PICTURE DIARY 1709SU2017

pd20170917s
台風の影響もあり一日雨にもかかわらず、多くの人が来てくれて嬉しいBIG SACKイベント、真舘嘉浩氏の会。帰路、車窓から眺めた新宿、原宿辺り、多くの人で賑わっている。歩道を歩く人、交差点で信号待ちをする人、ほとんど全てと言っていい数の人が透明のビニール傘をさして歩き、立ち止まっている。その様子はまるで、波打ち際のクラゲの群れのように路上に打ち上げ寄せられて、コンクリートで固められた都市の砂上の、ある種の無機質な美を漂わせてもいる。日本人が居るのだろうが、大部分は旅行者のように見える。雨の観光で、高価で邪魔になるカラフルな傘をさす理由は希薄だ。透明なクラゲのビニール傘は、どこかに置き忘れられたように棄てられるのか、あるいは、故郷への土産になることがあるのだろうか。

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