HOTSHOT-日本橋三越ギャラリートーク
HIROCOLEDGE高橋理子さんと日本橋三越でギャラリートーク。和紙・クリエイションと言うキャンペーンに、それぞれ参加している。理子さんは岐阜 の水うちわのデザインと、ご自身のプロデュースするブランドHIROCOLEDGEとして。僕は水戸の鈴木茂兵衛商店のSUZUMO提灯のデザイナーとし て。それぞれに日本の伝統工芸に関わるいきさつや心持ちなどを短時間ではあったが話す。理子さんのご自身の創作活動に対する信念は並大抵のものではなく、 圧倒された。特に印象深かったこと二つ。一つは来場のお客様からの質問で、お二人の仕事のコラボレーションはいかがですか?というものがあり、僕は機会が あればぜひよろしく、と簡単に即答したのに対して、理子さんは、自分のデザインした浴衣などにミックさんが絵を描くというようなことではなく、自分がデザ インした浴衣を着たミックさんの映像作品などを作りたいとお答えになった。二つ目は、ご自身の創作活動は、例えばデザインした手拭いを畳んだり、紙を巻い てシールを貼ったり、それらすべての細かい作業をアーティストとしての表現としてきちんと捉えていると語った点。二つとも考え方の柔らかさと力強さを表し て、僕が理子さんを好きな理由の一部分をあらわしている。今日はありがとうございました。
写真は高橋理子さんとミック・イタヤ。日本橋三越の会場でHIROCOLEDGE中村裕介氏撮影。