブルーベリーを食べると本当に眼がすっきりとする。眼をたくさん使う毎日なのでとても助かる。物や風景を漠然と見ていることも多いが、物や風景の細部に渡り、じっくりと、あるいは瞬間的に凝視することのほうが多いと思う。五感で感じた […]

PICTURE DIARY 2007FR2012

鳥の声とピアノ、フルートが混ざりあい、良い音楽になって聞こえる。急に寒くなって吐く息が白くなるほど、濃い霧の立ち込めるレストランのテラスでは、数人の男女に連れられ、ベビーカーに乗せられた数匹の犬たちがご主人たちと一緒にラ […]

PICTURE DIARY 1907TH2012

川の水が流れるのを見ていると、川の水が流れているのではなくて、それを見ているぼくが流れて行くことに気が付く。静寂の支配する森の奥の川のほとりで、吹く風は凪、時折蝶がひらひらと視界の中を不規則な軌道で横切って行くのみ。しか […]

PICTURE DIARY 1807WE2012

ホトトギスの啼く声で目覚める。昨年も一昨年も同じホトトギスなのか、啼く声が一緒だ。同じように聞こえる。ぼくがホトトギスのことを余りにも知らないのだが、最初にその声を聞いた時には若いホトトギスなので、上手に啼けるように練習 […]

NEWS-Mic*Itaya Mirrors銀座三越2

Mic*Itaya Mirrorsからのお知らせです。 銀座三越地下1階Gスペース 銀座土産コスメフェアでのイベントショップは 明日7月31日火曜日までとなりました。 銀座三越限定のHEART LIONをデザインした手鏡 […]

CURONECOMIC 74

PICTURE DIARY 1707TU2012

朝、敬愛する知人からジャン・コクトーの映像作品”la villa santo sospier”が届く。高速道路を走る。森へ行く。渓流で涼み、木漏れ日が起伏のある流れの表面を輝かせ、岩の上で、川面の […]

PICTURE DIARY 1607MO2012

東京の空は高く青い。通りかかった公園のプールでは子供たちが歓声をあげながら水と遊んでいる。太陽に焼かれて滴る汗のなんと新鮮なこと。まぶたを閉じて太陽の方向を見ると赤い。光を通したまぶたの色。その赤は、何とも言えない赤だ。 […]

PICTURE DIARY 1507SU2012

こんなに天気の良い日なのに一歩も外に出ないなんて、勿体無いなとも思う。元来ぼんやり、のんびりとした性格ではあるが、一週間のうちに一日は本気でぼんやりとして、のんびりと過ごす日が必要だ。塀から顔を出し、風にそよぐ笹の葉をじ […]

PICTURE DIARY 1407SA2012

フランスの革命記念日。1789年のバスティーユ襲撃を記念し、7月14日を祝う。ルネ・クレールの1932年の映画「7月14日」を「巴里祭」と邦訳した結果、日本では7月14日をパリ祭と言うようになったらしい。夕方、百貨店に文 […]

NEWS-Mic*Itaya Mirrors銀座三越

暑かったり急に寒かったり、調節が大変な今日この頃ですね。 皆様おかわりなく、お元気でいらっしゃるかと存じます。 Mic*Itaya Mirrorsからのお知らせです。 7月25日水曜日より31日火曜日まで 銀座三越地下1 […]

PICTURE DIARY 1307FR2012

ツール・ド・フランス中盤戦。カンチェラーラが奥さんの出産のためにレースをリタイアし、スイスの自宅へ帰った。僕は自転車に乗るだけじゃない、夫であり、父親でもあるんだよ、とはインタビューのコメント。こんな素敵な人はなかなか居 […]

CURONECOMIC 73

PICTURE DIARY 1207TH2012

アンリバルダは背格好がモーリス・ラヴェルに似ていると言う。燕尾服に収まって白い蝶ネクタイをしてステージ下手から現れたかと思うと座るより早い位に鍵盤を叩く。二羽の鳥がお互いを意識して舞い踊るように鍵盤の上で遊ぶ。その両手は […]

PICTURE DIARY 1107WE2012

昨夜、会食でほんの少しだけだが久し振りに酒を呑んだので、朝起きるのが大変だった。二日酔いでは無いけれど、怠い感じ。こんな怠いような日に、カンカン照りの太陽にジリジリ焼かれながら、一番濃い青色のレンズのサングラスをして歩く […]

PICTURE DIARY 1007TU2012

昨夜、寝しなに考えていたことだけれど、デザインルームの模様替えは明日するべきと思い、眠りについた。朝になって、やはりその気持ちが強く有ったので決心し、デザイナーのY君と助手Aさんに相談し、すぐに模様替えしましょうというこ […]

PICTURE DIARY 0907MO2012

今日は大分暑かった。自転車で走っていると、走る間は風を受けて気持ちよいが止まると汗が流れるようだ。打ち合わせに着替えを用意して出るような日だった。エアコンディショニングされた建物の中では感じられない都市の自然が、人工的な […]

PICTURE DIARY 0807SU2012

実家で母の陶芸仲間の皆さんと先生の遠足旅行写真アルバムを作る。みんな溌剌と生き生きと写っている。母が陶芸を始めて10年が経つ。作風は日毎独創性を増して、最近では落ち着きを見せているが、チャーミングな工夫が楽しい。次にはど […]

CURONECOMIC 72

PICTURE DIARY 0707SA2012

東京では梅雨の最中と言うこともあって、七夕の夜に空が晴れて天の川が見えることはあまり無いと記憶している。織女星、こと座の主星ベガと、彦星、鷲座の主星アルタイルの逢瀬を、地上の我々はなかなか見ることが出来ない。そのような神 […]

PICTURE DIARY 0607FR2012

夜遅くまでの仕事が続いて、星のアトリエスタッフは少しグロッキー。朝の始まりを一時間送らせた。イメージを目に見える形にする仕事の醍醐味を、日々味わっている。線と面との関係、線により構成された面を、どのように組み立てるか。線 […]

PICTURE DIARY 0507TH2012

お昼「いしおか」でおそばをいただく。良いお店、良い人と出会えてよかったと思う。若いご夫婦で切り盛りなされているのだが、お客様方がいらしても、いつも静かで心から安心して落ち着いておそばをいただけるお店だ。そんなお店は、ジャ […]

PICTURE DIARY 0407WE2012

70年代の福生は横田基地の街として、アメリカの兵隊や軍人達の生活と共にあった。しかし、街の印象はそのままに、街で見かける米兵も徐々に減って、市内にたくさんあった米軍専用住宅、通称「ハウス」も軍人が住むことは少なくなり、ほ […]

PICTURE DIARY 0307TU2012

この日記は大体決まった時間に書く。夜の11時から12時頃。日付の変わる前。今日の一日、何があったかな、何をしただろうかな、などと思い返す。もう眠くて疲れ果てて書ける気もしないし、書く気にもならないような夜もある。無理はし […]

PICTURE DIARY 0207MO2012

ユーロはスペインが優勝し、フランスではツールがスタートした。ファーストステージはタイムトライアルで、TTのスペシャリスト、カンチェラーラがイエロージャージを着たらしい。フットボールもロードレースも大好きだ。テレビで中継が […]

CURONECOMIC 71

PICTURE DIARY 0107SU2012

今、結構空っぽ。空っぽと言うのは飽和状態とも言える。アートやデザインの作品を創るアイデアやプランを含めて、沢山のラインが平行に引かれている。それらは一見平行に見えて、いつか何処かで交わるようになるかも知れない。交わる点の […]

PICTURE DIARY 3006SA2012

空と鳥。草原と馬。大地と牛。砂と海星。群青と魚。夜空と星月。森と鹿。氷と白熊。葉と花。夜と狼。砂漠と黒豹。砂丘と覇王樹。青空と白鳩。湖と白鳥。雪と木。肌と唇。川と蜻蛉。紅葉と夕陽。夏と蝶。岩と蜥蜴。夕暮と蝙蝠。雨と紫陽花 […]

PICTURE DIARY 2906FR2012

長崎からデザインの会社、HOP社の松本氏、生田氏が取材にいらっしゃる。両氏を中心にしてHOP社が計画し出版する、フリーペーパー「FRAG」の創刊にあたって、インタビューと写真撮影。長崎は歴史のある街だが、若い人々の流出に […]

PICTURE DIARY2806TH2012

ここのところ、夜遅い日が続いている。早く眠りたいと思うのだが、思うだけ。ラフマニノフのピアノはやはり素晴らしい。ピアノを弾く喜びや心が素直に伝わって来る。特別な美しさが音の中に見える。パガニーニの主題によるラプソディー作 […]

PICTURE DIARY 2706WE2012

星のアトリエから外苑まで、打ち合わせに自転車で行く。天気の良い日は荷物の問題が無ければ大概自転車で行く。ただ、あまりにかしこまった打ち合わせの場合、汗だくでこんにちはというのは何なので、ちょっと遠慮する。早く現地に到着す […]

PICTURE DIARY 2606TU2012

薔薇を見に行く。薔薇園の薔薇は約400種あると説明がある。全部で何本の薔薇の苗があるのかわからないが、歩きながら薔薇の姿や香りを楽しんだ。気になる薔薇は、それこそ蜂か蝶になったかのように花に鼻を寄せて。薔薇の香りというく […]

PICTURE DIARY 2506MO2012

まだ1歳にならない頃の記憶の一つに、セルロイドで出来た、くちばしの黄色いアヒルの起き上がり小法師のオモチャのことがある。それを誰が与えてくれたのかは覚えはないが、水色と黒のクリクリとした目をしていて、揺り動かすとコロンコ […]

PICTURE DIARY 2406SU2012

新宿御苑へ行ってみる。緑が気持ち良い。芝生に横になる。重力に逆らわずに楽になれる時間。芝生の匂いと土の温度を感じる。梅雨の間の薄曇りのベール越しに、太陽が秘密めいた笑顔で照らす。空と太陽と土と緑、子供たちの歓声。人間には […]

PICTURE DIARY 2306SA2012

完全休養日。外出することもなくじっとしている一日。犬や猫がお腹を地べたにくっつけてリラックスするイメージ。行動としては極少の振幅の一日のなかで、出来るだけ何もせずに過ごそうかと思う。歩き回ることもせずに、寝転がり、さらに […]

PICTURE DIARY 2206FR2012

夏至を過ぎて、これから陽は少しずつ短くなって行く。夏至と言えば真夏の印象を持つものだけど、まだ梅雨の最中に、一年のうちで一番陽の長い日があると言うのも何だか腑に落ちない気がする。日の入りの最も遅い日は夏至から七日後なので […]