PICTURE DIARY 3005FR2014
夕暮れのテラス席に座って人を眺める。足早に通り過ぎる人、お喋りに夢中な様子でゆっくりと歩く女性たち、何か言い合っては笑ったりじゃれたりして、揉み合うように元気な学生たち、スマートフォンの明かりを顔に受けて拝むように歩く男や女、手をつなぎ、前を向きながら見つめ合うことのない微笑みのカップル、背の高いお母さんの隣で同じ歩幅で歩こうと大股になり過ぎた少女、ダックスを散歩させる短パン白髪のダックスなミドル、昼間の熱気をビールと一緒に流して一息入れる人たち、目の前を通り過ぎる人々を眺めていると、確かに川の流れに似て、むしろこの小さく見える流れに漕ぎ出すには船頭が要るかも知れない。ミルクティーを楽しんで川岸を行き橋を渡り帰る。