PICTURE DIARY 1404SA2012
ヘアカット。思い立って今日の空いてる時間をたずねたら18時と。PIPPALAの内田氏が快い返事をくれた。雨の夕方、人気の少ない代官山。中目黒辺りも桜を見る人は僅か。いつもの様にカットしてもらうが、今日は前を長いまま残して、後ろを短く刈り上げる様にお願いする。内田氏は80年代テクノカットのパイオニアで現在も著名人のヘアを手掛けるが、新しく斬新なヘアカット、ヘアスタイルが何か無いかなどと話をする。僕のスタイルは、個性と合舞ってすっかり定着しているが、助手Aに言わせると、変化に乏しくどころか、少し長くなるとカットするだけなので、見飽きたのか面白く無いらしい。もちろん面白ければそれで良い訳は無いが、助手Aは自分の髪を自分で刈り染めるので、休み明けの月曜の朝などには、その色彩と自由なカットセンスにかなり驚かされる事がある。確かにそれは楽しみな事である。だからと言って僕にも同様な事を求める者は無い。まあそんな風な同様なことを求める訳では無かろうが。その話をすると内田氏は面白がってくれたが、内田氏の様に修行研鑽を積んだプロフェッショナルにはミリ単位以下のカットの腕があり、どんなにメチャクチャな髪にしてやろうと思っても、きれいな美しいものになってしまうそうなのだ。そう言えば僕のスタイルもよく考えてみると基本的には変わっていて変は変だ。内田氏だからまとまりがついているのであろう。内田氏が帰り際に、思い出したようにどうしてもミックさんに似合うと思うのでやってみたいスタイルがある!と言うので、何?とたずねると、7:3。と言うので、なる程、かえってその方が今時古新しいアバンギャルドかなと思った。