PICTURE DIARY 1201MO2015

PD20140112s
ここのところ、たびたび木の板に絵を描く。今日2枚描いた。昨日は鏡開きで、1日遅れた今日、供え餅をストーブで焼いて、醤油を付けていただいたのだが、乾燥して水分が少ないせいか、柔らかく膨らむどころか、かちこちととても固い。鏡開きを辞書で引くと1月の11日になったのは江戸の頃で、20日や4日など、場所によってまちまちだとある。まあ12日でも良いわけで、女は鏡台の前、男は床の間の鎧兜の前に供えて具足餅と言ったらしい。僕の場合はアトリエのイーゼルの前にお供えし、さながら絵に描いた餅、「絵描餅」と呼ぶか。その辞書に、「鏡板」と言うのが載っていて、それは能舞台の背景の上手から側面に描かれた老松の絵を指すのと同時に、框などで囲った一枚板を言うらしい。なるほど、それとは知らず鏡板に絵を描いていたと言う訳か。鏡に縁が深いと改めて思う次第。

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