PICTURE DIARY 0308FR2012
生地を探しに出かける。素晴らしい輸入生地を見つけて40cm購入する。フランスやイギリス、スペインなどの生地の織りやプリントがとても美しく、思わず顔がほころぶ。タッセルやリボンなども豊富で、余計な買物をしそうになる。夜になってkikiのギャラリー「AL」に出かける。女性写真家、永瀬沙世さんの写真展「White Flowers」のレセプションパーティー。ギャラリーに入ったとたんに2匹の犬が吠えた。来場のお客様の連れとギャラリーオーナーのあゆみちゃんのロペオくんが、出会いを楽しんでいたらしいのだが、2匹の犬はこちらを見ずに吠える。けれどもぼくには、ぼくに吠えているのがわかる。ぼくは犬に吠えられる。変わったご挨拶ありがとう。車を運転しているときなども、信号待ちの隣の車の助手席で、子犬がぼくを見つけて窓の向こうで吠えるのが目のはしに見える。写真は白い花をモチーフにして、感性の豊かな、女性らしい、大胆でデリケートな表現がさらりとドスンと混在する。良い空気のギャラリー。良い空気の展覧。一体感があることが何より。知人のお嬢さんがやって来て、ネコのような自由と優雅のある女性だが、家ネコに外で出会ったような雰囲気が独特で面白かった。そう言えば、友人から野良の仔猫兄弟の写真が送られて来ていた。里親を探しているらしい。もしも生まれた土地を離れるのなら。