PICTURE DIARY 0512WE2012


坂本龍一氏に会ったのは20数年振りになるかも知れない。「お久し振りです。」覚えていらっしゃらないかも知れないので恐る恐るご挨拶すると「あっ!80年代の仲間だね。」とにこやかな返事が返って来た。ぼくのぶら下げている自転車用のヘルメットを見て、「自転車?いいね。」と嬉しそうに笑った。短い挨拶と会話の中に、隔てた時を瓦解する充足感があった。教授の主宰するmoreTreesの5周年記念パーティー、白金のBIOTOPにて。多くの仲間に出会う夜。木の、森の香りのする夜。父方の家業は材木商で、それで姓が板谷と言うのかな、と思った他愛ない子供の時分を思い出す。

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