PICTURE DIARY 2311SU2014

PD20141123s
ぼくの流線型好きは幼時を過ごした60年代に端を発している。更にアニメーション「スーパージェッター」の「流星号」は、憧れの乗物だった。60年代のデザインソースの多くは20年代、30年代のアールヌーボー及びアールデコの手仕事のフォルムから未来をイメージして、量産品に発展させたように思える。通りすがりにふと気になって入ったアンティーク家具屋の商品がアールヌーボーからアールデコ、そしてコルビュジエをブリッジし60年代フランスのインテリアとファニチャーでまとめられていて、店主の趣味と見識が素敵だと感じた。完成度と遊び心の高い次元での融合がある。2、3軒隣のエイジングを施した家具と雑貨の店を見た後で、両の店の性質が余りにも違い過ぎてとても面白い。昨夜何となくの話で、そう言えばドイツのテクノグループ「クラフトワーク」は、それこそクラフトワークで「手仕事」なのだなと改めて思い至り、今も活動を続ける表現者、アーティストの本気、本能について思った。続けることの大切さ。手軽なことの恐ろしさ。

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