PICTURE DIARY 2010SA2018

pd20181020s
夕方外に出ると、北西の空が黒い雲に覆われている。少しずつ近付くように見える。いしおかで蕎麦を待っていると、おかみさんが奥の卓を片付けて、横を通りすがりに小声で「降ってきました」と言う。耳を澄ますと微かな雨音が聞こえる。止むまで待てるような僕でも雨でもなく、合羽がありますよとご主人の勧めも断り、来たように自転車に乗り帰る。少しは冷たい雨だが、大袈裟な濡れ鼠になるわけでもなく。

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