PICTURE DIARY 0312WE2014

PD2141203s
忙しい最中、何とか時間を調整して、比較的近いショールームにハイブリッドカーを見に行く。興味はあってもなかなか見る機会が無かったので、説明をして貰うと、なるほどなぁと思うことばかり。バッテリーの問題が支配的なのだな。そして何より充分に過渡的でもあること。ただ、これらの問題はいつでも、どのようなプロダクトにも当てはまることなので、見通しと直感、そしてどんな計算をするべきかは、メーカーもユーザーもバランスを考えて、最終的には場当たり的な判断になるのかな。この世界の政治や経済、ひいては自分の仕事の性質や質までも考えさせられた。世の中の要求と実際の、眼に見えないはずのカタチの一例が目の前にあった。全体とイメージの精一杯の未来形、見せて貰ったエンジンルームに感じた、30代独身男性の整理整頓された机回りのような感じ。何でもそうだが良いところもそうでもないところもある。

PICTURE DIARY 0212TU2014

PD2141202s
食いしん坊なのかな、晩御飯を食べると、明日の朝御飯が楽しみでわくわくする。お腹が一杯なのにね。若布など、時々いやと言うほど食べたいものがあると書いたことがあるけど、キャベツの千切り。上等な胡麻油に、少しの自然塩か醤油をかけて口一杯頬張るように食べたい。蜆の味噌汁もいい、たっぷりの葱を刻んでのせてふうふうと。今、全然飽きずに相変わらず毎日食べているのはアーモンド、椎茸。その場でローストしたアーモンドの芳ばしいカリッと感、同時に調理する椎茸のステーキのような感覚は愛しく、ナイフとフォークで食べてみたけど、やはり茎を指で摘まんで、開いた傘を一気にグイと丸ごと食い千切るのが好き。

PICTURE DIARY 0112MO2014

PD20141201s
終日いくつかの絵を描く。ハート形のキャンバスのための下絵、90年代の自作をリプロダクション。同様に、2つの円形キャンバスのための下絵。円形は1対、ハート形のキャンバス作品との組作品にする。NEW MYTHのシリーズ、新しい神話をテーマにシンプルな古典的アプローチ。ニューイヤーカードのための絵を3枚と下絵1枚。ART OF HEART展のための象徴的なスケッチを1枚、3分割した横に長いプロポーションの抽象。線、水、円、流線で心を覗き込む。無邪気で生真面目な童心が現れる。どの作品のモチーフも、深く考えるものではない。毎日集中し、同様にぼんやりとした日常の中から結実する作業。意味や理由は自から上澄みのように浮き上がって来る。同様に沈殿するものもある。僕が気付くよりも先に見る人が感じれるような、単純で些細な複雑さを秘めた軽さ。希望や願いを愛情と共に。

PICTURE DIARY 3011SU2014

PD20141130s
明日から12月、もう12月、早いものだ、と言う言葉をあちらこちらでよく耳にする。師走、師でなくとも走るが、今年も残すところ1ヶ月となったところで、予定したこと、やりかけたことを今年のうちに終わらせようと更に走る、そんなに走って一体どれ程のスピード狂なのか。夕方、小用があり渋谷に出たがそこそこの人出、そこかしこ賑やかだ。夕暮れて日曜日、気持ちはやや急いてメランコリック。人の動きは案外ゆっくりとしている。明日からのスパートに備えて力を蓄えている。

PICTURE DIARY 2911SA2014

PD20141129s
午後からかなと思っていたが、予想より早く雨が降り始める。夕刻には止んで星空になった。外に出てみると少し肌寒くなって、吐く息が白い。雨が上がるのを待ち構えていたかのように、買い物など急ぎ足で道行く人が多い。今日の三渓園SUZUMO CHOCHIN展示販売最終日は、助手Aがお手伝いに行っている。搬出の時刻には横浜も晴れていると良いな。昨日は思いの外たくさんのCHOCHINが出たので、上回る結果を出さないと、とプレッシャーのかかるところだがどうだっただろうか。搬出が終了したと思える頃、明るい声で電話が来た。

PICTURE DIARY 2811FR2014

PD20141128s
豊前房で海藻たっぷりのうどんを食べて、渋谷のTIME CAFEで打ち合わせ。海藻は、時々たくさん食べたくなる食材のうちの一つ。海の草食動物になったような気持ちになりながら。ワカメ、オボロ、トロロ、イワノリなどのせて。TIME CAFE近くの小さな公園には、駐輪場があるので助かる。もっと増えるといい。ヒカリエのドラッグストアーに寄り、サプリメントを買う。体にはどうしても補わなければならない栄養素があるので世話になる。それら、ささやか、かつ偉大な頭脳を働かせるために必要なエネルギー源のうちの一つ。星のアトリエに帰還し、取りかかっている2枚のCDアルバムのデザインチェック。イルミネーションとチャリティーイベント、展覧会関連のグラフィックツールの文字校正と色校正。問題無いので進める。夜になって、彫刻的オブジェの10分の1スケールのダミーを製作する。

PICTURE DIARY 2711TH2014

PD20141127s
今日から三日間、横浜の三渓園で開催のイベント「霜月手の仕事展」にSUZUMO CHOCHINが参加する。三渓園内の手入れの行き届いた、由緒ある日本家屋の座敷に、日本の手工芸品の数々と、それを愛する方々が大勢お集まりで頼もしい限り。鈴木茂兵衛商店の若い衆も張り切って接客、意気込みを見せる。昨日までの天気とは打って変わった上天気に、心も軽い。

PICTURE DIARY 2611WE2014

PD20141126s
一雨ごとに冬に入って行く。長い付き合いになったステンカラーのコートに、こまかい雨粒が玉になる。まだ煙草を吸っていた頃の焦げ後が、右手のポケットの下方向に一つ、ロンドンでの小さな記憶を残している。レインコートの似合う街、グレースケールの空の下、細く巻いたステッキのような傘で石畳を突きながら闊歩し、傘は決して開かない。勿論、雨の降る日には最初から傘は持たない。打ち合わせを終えて外に出ると、帰宅を急ぐ人波と、これから約束のあるであろう人々の流れがぶつかって、ビルから歩道に漕ぎ出せない程。波しぶきのような透明のビニール傘がくるくる回る、うまく避けながら、ひとけの無い裏道を選んで歩く。少し遠回りでも、自分の思うように動ける方が良い。

PICTURE DIARY 2511TU2014

PD20141125s
気も心も体も整える、雨。BEAMSメンズの内覧会。白寿ホールでイェルク・デームスのピアノリサイタル。全曲シューベルトのプログラム。演奏からシューベルトの人と時代を感じることが出来た。両の手が鍵盤の上数センチを踊る。打鍵がピアニシモもフォルテシモも、見た目には変わらない動き。ひらひらと舞うふっくらとした2羽の鳥のさえずりが、高みから降りて来て頭蓋の中を共鳴するピアノの音になり、きらきらと充ちあふれる。演奏家のある到達点。

PICTURE DIARY 2411MO2014

PD20141124s
道端の猫じゃらしを4、5本摘んで帰る。今日の散歩道は夕暮れて、坂を下る経路。途中休憩するのに丁度良い行き付けの店がある。その店で、いつもは居ない店主と、すぐ近所のやはり行き付けの店の主人に出会う。店が定休日の主人は仕込みに出て来て一仕事終え、一杯のビールを美味しそうに飲む。主人は12月の営業は27日迄だが、多分食材が余るので28日は内輪での営業にすると言う。一方店主は、28日には餅つきをして、500円位いただいて忘年会かな、と言う。若い二人のそんなやり取りを聞きながら、28日にはこちら方面に散歩に来ようかと思う。あたたかく、やわらかな空気の漂う辺り。

PICTURE DIARY 2311SU2014

PD20141123s
ぼくの流線型好きは幼時を過ごした60年代に端を発している。更にアニメーション「スーパージェッター」の「流星号」は、憧れの乗物だった。60年代のデザインソースの多くは20年代、30年代のアールヌーボー及びアールデコの手仕事のフォルムから未来をイメージして、量産品に発展させたように思える。通りすがりにふと気になって入ったアンティーク家具屋の商品がアールヌーボーからアールデコ、そしてコルビュジエをブリッジし60年代フランスのインテリアとファニチャーでまとめられていて、店主の趣味と見識が素敵だと感じた。完成度と遊び心の高い次元での融合がある。2、3軒隣のエイジングを施した家具と雑貨の店を見た後で、両の店の性質が余りにも違い過ぎてとても面白い。昨夜何となくの話で、そう言えばドイツのテクノグループ「クラフトワーク」は、それこそクラフトワークで「手仕事」なのだなと改めて思い至り、今も活動を続ける表現者、アーティストの本気、本能について思った。続けることの大切さ。手軽なことの恐ろしさ。

PICTURE DIARY 2211SA2014

PD20141122s
夕刻、目黒川を通りかかると随分な人だかりがしている。イベントかな、ロケか何かかしらと通り過ぎた。星のアトリエから恵比寿ガーデンプレイスまで買い物がてら散歩する。自転車に乗ったり押したりしながら道筋の店などウインドウショッピング。中目黒辺りは、古道具屋が増えた。飲食店も盛衰が早いと感じる。しかし、どの店もそこそこ賑わっている。連休初日の土曜の夕方、まさか寂しい感じはしない。恵比寿三越で買い物を終えて自転車を押し歩く。眼に入るものと頭の中で考えていることが混ざり合い、イメージが像を結び始めるので楽しく、愉快になる。目黒川にさしかかり、川の両側の桜の木という木に青いLEDのイルミネーションが輝いている。人だかりは点灯のセレモニーをやっていたからなのだ。クリスマス、師走、忙しくなる。冬の木々もゆっくりと休んでいる訳には行かないか。

PICTURE DIARY 2111FR2014

PD20141121s
暖かい鍋や湯気のありがたい季節になった。この季節は、午前中に取る水分の質と量が大切だ、とも聞いた。午後や夜になって大量の水分を取ると体を冷やす。確かに朝の白湯が美味しい。

PICTURE DIARY 2011TH2014

PD20141120s
寒く冷たい雨の午後、夕方まで打ち合わせ。大きな問題も無く全て順調。しかし、今日のように急に一段と寒くなって、しかも雨にしとしと降られると、盛り上がろうとする気持ちにもややブレーキがかかる。タワーレコードでPINK FLOYD、DAVID BOWIE、NEIL YOUNGの新譜、そして旧譜FLYING BURRITO BROTHERSのセカンド、「DELUXE」を買う。PINK FLOYDを聴きたいとの思いでタワーに入ったが、ブレーキが甘くなった感じ。ともあれ、適量の音楽の甘味は、空気を震わせ心を震わせ、心身を暖かくする。

PICTURE DIARY 1911WE2014

PD20141119s
クロネコのアリスは女の子。お転婆なお姫様。そんなお姫様をつかまえて何なのだが、トイレをお使いになった後、砂をおかけにならない。まず、砂がその可愛い指の間にはまるのがお嫌らしい。砂の上に乗るのもお好みではないので、トイレの縁に不思議なポーズで乗り、座り、ご用をなさる。ナイスはベージュの男の子。まるでやんちゃで思慮深い、いずれは王様になるご身分なのだが、今は王子様。アリスがご用を足すと、大でも小でも、いつもきちんと砂をかけて見えないように配慮する。ただ、そこにご自身も大なり小なりすることがあり、そうすると、両方のお印が混ざり合い、どうやら混乱してしまうらしく砂をぐるぐるとお掻き回しなされて、あれやこれや、隠されていたものどもが露になる。お困りになってクークー哭くのだが、放っておくと、いつまでも作業に余念がない。いずれは王になるご身分なのであるから土木工事の実習や管理についてのあれこれは程々で良いのでは、と呆れつつ、これもまた立派な城を築くための大切な修練の時間なのかと思う。その頃アリスは見晴らしの良いタワーのてっぺんで手先足先どこかしこ、毛繕いに余念がない。ご幼少のみぎりよりエステが大好きだ。少し湿らせたティッシュでお顔を拭いて差し上げると、眼を細めてこれ以上はないという至極ご満悦な表情をなさる。

BLM-MENS DOVE T-SHIRT

Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE

BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA
2014-15 AW COLLECTION

今まさに明けようとする大空の群青。
長い夜を旅して来た鳩たちが象徴する精神が耀く。
愛と平和について、私たちの旅の守護について。
自由と永遠を友とする。

MENS DOVE T-SHIRT
COTTON 100%
SIZE S M L XL
COLOUR WHITE×ROYAL BLUE
51-04-0154-012
PRICE ¥10,260
MADE IN JAPAN
http://shop.beams.co.jp/shop/lightsm/goods.html?gid=4401903&pl_on=4

PICTURE DIARY 1811TU2014

PD20141118s
行き付けのお蕎麦屋のご主人に道でばったり会ったけど、店で見馴れたいつもの白い格好では無く、黒いダウンジャケットを着て自転車に乗っているものだから、声を掛けられなければ分からない。決まった服、あるいは制服と言うやつは強力だ。人相も違って見える。健さんが亡くなった。健さんの生身のエピソードの数々が好きだ。映画は最近の等身大の健さんよりも、唐獅子牡丹シリーズをよく見た。網走番外地、健さんは死んではならない。また、裟婆に出ていらしてください。永いお勤めご苦労様でした。

BLM-WOMENS DOVE BICOLOUR ONEPIECE

Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE

BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA
2014-15 AW COLLECTION

今まさに明けようとする大空の群青。
朝焼けに染まる情熱の海。
長い夜を旅して来た鳩たちが象徴する精神が耀く。
愛と平和について、私たちの旅の守護について。

WOMENS DOVE BICOLOUR ONEPIECE
COTTON 100%
SIZE FREE
COLOUR WHITE×ROYAL BLUE / RED
52-26-0588-012
PRICE ¥12,960
MADE IN JAPAN
http://shop.beams.co.jp/shop/lightsw/goods.html?gid=4441443&pl_on=4

PICTURE DIARY 1711MO2014

PD20141117s
今見たいもののうちの重要なひとつ。モーリス・ベジャールのバレエ団は、ベジャールの指名によりその遺志を若きジル・ロマンが引き継いでいる。モーリス・ベジャール程の個性も人格も際立った人物の跡を継ぐと言うのは並大抵のことではない。その名を冠したバレエ団、ベジャールの振り付けの確かで完璧な継承と、ロマン自身の新作の発表と。映像で見る限り心を激しく動かさずにはいられない。ジル・ロマン振り付けの作品のステージを見たい。

PICTURE DIARY 1611SU2014

PD20141116s
仕事の段取りや、作品の製作について考えを巡らす。そろそろ考える段階を終えて、実作業に移る頃。ゆっくりと歩くように走り出す。

BLM-MENS PRINT T-SHIRT

Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE

BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA
2014-15 AW COLLECTION

古代の遺跡と神話。
居城を焼け出された女神と、報復を試みるケンタウルス。
それを諌めようと矢の上に止まる1羽の鳩。
愛と平和についての新しい神話。

MENS PRINT T-SHIRT
COTTON 100%
SIZE S M L
COLOUR WHITE NAVY
51-04-0153-901
PRICE ¥7,344
MADE IN CHINA
http://shop.beams.co.jp/shop/lightsm/goods.html?gid=4065366&pl_on=53

PICTURE DIARY 1511SA2014

PD20141115s
蔵前の「かきもり」と言う文房具の店へ行く。monoマガジンの取材で自分用のノートを作る企画。12時の開店前にお邪魔して、まずは説明を受ける。表紙、中身、コイル、留め具と、大まかに4つのパーツから成る。それぞれに幾つかの種類があり、自分の用途や好みに合わせて選び、その場で綴じてもらえる。ちょっと考えて、どんな場面で使いたいか思い描く。店内の棚から選んだパーツを渡して約5分程待つと出来上がり。どんなものになったか雑誌の記事になる前にこの日記に記す訳には行かないが、カジュアルな使い勝手の良いセットが出来た。物撮りに回っているので、手元に着くのが待ち遠しい。店主は文房具屋の三代目で、もともとノートなど文房具の問屋や工場が多いこの地の地場産業振興の志もあり、パーツやノート作りのシステムは近所の工房や工場に発注して賄うことを徹底している。なので通販はしないと言う。名入れもしてくれるが、以前そのための箔押しの機械を入れようと思ったが止めたそうだ。箔屋の仕事が無くなってしまうから。それなのできちんとお金も取れば、時間も頂く。出来ることを出来る人がする。

PICTURE DIARY 1411FR2014

PD20141114s
吉川忠英さんのギター、いいな。たまたま出先でCDを聴いてしみじみと思う。来年都内でも小さなステージがあるというので、予定が合えば行こう。人に言わせると、近くのステージよりも、ドライブがてら車で1〜2時間かかる近郊の方が気持ちをセットしたり、リセットしたりし易いので好きだという。確かにその方がステージへの興味が増して、特に帰りは魂鎮めに丁度良いかと思う。昂った気持ちのままでは2〜3時間落ち着かないことが多くあるから。酒でも飲めれば落ち着く先もあろうが、そうでもなければドライブは素敵だ。いよいよ時間をなんとか作って、郊外の程好い場所での機会を探るか。

BLM-WOMENS DOUBLE DOVE ONEPIECE

Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE

BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA
2014-15 AW COLLECTION

つがいの鳩が星を携えて飛んで行きます。
晩秋の、そして早春の草に覆われた遺跡の上を。
あるいは、どこにも目印の無い夜の闇の中を。
夢や希望を身にまとい、愛と平和への旅を続けます。

WOMENS DOUBLE DOVE GATHER ONEPIECE
COTTON 100%
SIZE 36 38
COLOUR MINT PURPLE
52-26-0587-012
PRICE ¥19,440
MADE IN JAPAN
http://shop.beams.co.jp/shop/lightsw/goods.html?gid=4441442&pl_on=53

WOMENS DOUBLE DOVE SHIRT ONEPIECE
COTTON 100%
SIZE 36 38
COLOUR MINT PURPLE
52-26-0586-012
PRICE ¥19,980
MADE IN JAPAN
http://shop.beams.co.jp/shop/lightsw/goods.html?gid=4441441&pl_on=53

BLM×FULLCOUNT-MENS DENIM PANTS

Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE


Exif_JPEG_PICTURE

BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA
2014-15 AW COLLECTION

深い夜の青。
青は褪せるのではなく
愛用するほどに晴れやかに明ける。
両のポケットは縦型スラックス風
コインポケットも左右それぞれに。
BLMのシンボル、鳩ステッチのパッチポケットは一回り大きめな設え。
エレガントにカジュアルに
世界を旅するミッドナイトブルーのデニムパンツ。

BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA×FULLCOUNT
MENS DENIM PANTS
COTTON 100%
SIZE 28 30 32 34
COLOUR INDIGO
51-21-0025-794
PRICE ¥27,000
MADE IN JAPAN
http://shop.beams.co.jp/shop/lightsm/goods.html?gid=4073166&pl_on=53

PICTURE DIARY 1311TH2014

PD20141113s
知り合いの店が引越して、星のアトリエから程近い処に開店した。行き付けのお蕎麦屋さんへの道筋の手前にあるのは具合がいい。通りがかりに立ち話をして、月曜日に開けたと聞いた。厨房のレイアウトが前の店と全然違うので、初日は混乱したよと女主人は笑う。新しい店の新しいメニューに何が登場しているのか、まだ詳しくは知らないが、好むものが沢山あるといいな。昼は気分転換になるので、出来るだけ外に出るようにしている。行き付けの店が1つ増えることになるだろう。楽しみだ。

PICTURE DIARY 1211WE2014

PD20141112s
福助社の展示会に行って、とりどりの靴下を見て廻ると、やはりお洒落は足元からだなと思う。靴を差し置いて、と言うより靴は勿論のこと、男性のズボン丈が短めな昨今、着座の折、あるいは立ち歩いている時の靴とズボンの裾から覗く靴下のセンスは、その人物の生活や考え方、品格を表していると見る。今時は革靴もスニーカーなどを履く時も、素足に履いているように見える短い靴下の需要も多いと聞く。靴の中でずれない工夫に技術や注意が払われているようだ。女性のストッキングで注目したのは、いかにして、いかにも生足のように綺麗に見せるかと言うこと。ナチュラルメイクのように、メイクアップをしようと思うと高度な技術が必要になり、かえって難しくなるようなことにチャレンジして成功している事実。脱帽。生足と、超薄手のナチュラルに見えるストッキングを履いた足を対比した、福助社の「満足」と言うブランドのストッキングの雑誌広告は、カルティエや我がデヴィッドボウイを起用したルイヴィトンの広告を銀賞に抑えて、堂々年間雑誌広告の金賞第1位を獲得したそうだ。イメージより、リアルな現実を大切に感じる今が見える。

BLM-MENS RIDERS COAT

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA
2014-15 AW COLLECTION

田舎であろうと街中であろうと、旅に出るなら友にする。
朝焼けと夕焼け、昼と夜を飛ぶ白い鳩と共に旅を続ける。
大胆さと繊細さ、注意深く無邪気な喜びを携え歩く走る。

MENS RIDERS COAT
COTTON 100%
SIZE S M L
COLOUR NAVY
51-19-0090-901
PRICE ¥67,000
MADE IN JAPAN

PICTURE DIARY 1111TU2014

PD20141111s
友人のK男爵から、彼の編集した本が届く。開くと、ぼくの知らない、そして知りたい世界がインクの匂いと共に立ち上る。ファッションとスタイルの最前線を旅してる。ページからページへ、素敵な便りに時を忘れ入り込む、暫し冒険旅行を共にする。

PICTURE DIARY 1011MO2014

PD20141110s
酉の市、晴天下の神社に参る。縁起物の熊手を商う露店が軒を並べて、呼び声、三三七拍子などが、何故かお江戸の昔を想い起こさせる賑わい。切り山椒、イカゲソなど露店で買い土産にする。青天井の太陽が空を突き破ったように射る。午後、ガスレンジの状態を見に2人のスペシャリストが来る。オーブンを使うことは出来ないが5つあるコンロは使えるとのこと。現在、外国製のガスレンジは日本で販売は出来ないそうなので、大切にして永く付き合いたい。

PICTURE DIARY 0911SU2014

PD20141109s
朝は陽が射したが、昼頃から曇り、時々雨がぱらつく天気。デザインの仕事の写真のセレクトや、メモとアイデアスケッチの整理など。スケッチを整理しながら、そう言えばあのスケッチはどこにあるだろう、などと突然思い出して探し始める。分類したカテゴリーの、あるはずのファイルの中には見当たらないので、ちょっとため息など出る。多分本当に必要な時に、ひょっこり出て来るだろう。

PICTURE DIARY 0811SA2014

PD20141108s
星のアトリエのガスレンジを修理出来ないか、業者を探してみる。海外のキッチン器具を専門に直す工房を見つけて、月曜日に見てもらうことになる。もうヴィンテージの領域に入る製品だと思うけれど、また使えるようになるといいな。

PICTURE DIARY 0711FR2014

PD20141107s
午前中渋谷、S社でミーティング。自転車でゆっくりと行く、にこやか。昼食と買い物少し。星のアトリエにdipの甲田さん木村さん来る、仕事と言うより世間話、にこやか。

PICTURE DIARY 0611TH2014

PD20141106s
毎日流れる時間が速いと感じる。午後から日本橋と銀座で打ち合わせ。始まる仕事と終了する仕事。仕事を組み立てて作り上げるのは時間も労力も必要なこと。楽しい仕事だったので、苦労と言うことは全く無いが、終えるとなると呆気ない。変化の時、がっかりしている暇はない。次の目標を立てて進むだけ。星のアトリエのガスレンジは60年代のアメリカ製だ。ガス臭いと感じたので見てもらうと、パイプが経年劣化して、直径1ミリ程の穴が開いているとのこと。レンジに「使用禁止」のステッカーが貼られる。部品はもう無く、修理は不可能と言われる。何とか再生して残す道はないかと思う。

PICTURE DIARY 0511WE2014

PD20141105s
来年3月に開催予定の展覧会のミーティング。日程や概要について話し合う。夜、草鍋会。ハワイとニューヨークから里帰りしている美大時代の仲間を中心にした小宴。気のおけない集まり。

PICTURE DIARY 0411TU2014

PD20141104s
イメージすることは大切だ。さらにイメージしたことを現実の形にすると、視覚化されたことでその先の新たなイメージが生まれ、果てしなくつながるようなことになる。基本はイメージスケッチ。そこから全てが生まれ、成長して行く。イマジネーションのスイッチが強過ぎても暴走するようなことがあるので、ブレーキをの掛け方にも工夫が要る。イメージに動きを与える力と方向を変えると、自然にまとまりが見える。そうして出来上がった作品は一人で歩き始める。イメージもしなかった思わぬ方向へ。

PICTURE DIARY 0311MO2014

PD20141103s
昨日に続き星のアトリエで作品の手入れをする。夕方から気分を変えて銀座へ。途中ネコたちのためにハンモックを買う。銀座着、まずは百貨店の地下で梅シソとトロロ昆布のおにぎりを一個食べる。地上に出ると楽器店でニールヤングの新作とテンイヤーズアフターのCDを選ぶ。ひいきの煎餅にあんパンの甘辛セットをおやつに確保、切れかかっているのを思い出した入浴剤と、以前から使い易そうなものはないかと探していたメガネチェーンを買う。ベトナム料理屋で生春巻きと蓮の実の塩ゆで、シーフードフォーなどの夕食。

PICTURE DIARY 0211SU2014

PD20141102s
体を休める一日。心と体を自由にして我を忘れる。少しアトリエの片付けをする。作品の手入れと整理をする。

PICTURE DIARY 0111SA2014

PD20141101s
OBANDOS東京デザイナーズウィークに出演。3曲演奏する。ドーム型の会場内への出音は良かったらしいが、トラブルでモニターが無い状態だったので、ステージ上では自分の出す音が聞こえ難く、アンプが使えず急遽ラインでの音出しになったことも影響して、ライブの演奏に乗るのは難しかった。演奏に集中し切れないと、どんなに良いステージだったと言われても納得も満足も遠い話。ただし、その状況を楽しむことは出来る。小雨の降る夜、白いドーム型の大きなテントの中には、少なからず熱心な観客がいて、共に素晴らしい時間を過ごしたことに違いはない。

PICTURE DIARY 3110FR2014

PD20141031s
目黒川の橋の上を通りかかると、前のタクシーが徐行して止まる。信号待ちでもないのにといぶかると、たまたま通りすがりの、勤め帰りとおぼしき女性が舗道から降りかがんで何やら抱えようとしている。どうやら若いカルガモらしく、川から這い上がってさ迷い出たようだ。車を怖がらずに車道を散歩するものだから、車が目の前に近付いても逃げるでもなく、タクシーも無闇にクラクションを鳴らすことも出来ずに、近くを歩いていた女性が見かねて手を貸すことになったのだ。カルガモはなかなか捕まらず、道路上で女性が近付くとその分離れる鬼ごっこ。可愛い。

PICTURE DIARY 3010TH2014

PD20141030s
夕刻、金子國義展「ダンディズム」オープニングレセプション。関係者のみの小宴が開かれる由、昨夜の連絡でご招待をいただいた。金子先生はお見かけしたことはあっても、お話しする機会を得ることはなく、とても楽しみに参じた。展覧会場には12の作品が並び、特に大作「最後の晩餐」を主題にした「The Book」は圧巻だ。金子先生のお仕事は、澁澤龍彦、寺山修司、加藤和彦の各氏の愛重を得て、それぞれの時代を象徴する高貴な遊戯の心があるものが残されている。身近な気のおけない人々に囲まれた金子先生は終始にこやかに過ごされて、ご挨拶に行くと、「きみは背が高いね、なんセンチあるの?」とお尋ねになった。「まだ伸びているの?」と、さらに真顔で尋ねられた。「家の鴨居に度々頭を打つので、たんこぶの分は背が高くなっているかも知れません」。と答えると、ニコッと微笑まれて一緒の記念写真に収まった。見る者を吸い込むように捕らえる絵画の魅力があふれている。

PICTURE DIARY 2910WE2014

PD20141029s
今日の一言「謙虚」。

PICTURE DIARY 2810TU2014

PD20141028s
確か日韓ワールドカップの時に、スペイン代表のゴールキーパーが浴室で香水瓶を足の上に落として指を骨折し、出場出来ないということがあったと思う。今夜バスローブを着たぼくは、右手に持った着替えなどに気を取られた隙に、左腕に抱えたステンレス製の細長い水筒を何故か滑り落として、左足の親指の上に落とした。爪の付け根の激痛に、お行儀はさておき、とっさに洗面台に足を乗せて水道水で冷やしたが、爪の下が紫色になった。これはいずれ爪は剥がれるかな。落下したのが5本の指の中でも頑丈と思える親指でまだ良かった。他の指なら骨折してワールドカップに出れないところだ。でもこの痛みだとやはり無理か。

PICTURE DIARY 2710MO2014

PD20141027s
夜になって強い風が吹いている。一日を思い返してみると、まるでデザートが晩餐を決定付けるかのように、窓の外を吹き荒ぶ風が一日を象徴する。穏やかな幕開けの麗らかな前菜の朝、パッと心や体を温めるスープの午前、ガッツリとした力強さのある主菜の昼、メリハリのある付け合わせの午後。毎日の暮らし、食事、天気。それらが渾然一体となって風に運ばれて行く、と同時に風が新しいものを招くように運んで来る。

PICTURE DIARY 2610SU2014

PD20141026s
今日は綺麗な生地を沢山見たので嬉しい。このところのぼくには喜びが足りないと思うところであったので、無条件で笑みが零れるような美しいものに接すると、例えそれが生地の端切れであったとしても心の底から生き生きとする。東京の比較的身近な場所でそんな心持ちが得られることは希なことだ。毎日の些細な喜びや楽しみ、自然な笑顔や笑いをもたらす美との出会い。いつも美しさの持つ意味と力を信じている。

PICTURE DIARY 2510SA2014

PD20141025s
12月から来年3月、冬から春にかけて展覧会が2つ続く。土台に柱は立っているが、骨組みや枠組み材料、その他の部分をどのように組み立てるかは漂わせている。設計図を描いては丸める毎日。

PICTURE DIARY 2410FR2014

PD20141024s
敵の定かではない戦いの中で平和を貪る。あるいは平和に見える戦争。表現や画想を練る上で、現在や現実の角度を変えて投影する思考と作業。たった今の、この世界の全ては目の前にある白い紙の白の中で、完全が不完全に、不完全が完全になろうとお互いを求めて踊り始める。白い紙が目の前にある以前から続く踊り。火をつけても、水をかけても続く。手を取って、足を取って振り付ける。暴れる筆を馴らす、眠る筆を揺り起こす。

PICTURE DIARY 2310TH2014

PD20141023s
CLUB KINGからDICTIONARYが送られて来た。160号、創刊26年になると言うコメントと、サポートを依頼するレターが添えられていた。FREE PAPERとしての26年は凄い。桑原茂一氏の代表的な仕事は数々あるが、ラジオ番組スネークマンショー、日本音楽選曲家協会の創設、原宿のナイトクラブ、ピテカントロプスエレクトスのプロデュースと、時代時代の節目節目をしなやかな竹のように青々と繁らせて来た。茂一さんの仕事の中で、メディアとしてのDICTIONARY。東京の、そして日本のカルチャーシーンを語る上では、その存在と役割は計り知れないものがある。「美しい未来のために」今後も応援をする。

PICTURE DIARY 2210WE2014

PD20141022s
午前11時、赤坂一ツ木通りWA SPACEへ。SUZUMO CHOCHIN展示販売イベント最終日、日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」の取材。事前ミーティングで秘密だった旅人と出会う。あ、なるほど、という人物。鈴木茂兵衛商店、鈴木社長と共に出演。幼馴染みだったぼくらの再会のエピソードや、提灯の革新、SUZUMO CHOCHINについて諸々の説明など。放映は短く一行位に編集されているかも知れない。昼食焼き魚、夕食天婦羅。どちらも大根おろしが嬉しい。

PICTURE DIARY 2110TU2014

PD20141021s
PETER’S GALLERY、森本美由紀回顧展。墨汁と筆のスタイル画がチャーミング。製作中の映像や愛用の画材なども展示され、主催者の気持ちがこめられて宝石のような展覧会。実現に奔走された皆さんに心からのありがとうを。ギャラリーを出た所で中西俊夫氏に邂逅。氏が開催中の展覧会や服のことなど立ち話。GALLERY ROCKETのFLOWERS OF ROMANCEとLA FLEURの展示会へ。岡野夫妻の不思議で素敵な存在感のドレスと信じられない美しさがキラリと光るコサージュ変わらず。作る人の心を感じて嬉しくなる一日。