PICTURE DIARY 2008MO2012
銀座に行ってパレードを観たかった。メダリストの姿は美しかっただろうなと思う。そもそもパレードって好きな言葉だ。明るく楽しく誇らしい。ロンドンでひいきのフットボールチームの優勝パレードを見たことがある。見るというよりも参加したと言ってもいいかな。選手たちの乗った二階建のバスを追いかけて地元のサポーターたちと走った。知らない家の塀を越え、ごめんなさいね、失礼しますよ、と庭を抜け、二階建バスを先回りして何度も見た。選手たちは誇らし気に気高く恥ずかしそうに、同乗の奥方や家族と大きな笑顔で歓喜の声に応えていた。優勝パレードなど見たことも参加したことも無かったので、どんなものだか半信半疑だったが、そんな気持ちは瞬く間にひっくり返った。誇らしいことを誇らしいと思い、讃えるべきを讃え、共に喜ぶこと。何と素晴らしい一時だろうか、お互いを確かめ認め合う機会と言うものは。