PICTURE DIARY 0705SU2017
中国からいらした書の大家が揮毫するのを見る。百聞どころではない。本物が本物を書く。4.2×10メートルに二つの文字、「書」、「魂」。草書。気合と気迫が凄い。素晴らしいものを見た。墨汁の入った桶から間合いを計り、エイッ!と繰り出した大筆の最初の一筆から、さっと滴り飛んだ一線の墨滴が、巨大な紙面の左上隅に乗せた大小二つの文鎮代わりの玉石の真上を通りながら、玉石を避けて散るのを見て、ただならぬものだと感じ入った。これだけのものを見ることが出来て、言う言葉は無い。帰り際に固く握手をした。