PICTURE DIARY 0812SU2019

pd20191208s

小さな絵を幾枚か描く。単純な一本の線が、感じる方向に色彩を伴い筆先から滑り出る。用紙上に光沢を得、やがて定着すると艶を解放し、流浪の果てに居を定めようとする行者のように、何か呟き始めるが、聞こえる人にだけ聞こえる。聞こえたからとは言え、その身に沁みるかどうか。小さな絵も、大きな絵も根は同じ。流浪の行。

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