手水の水を替えるとすぐに鳥や猫がやって来る。今朝はつがいの頬白がやって来て代わる代わる喉を潤した。すると少しの時間差で野良の雉猫がそそくさと水を飲み、固いつぼみを付けた梅の木から塀に跳び乗り、悠然と視界から去って行った。やはり台本があり、出を待っているに違いない。そう考える僕の役は。
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