PICTURE DIARY 0703WE2012


ドライブが好きだと改めて思う。今日は往復で4時間と少し、200キロ程走った。ドライブが目的で車を走らせるわけではないが、車を走らせている間は日常生活の中でも、絵を描いたりデザインしたりとは違う種類の集中と拡散をしている。時間の流れを切り裂いて分け進み、僕を乗せた車という現在は過去から未来の目的地に向けて飛ぶように走る。忘我至福の時。そんな時を共に過ごすのに、いつか乗ってみたい車がいくつかある。それらの人の手で作られた美しい乗り物に誘われて、旅をしてみたい。ただ走ればいいし、移動出来ればいいということではない。歩くにしても食べるにしても、ただそうすればいいということではないのと同じように、何をするにしても、癖とでも言うべき自分なりの無意識な作法がある。納得の出来る何か、ある種の美しさがなければならない。意識せず、あくまでも自然に選ぶ自分らしさ。人がどのように思い、どのように見ようとも構わない。それが身に付いた趣味だから。

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