PICTURE DIARY 2404WE2013
公園を散歩していると、大きな太い木の根元の所に黒猫が丸みを帯びてうずくまっているのが見える。散歩道の傍らの、その木の方へ近付くと、素知らぬ振りをしながら「なんだ?近付いて来られると少し困るな」という気配をくれる。それでも身を屈めて近付くと銀杏色の瞳を上目遣いに大きくして後ずさるので、「またな」と言って通り過ぎる。多分、以前にもこの同じ木の根元に茶色い虎猫が居たことを思い出す。猫が好きになる木なのか、木が猫を好きなのか。そうだった、猫にはお尻を向けて近付くと良いという話、公園を出たところで思い出した。