PICTURE DIARY 3108SU2014
昼過ぎ、千駄ヶ谷ディクショナリー倶楽部へ絵の搬出に向かう。室内は、昨夜の賑わいが幻のように、絵や作品が降ろされ、雑然として薄く煙った感じのする虚ろな壁面空間に、所狭しと飾られていた幾多の「おっぱい展」の出展作品が、今は瞳の奥に残像となって重なり合っている。搬入した時と同じように、赤いフェルトにくるまれ、建築用の合板に、丁寧にかつ手荒く描かれた作品「ちちばなれのころ」がテーブルの上に横たわっている。ご苦労。多くの人の眼に触れて、磨かれたことだろうか。何ヵ月振りかで星のアトリエに帰って来る。お帰り。