PICTURE DIARY 2412MO2012


都市と自然界では、同じ寒さでも寒さの性質が全然違うと感じる。無論暑さについても。冬の森へ行く。滝の飛沫を被る岩には氷柱が下がっている。いつも通る道には雪が積もり、ザクザクと音をたてる。落葉した森や林の景色は夏とは違って遠見が利いて、丘や山々の稜線の緩やかな形が裸になった木々の間に見える。見えなかったものが見えるようになる冬景色。いつもくつろぐ岩は美しく雪に被われて、座ることはおろか立ち入る気にはならない。教会の近くを歩くと、クリスマスイブの礼拝に、人々が輝いた顔で集まっている。「RASCAL」へ寄ってシロタさんに野菜のたっぷり入ったピラフを作っていただく。それに紅茶を一杯。世間話。

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