PICTURE DIARY-140608SA
ルドゥーテの薔薇の絵を見に行きました。そこはさながら薔薇園で、時々気になった薔薇の前で立ち止まりながら散歩するような、とても贅沢な展覧会でした。 お客も薔薇が好きそうな人ばかりと見受けられ、適度な距離感があり鑑賞しやすい空気でした。リトグラフに近づいて間近に見ると、ルドゥーテがいかに薔薇を 好きで、愛していたかと言うことがわかります。物言わないはずの薔薇の花が、語りかけて来ます。軽やかにふんわりと瑞々しく目の前に咲く薔薇の花は、マ リー・アントワネットやジョセフィーヌの時代そのままに香り立っています。このような美と相対することはルドゥーテをとうして未来に伝わる大きな幸せで す。薔薇園から名曲喫茶ライオン、FLYING BOOKSへ。