PICTURE DIARY 0404TU2017
COSMYTH展覧会初日。宇宙神話の始まりを讃えて桜を観ながら昼食をとる。穏やかな時。
COSMYTH展覧会初日。宇宙神話の始まりを讃えて桜を観ながら昼食をとる。穏やかな時。
COSMYTH設営。図録をビニールに入れたりショッパーを用意したり、直前のこまごました作業をする。夕方雷雨。
新橋、虎ノ門方面へエドツワキ陶芸作品展「Salt Honey」見に行く。最終日。時代を感じることの意味がかたちになっている。青山H BOOKSで、チェリストHM氏と待ち合わせてお茶。店主のH氏とHM氏の写真集取り扱いの件。必然的にやって来たと思えるヘアのA氏を紹介いただいて、世間話など。店のアップライトピアノでHM氏が即興曲を弾いて、空気がきれいに震えた。
昨夜夜更かししたのでゆっくり過ごす。星のアトリエにCOSMYTHの図録カバーが届いたので本体に掛ける作業。アイデアスケッチ少し。時計を見ると5時、急ぎ身支度をして蕎麦屋へ。さっさと食べてスケッチ少し。
3月生まれの誕生昼食会。星のアトリエにて、チーズ、サンドイッチ、玄米甘酒など。好物の枇杷、初物。MUMIC第3回、Smell Barにて。雨にも関わらず来る人嬉し楽し。ZeppelinのRain Song2度かける。RavelのBoleroも2度かける。来た客人と話したい時に。
部屋の中の鉢植えにたっぷりと水をあげる。これから外は雨になるので、その前に一足早く。
完成には程遠い。道具は道具として出来上がった時が完成だが、道具を人が使う時、使いながら馴染んで更なる完成へと進んでいく。果たしてどの時点が最終的な完成と言えるのかわからないが、少しずつ完成に近付く道具として、道具は変化を拒まない。途中で壊れたり修理をしたり、手入れされ、磨かれ、使う人にとり不可欠のものになる。その道具を使って生み出されるものは、道具を信じ愛する分だけ魂が宿る。であれば作り手によって命を吹き込まれた道具が必要だ。道具が自分の一部になる、自分が道具の一部になる、魂が形となるために。完成への道程は永い。
夕方、青山のHADEN BOOKSでdipの木村氏と待ち合わせてお茶。音楽や出版、仕事の話など雑談。意外に二人が外で茶飲み話などすることなどは珍しいので面白いひととき。HADEN BOOKSのオーナー林下氏も交えて。名物の湯布院ジャズ羊羮はまた今度。
未だに作品を作りっぱなしで放って置くことが多いので、起承転結をつけておさめる計画。基礎や腰を固めたり据えたりする時と心得て。
ほぼ一日中雨。ほぼ一日かけて展覧会案内葉書の用意。予定通り明日出す。今まで描いてきた絵のテーマが初めてひとつにまとまり、その最初の展覧会。テーマを表す言葉として「COSMYTH」という「cosmos,cosmic」と「MYTH」を組み合わせた造語、「宇宙神話」をタイトルとした。
親類が集まり、食事をしながらの雑談のなかで、それぞれの記憶をたどり披露する時間があった。その話のなかに、板谷家本宅の材木倉庫の中で、戦時中に飛行機を作っていたらしいという話に驚いた。本当だろうか。
誕生日に寄せて、隆ちゃんへの返事より転用。「早いものだね!美しいものを求め追いかけて走っているうちに、鬼ごっこだと気が付いた感じかな。子供のころ鬼ごっこが好きだった。見付けるのも追いかけるのも。でも、隠れるのと追われるのは好きじゃなかったな。得意なことを得意なこととして伸ばして、身に付くような道を歩ませてくれた両親に感謝しています。そして共に鬼ごっこをして遊んでくれる友、隆ちゃんにありがとう!さあて、ここからが面白いところだね。ただ子供のころのようにすばしっこくはいかないのが辛いところ。」
COSMYTHのブックカバーを入稿する。COSMYTH展図録、変哲もないデザイン。文字のない物語を編む。
誕生日、誕生美。特に祝い事をするわけでもなく淡々と過ごす。多くの祝福をいただく。原宿でのミーティングの後、新宿のB GALLERYへ。池田晶子の展覧会を観る。「さて、死んだのはだれなのか」という言葉を遺して死んだのが10年前。白い壁を、整然と埋めた言葉が我々に示して見せるのは、永遠の命を与えられた考えとその意味。B GALLERY藤木氏、渾身の展覧と構成だ。世界堂でキャンバスを買う。
今日は一日雨で、雨音を聞きながら、やっと落ち着いた気持ちで過ごす。はやる気持ちをなだめながら、こうして少しずつ春らしくなる。
春分。スケッチするが仕事に落ち着きがない。昨日に続き何もしない日。よく眠り心身を休める。
太陽を浴びる。本当に久し振りにゆっくり過ごす。何もしない日。瞳を閉じて気持ちを整える。
午後は描きあげた作品の梱包に費やす。白黒の猫が手水で水を飲んでいる。手水の水を代えると、早速という感じで鳥や猫が来る。やや暫くして、手水右斜め上の高いところにある塀の隙間から、茶の虎猫が顔を出して辺りをへいげいする。白黒と出会い騒動にならなくて良かった。
中学、高校時代の仲の良い友達2人が3月17日魚座生まれ。僕は同じ3月生まれだが牡羊座の火なので、西洋占星術では本来なら相性が良いとは言えないが、僕の上昇宮が蟹座なので同じ水同士、多分それで気の合うところがあり、うまくいくのだと思う。心の中でおめでとうと伝える。
古い建物は歪んだり軋んだりが激しい。あそこを直せばこちらが狂い、こちらを直せばあちらが狂いする。全部、全体が繋がっていてひとつなのだと思い知る。身体も同じだ。全体のこととして捉えなければ治まることは難しい。足の小指などを机にぶつけて痛めるなど、これも心も含めた身体全体の現れのこと。きちんと丁寧に修理する。
だんだん絵の線が少なく、単純化されて抽象画のような見映えになる。あるいは音楽の世界でも音数が少なくなり、メロディーやリズムがメロディーともリズムとも捉えようのないゆったりとしたグルーヴを生むようになる。料理でも素材を充分に活かして、味付けやだしも取らず使わずに、食材そのもののありがたさをいただく。そのようなことのおさまりは最初から、あるいは一日で出来たり身に付くことではない。かといって時間をかけることで身に付くことでもない。見る、聞く、味わうといった準備が整ってこそ。そのような成長の有り様の果てを成熟というのであるとすれば、それはむしろ出発点だろう。その先にあるものこそ、経験を超えた魂と意識の果てしない旅の融合と再生による永遠というものか。目には見えない絵、耳には聞こえない音、口で味わうことのない食物。
作品の複写。曇り。自然光で撮りたいのだが、光量が足りない。明日も天気は撮影に向いていないかも知れないが、だとすればそれもまた良し。
毎日絵を描くが、今日の2枚は素早い。夕方、仕事を一段落させSmell Barへ。先日のMUMIC/Opus002以来飾られていた「Thin White Duke」を引き取り、複写のため星のアトリエに帰還する。4月の個展「COSMYTH」に出展し図録に載せる。
何となくかけたFMでテイ・トウワの番組を聴く。変わらずハッピーでピース。毎日でなくても毎週放送しないかなと思う。牡蠣蕎麦を食べるが今シーズンはそろそろラストかな。M50号描き上げる。
MUMIC Opus003
好きなミュージシャンとそのポートレイト
そして好きな音楽の一夜です m*
smell bar
〒154-0011 東京都世田谷区上馬1-32-3
TEL 03-3795-1055
http://www.smell-bar.com/
6年前の今日は、歯医者の予約があり星のアトリエを出、しばらく歩いたところだった。電信柱が左右にふにゃふにゃと揺れ動くのを見て、来たなと思い、鳴動する足元を踏みしめ今来た道を振り返ると、いつもにこやかな隣の奥さんが凄い形相でT字路を横切り走り去るのを見、日常の何気ない風景が底知れぬ恐怖と不安に取って変わるのを知った。その日その時刻、たくさんの命が失われて、今でも行方の分からない方々が大勢いる。忘れられようはずがない。どのように忘れずにいられるものか、意識や魂が語りかけるまま素直に生く。
水戸へ。茨城県庁を訪ねる。茨城県産の御影石などをふんだんに使った立派な建物だ。入口のアトリウムの左に横山大観像、右に板谷波山像が迎えてくて嬉しくなる。25階からは、水戸市や遠く筑波山までぐるりと展望することが出来る。カフェが併設されていて、納豆パフェや焼き納豆カレーなどの水戸らしいメニューに気をそそられたものだが紅茶をいただく。納豆へのチャレンジはまたの機会に。鈴木茂兵衛商店でミーティング。新しい提灯の制作や提灯の展覧会開催のことなど。
塀際に咲いて、風で倒れ茎の傷んだ水仙を摘んで、花瓶とガラス瓶に分けて飾る。白と黄色と緑の羽の美の天使が香りをくれる。無造作に投げ入れた姿が、かえって深い想いをあらわす。愛する人との思い出の、あの世とこの世の間で交わす穏やかな挨拶。
“DAVID BOWIE is”見に行く。ワクワクやドキドキとは違う緊張がある。午前中に出掛けてサッと通り過ぎ、眺めるように観る。たくさんのDAVID BOWIEとすれ違い、それとなく挨拶を交わすが、伝えたいことだらけで沈黙する。なるほどと納得することばかりで、話すことは何もない。展示空間の持つ佇まいは東京ならではのものだろう。
ギーゼキングのラヴェルが素晴らしい。絵を描きながら何度も聴く。余計な感情や情緒を排した端正なピアノ。しっかり聴くことも流して聴くことも出来る。1954年の録音。大分以前とは違い、絵を描く時に音楽が必要な訳ではないが、描こうとする絵の世界が音に象徴されることは多い。
BRUSH BORDER T-SHIRT
COTTON 100%
SIZE XS S M L XL
COLOUR WHITE
51-04-0337-901
PRICE ¥5,184
MADE IN CHINA
http://www.beams.co.jp/item/beamslights/t-shirt/51040337901/
WIDE BRUSH BORDER T-SHIRT
COTTON 100%
SIZE XS S M L XL
COLOUR WHITE
51-04-0336-901
PRICE ¥5,184
MADE IN CHINA
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TREES AND WAVE T-SHIRT
COTTON 100%
SIZE M L
COLOUR WHITE
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PRICE ¥5,184
MADE IN CHINA
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WAVE BORDER T-SHIRT
WOOL 100%
SIZE M L
COLOUR WHITE
51-04-0339-901
PRICE ¥5,184
MADE IN CHINA
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FUTURE FLIGHT BANDANA
COTTON 100%
SIZE 530x530mm
COLOUR WHITExBLUE
51-47-0075-994
PRICE ¥1,512
MADE IN JAPAN
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FUTURE FLIGHT TOTE BAG
COTTON 100%
SIZE ONE SIZE
COLOUR WHITExNAVY
51-61-0260-353
PRICE ¥2,160
MADE IN PAKISTAN
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DOVE THERMO MUG
STAINLESS
SIZE H230mm
COLOUR SILVER
53-65-0043-483
PRICE ¥3,240
MADE IN CHINA
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忙しい仕事終りの夕方、PIPPALAでヘアカット。前回が大晦日だったので、いつもより少しは早めだと、カットしてもらいながら笑う。大体3ヶ月毎。子どもの時は床屋が嫌いで、小学6年頃まで母に髪を切ってもらっていた。庭に出てビニールの風呂敷を首に巻いて、頭を動かさないように目だけで見上げた母の真剣な表情と、元気のいい髪の切れはしが飛び、顔中に毛が生えた奇妙な動物なったような母の様子が今でも目に浮かぶ。一度何かの時に父に刈ってもらったことがあったが、取り返しのつかないような虎刈りになって泣いた。
個展の開催をお知らせいたします。新作30点余りを展覧する本展「COSMYTH/コスミス」とは宇宙の神話を顕す造語です。今とこれから、自分たちに不可欠と感じ、永遠へとつながる欠片を表現する作品群のプロローグです。ぜひご覧ください。m*
Mic*Itaya Private Exhibition
COSMYTH
PROLOGUE
4.4tue.ー4.16sun.2017
The Artcomplex Center Of Tokyo
Open 11:00-20:00/11:00-18:00
Closed On Monday
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RECEPTION PARTY 4.8sat.17:00-20:00
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COSMYTH/図録
280×210mm
32pages
Limited Edition 100
¥2,160/税込
アートコンプレックスセンター
160-0015 東京都新宿区大京町12-9
Tel.03-3341-3253
http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT175/mic_itaya.html
トシちゃん通夜。斎場はまるで音の無いクラブ。CINEMA CLUBのPLASTICS、TRAのMELON、PITHECANのWATER MELON、断片的な記憶、思い出のフラッシュ。残された者のするべきこと。昼間、ヒカリエの日本の工芸品展、画廊で岡本太郎の書をリトグラフにしたものなど見る。BEAMS LIGHTSに立ち寄り、サーモボトル、バンダナハンカチーフ、キャンバスショルダーバッグを買う。自分でデザインした物には使わないとわからないことがある。啓蟄。
ぐっすり眠る。作品制作、小品2点描く。夕方の外出予定キャンセル。作品複写用カメラセッティング。猫たちと遊ぶ。
星のアトリエでBLM*、2017-18秋冬企画ミーティング。夜はMUMIC第2回Smell Barにて。2月には開催出来ず今日にしたが、3月3日は我らがPower Of Beautyの設立の日にあたる。佳い日のすてきな夜会になった。毎月1回音楽を中心にしたプライベートサロン。みんなが気楽に立ち寄ってくれると良い。訪れる人々同士が何とはなしに知り合えると更に良い。次は3月31日金曜日、毎回絵を描きおろして展示する。
茨城新聞に先日の講演会の取材記事が載る。8月第1週の黄門祭りに合わせ、水戸で「すずも提灯+ミック・イタヤ展」の開催を企画する。水府提灯、すずも提灯を製造販売する鈴木茂兵衛商店の本拠地、水戸での提灯展デビュー。提灯店はお盆を控えて一番忙しい時期なので、大車輪の覚悟。社長の英断。力を合わせて。
筆の走りがぎこちない。気持ちと動きに隔たりがある、そんな日。F6号2枚描く。
2月は短い。夜、渋谷ヒカリエのBEAMS LIGHTSからPOP UP STOREイベントの作品などを搬出する。広尾の交差点を抜けてHOT BUTTERD CLUBの前を通り、トシちゃんに挨拶する。
水戸へ。文化デザイナー学院へ先日のお礼など。京成百貨店での辻さんの木漆工芸展を見に行く。力強く美しく洒落ている。会場で西成田氏と待ち合わせる。話していると決して懐古的な意味ではなく、そして高校時代に知り合えたからということでもなく、それ以上に不思議と昔懐かしい気持ちになる。僕が住んでいた福生のハウスをRed Houseと呼んでいたねと言われて、あ、そうだったと思い出した。「Red」という「冠詞」、好きな色、言葉。そんなことを思い出させてくれる。
午前中は体のメンテナンスと調整をする。2匹の猫はかまって欲しくてしょうがない。仕事の休憩時間には膝の上で寝転がる。アリスは呼ぶと遠回りをして、おまけにそのコースを2周する。「あたし呼ばれたからってすぐに喜んで飛んでったりしないのよ」というアピール。ナイスは男の子なので、いつも予定がはっきりしている。「いまは見張りの時間なんだ」という感じで、きっぱりと窓の外を見るのに夢中な様子。しかし撫でて欲しいしかまって欲しいと後ろ姿で訴える。
神戸。14時から18時までBLM*ポップアップストアイベント。中西俊夫死す。同時代を生きるという素晴らしさありがたさ、全てに感謝する。
原宿での打ち合わせが急にキャンセルになり、組んでいた1日の予定をどうしたものかと考えたが、やはり見たいと思い、仕事の合間を縫ってVACANTへMICK ROCKが撮影したDAVID BOWIE写真展内覧会に行く。見覚えと見応えのある写真の数々に、その時代時代に感じていた空気と背景がポートレイトの向こう側に見え、同様にこちらを窺うように覗き込んで来る。
朝からの雨が上がるが寒々しい空模様。金柑を黒砂糖で煮たものを一ついただく。甘くて苦味のある艶やかなありがたさ。喉をすっきりさせる。
60号描き上げる。乾く間散歩に出る。和菓子屋で握り飯と稲荷寿司を買う。星のアトリエに戻り絵のタッチに合わせたサインを入れる。
ドラフティングテープを買いに出る。少し高価ではあるが、信頼度の高い仕事には欠かせない材料だ。仮止めなどには粘着の具合がちょうど良い。マスキングにも使えるので重宝している。使い切る前に用意。そのまま駅近くの蕎麦屋へ、たまに食べたくなる鶏大根蕎麦。しっかりと煮込んだ大根がたまらなく美味しい。狭いカウンター席で肩寄せ合って。冬場の名物。
2017年3月11日 土曜日 BEAMS LIGHTSが広島にオープンいたします。
BEAMS LIGHTSは”旅”の「遊び心」「心地よさ」をキーワードに
清潔感と上品なデイリーウエアをラインナップしています。
BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAの商品もぜひご覧ください。
ビームス ライツ 広島
広島市中区本通9-25 杉屋ビル 1階 BEAMS LIGHTS, 2階 BEAMS GOLF
TEL 1階 082-545-6117, 2階 082-545-6120
11:00-20:00
http://www.beams.co.jp/news/313/
60号の絵に取りかかる。4月の展覧会では一番大きな作品になるかも知れない。ゆっくりと確実に線を描いていく。まるごと買ったフランスのチーズ、ブリュと焼きりんごにボージョレーの赤、アイルランドの黒ビール入りカッテージチーズは酵母の生きた自家製ビールが良く合う。夕方、星のアトリエのみんなでいただく。そしてまた仕事。少し。
いちにち星のアトリエで作品制作。細かい仕事なので時間はかかる。無心が楽しい。小さな庭の紅白の梅が五分咲き。目を楽しませてくれる。隣家の白梅は陽当たりに恵まれてすでに盛りを過ぎた。水戸偕楽園の梅祭りも始まり、花の便りは心を運ぶ。
二次元の平面上に出来るだけ少ない線で立体感を生む。重なりや奥行き、透視法の省略。キャンバスの白の中に、筆やナイフのタッチ、質感の違いで陰影を生む。単純な方法を探して試しながら描き進む。白と黒の世界に光と影のグレートーンの存在、イメージの色彩。端正で身軽な美を求めて。渋谷ヒカリエ、BEAMS LIGHTSでショップイベント。多くの方に来ていただき、新しく素晴らしい出会いもあり素直に嬉しい。スタッフの皆に助けられて笑顔が絶えないひととき。あらゆることに感謝する。