鏡作品のシリーズがある。幼い頃、扁桃腺を腫らし、春と秋に決まったように40度前後の高熱を出した。熱にうなされて洗面所へ行き、鏡に写る自分を見て、まだ生きていることを確かめて眠る。鏡は自己を認識させる。左右が逆転する以外には嘘や誤魔化しはない。そして左右逆転しているのがこの世界の様相だ。
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