PICTURE DIARY 2105SU2017

pd20170521s
8ミリフィルムが届いた。年月を経た透明のケースに入り、左上の白い小さな四角いステッカーに、「JOKE」とタイトルが赤いフェルトペンで書いてあるのを見る。「JOKE」か、高校生らしいタイトルだな。フィルムの状態は問題なさそうだが、安心は出来ない。出来れば一緒に制作した高校時代の仲間と共に見たい。それも出来れば8ミリの映写機で。確認は必要だと思いながら、先に一人で見てしまうのは抜け駆けのような気分なので、ぐっとこらえて。仕舞ってあった8ミリの映写機は、運良くベルトが劣化して溶けて動かず、ランプも切れていた。これですぐには見れない。修理とフィルムはテレシネに出そう。そして、その日まで見ないでいる。

PICTURE DIARY 2005SA2017

pd20170520s
絵の想を練る。クリエイティブとセールスの両立は難しい。考えがスライドしてとりとめもなく流れる。同様に滞る。流水の文様は縁起の良いもの。水の溜まりはその逆。絵の想を練る。空腹を覚える。空腹を感じる手前の状態は良い。腹を満たすと想は消し飛ぶ。

PICTURE DIARY 1905FR2017

pd20170519s
奈っちゃんの店、725で朋友、伊島薫の誕生日を祝うフェスにDJでのお呼び。出張先から回って行ったので、事前予告通りの遅い時間に到着。伊島の料理はなかなかなもの。炒飯、麻婆豆腐、青菜炒め、蛸胡瓜など全て旨い。ほとんど免許皆伝の腕前。自分の誕生パーティーに自分で料理をしてもてなす流儀は伊島流。

PICTURE DIARY 1805TH2017

pd20170518s
すべてはとおりすぎてゆく。

PICTURE DIARY 1705WE2017

pd20170517s
高校時代の同窓生T君に会う機会があった。高校卒業以来になる。面影は変わらずそのまま。会えて良かったと切り出され、本当に良かったと返す。T君が続けて言うには、イタヤが高校三年生の時に仲間と撮影した短編映画風の8ミリフィルムがあり、それを持っているのだが、いつか渡したいとずっと気にしていたと言う。その8ミリは、T君主催のロックフェスティバルのような企画があり、会場になった茨城県民文化センターの大ホールで、たった1回だけ上映して行方不明になっていた、言わばミック・イタヤ初の映像作品である。特に仲の良かった5人の仲間と制作し出演し、演出や脚本もあるようなないようなヌーベルバーグな代物で、学校の隣の墓場や、畑の一本道など、身近なロケーションを選んで撮影し、大きな画用紙に何枚も絵を描き、コマ撮りしたアニメーション作品も収録した多分5分程の短編映画。タイトルもあったのだろうが今は忘れてしまった。T君が保管していてくれたのか!近く星のアトリエに送られて来る。8ミリの映写機が仕舞ってあるが、果たして動くかどうか。タイムカプセルのようで本当に楽しみだ。当時の仲間を集めて上映会をするか。

PICTURE DIARY 1605TU2017

3940_001s
街の品格薄れた。家々が無闇に細かくなり、これ見よがしの看板が増えた。目に嬉しくない。

PICTURE DIARY 1505MO2017

20170515s
秋冬物、ウール素材の長袖Tシャツサンプルが良い感じで上がって嬉しい。同じ素材で作ったマフラーもおさまりが申し分ない。Tシャツとマフラーでストーリーが出来た。

PICTURE DIARY 1405SU2017

pd20170514s
母の日を忘れていた頃もあったな。この世に産まれて生きているというのは、感謝しかない。

PICTURE DIARY 1305SA2017

pd20170513s
今進めている仕事でラテックスを使っているのだが、溶剤は何が適当か訊ねるとアンモニアとのこと。近所で販売している薬局などはなく、取り寄せるということになり仕事は中断。午後、アンモニア液が届いて筆を洗うのだが、強力な臭気にノックアウト気味。初めて使う材料、素材には試行錯誤がある。今回も特に慣れるのに時間が必要だ。

PICTURE DIARY 1205FR2017

pd20170512s
蔦薔薇の蕾がほころんで、隙間から淡いピンクが顔を覗かせている。同じように毎日、ほんの少しずつ仕事が進んで行く。完成がイメージ出来る部分と、どうなるか分からないものと渾然一体としていて面白く楽しみだ。完成形であるにせよないにせよ、イメージさえできれば素晴らしい何かにつながる。ぼんやりと空想とイメージの世界に遊ぶ時間がいとおしく、それらの世界を見えるものにし、感じることのできるものにする作業は果てしない。蕾の隙間から見える内側の世界、外側の世界。蕾から覗き見える淡いピンクは永遠へと続いている。

PICTURE DIARY 1105TH2017

pd20170511s
夕方、蕎麦屋を出てしばらく行ったところでスタイリストのT氏と行き合う。ヒョイと手を上げ、提げていたBLM*のトートバッグをほらー、と見せる。ご愛用ありがとう。蕎麦屋に行くところだと、ニコニコしながら手を振る。今出て来たところ、と声を掛けながら見送る。行き付けの蕎麦屋が一緒なのだが蕎麦屋で会ったのは一度だけ。自転車に乗ったり、押して歩いたりしながら夕暮れ時の商店街を行く。

PICTURE DIARY 1005WE2017

pd20170510s
いくつかのスケッチをするスケッチディ。作品のダミー撮影。昨年植えた蔓薔薇の蕾がはち切れんばかり。何色の花が咲くだろう。

PICTURE DIARY 0905TU2017

pd20170509s
銅の雨樋が雨に濡れていい風合いになってきた。庭の手入れをしていたら青蛙がいた。父が庭で撮った青蛙の写真を思い出し、代々棲みついているとみえる。渇いた鉢植えが音を立てて水を吸う。明日は雨だというが、その前にたっぷりと。青蛙も嬉しいのか、どこかに飛んで行った。更新した運転免許証の写真が仏頂面。少し笑みがあると良いのだが。

PICTURE DIARY 0805MO2017

pd20170508s
鎌倉、長谷へ。仕事でなければ長谷寺で紫陽花には早いがつつじなど見るところ。上天気に気持ち気分良し。駅近く線路際の民家を改築した店でフレンチの昼食。鎌倉に生まれ育った人は外食の習慣があまり無いと聞くが、このすてきな店もほとんどの客が観光旅行の人なのか。連休明けの月曜日、聞くと昨日までは大忙しと言う。土地の習慣や文化を守るには有形無形、いろんな方法や方向の綾が必要だ。

NEWS-MUMIC OPUS 005

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MUMIC/ミューミック第5回のお知らせです。
いつも音楽と視覚的表現は同時に存在しています。
音楽と絵のある一夜です。m*
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PICTURE DIARY 0705SU2017

pd20170407s
中国からいらした書の大家が揮毫するのを見る。百聞どころではない。本物が本物を書く。4.2×10メートルに二つの文字、「書」、「魂」。草書。気合と気迫が凄い。素晴らしいものを見た。墨汁の入った桶から間合いを計り、エイッ!と繰り出した大筆の最初の一筆から、さっと滴り飛んだ一線の墨滴が、巨大な紙面の左上隅に乗せた大小二つの文鎮代わりの玉石の真上を通りながら、玉石を避けて散るのを見て、ただならぬものだと感じ入った。これだけのものを見ることが出来て、言う言葉は無い。帰り際に固く握手をした。

PICTURE DIARY 0605SA2017

pd20170406s
世の中は休みなのだから休めば良いのになとも思うことがあるが、仕事を休まない。ワーカホリックで良い。好きな仕事の休みかたは、世間の休みと同調しない。自分の感覚で必要な時に休む。

PICTURE DIARY 0505FR2017

pd20170405s
子供のころからの慣わしで、菖蒲湯を浴する。菖蒲の葉を刃に見立て、強い子に育つように。邪気を除ける。男の子は大人になり、男と言われるようにになっても強くありたいことに変わりはない。じいさんになっても。花屋に可憐な鈴蘭の小さな花束があり求める。もうひとつ残った花束を、今夜はもう店を閉めるからとまけてくれる。大好きな香り。

PICTURE DIARY 0405TH2017

pd20170504s
渋谷東急本店8階美術サロン、ヴェネチアンガラス工芸家、土田康彦展「窓のこと」オープニングトークイベント。盛況。見知った人のほんの何人か。美しいガラス作品を見、蕎麦をたぐり、自転車を押して歩く。上天気、いい気分。以前のアトリエがあった松涛界隈を行く。アトリエの倉庫に借りていた家は残っている。すぐ近くに住んでいた友人の洋館はそのままある。ドアが新しいアルミニウムになり美から少し遠退いた。変化、恐れずに。またヴェネツィアに行ってみたい。

PICTURE DIARY 0305WE2017

pd20170503s
バスが日の丸を掲げて走って行く。月の乙女たちをゆっくりとスケッチする。描き込んでは消し描き込んでは消し。水やりをして可愛らしい野菊の枯れた葉を落とす。膨らんだ薔薇の蕾を眺める。水をやる。車で踏切を渡るとき、右手50メートルほどのところに電車が止まって、乗客たちが線路上をゆっくり歩いて来る。まるで通りすがりの幻のよう。故障なのか事故なのか。スケッチの線を重ねて強くする。鉛筆の触れる、ほんの0.1ミリの太さやはね、かすれの具合で表情が去る。現れる。

PICTURE DIARY 0205TU2017

pd20170502s
Bunkamuraザ・ミュージアムでニューヨークの写真家ソール・ライター展を見る。日本の美術に影響を受けた構図、トリミングが大胆。常に覗き見るような、あるいは、被写体やモチーフを窓ガラスに反射させ、オーバーラップした作風。画家になりたくて、生活のために写真を撮り始めたということだが、なるほど絵も展示している。絵も面白いが、写真に絵心を生かす道は正しかった。

PICTURE DIARY 0105MO2017

pd20170501s
午後の雷凄かった。少しずつ膨らんだ薔薇の蕾が驚いて弾けるほど。すべては自然の力や出来事の中で生きている。花の絵を描こう。花の美しさを描こう。きっと見つかる、僕にしか見えない姿、僕にしか聞こえない言葉、僕にしか感じられない香り、僕にしか感じられない棘の感触、僕にしか感じられない花弁の味。

PICTURE DIARY 3004SU2017

pd20170430s
上野へ、「茶の湯」特別展を見に行く。名物茶碗や道具類、書画の軸など、流派を越えた名品の数々に、茶の道の歴史を興味深く面白く拝見し、未だに漠とはしているが理解と認識を新たにした。一体、足利将軍家の茶周辺の事物に対する執心の尋常ならざること。利休の目利きの卓越と昇華のセンス。遠州の新古典主義的平安貴族文化へ寄せるロマンチック。不味や織部などに顕著な、継承の独自性と美学。大陸文化との仏教をはじめとする交流の中で、日本で独自の熟成をして、茶の湯が今も続いている事実。足利の将軍が青磁の椀を割ってしまい、中国に同じものをくれと送り返したが、それ以上の名品はもう無いと、かすがいを打ち繋いで送り返して来た話、好きだ。利休のたった一幅残る肖像画の印象、神経質な太さ、特に興味をそそる。大陸に渡るとき、日本から何を土産にしたのだろう。

PICTURE DIARY 2904SA2017

pd20170429s
昨夜夜更かししたので今日はゆっくり。小さな庭を蝶が舞うように飛ぶ。最初は黒揚羽、若い揚羽、紋白蝶、高速の青筋揚羽など。季節と共に良い知らせを運んで来る。午後は文章書きに費やす。人気がなく静かなのが良い。言葉にせよ絵にせよ、閃くに相応しい機会がある。常々心掛けることだが、忘れるためにメモをとりスケッチを描く。何しろ記憶しない。

NEWS-TBS/ワザビト

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ミック・イタヤがデザインする「すずも提灯」が取り上げられ
照明器具としての提灯についてコメントしています。
5月14日、日曜日夜9時54分TBSテレビ「ワザビト」。
ぜひご覧ください。
http://www.tbs.co.jp/wazabito/

PICTURE DIARY 2804FR2017

pd20170428s
M女史ニューヨークから一時帰国。MUMIC004直行参加、久し振りに会えて嬉しい。心意気を感じるよ。MUMICは毎月1回最終金曜日に開催予定。次回は5月26日。毎回音楽家の肖像、F60号を1枚描き、スケッチ7枚と共に次回のMUMICまで、約1ヶ月間展覧する。とは言え気楽なサロン。今回のモチーフはグラムの貴公子「MB」。10人入れば満員の小さなロックバーにご来臨、次回は誰を描こう。

PICTURE DIARY 2704TH2017

pd20170511s
たまに行く、一種類だけの煎餅を焼いて商う煎餅屋で、並んでいるのは煎餅よりカメラが目立つような変なところのある老舗だが、注文した煎餅を包む間、そのカメラを何気なく眺めているとライカというロゴが目についた。主人にライカですね。と言うと、中国製ですよと言って見せてくれる。手に取って見ると確かに中国の言葉で刻印がある。その奥のもう1台の同じようなライカを目で示して、あれは?ああ、あれはソビエト製。見せてもらうとソビエトの言葉で刻印がある。昔は西の国の製品を複製して、国内で大量に製造販売していたと説明してくれる。主人は大変なカメラコレクターらしく、8×10、4×5のカメラも数台ずつ所有していると言う。ストロボやアクセサリーも集めていると言いながら出してくれたのはマグネシウムをのせて発火させ、鳩が出ますよ!の金属製だった。お土産に箱買いしたという「写るんです」の30周年記念モデルをどうぞと1台差し出され、危うく煎餅代を払うのを忘れるところだった。代金を受け取りながら、家のがあんたこれどうすんのよってうるさいんだよ、と小声で言う。そうだろうなと微笑みながら僕もなんとなく小声で、また、と言いながらそっと帰る。

PICTURE DIARY 2604WE2017

pd20170426s
グラムなMBを描く。MUMICのために。車を洗ってガソリンを入れる。明日はタイヤを夏用に換える。もう雪は降らないだろうし、次の冬まで、雪や霜のあるところへ行く予定も無い。

PICTURE DIARY 2504TU2017

pd20170525s
以前星のアトリエで一緒に仕事をしていたMくん、久し振りに来てT社の新しい紙の説明会を催し参加する。色々なアプローチの新しい紙の数々を見ると、刺激的なアイデアが浮かぶ。アイデアが生まれて走り出そうとする時、果たして馭者が要る。馭者に操られる馬ではなくて、馭者と疎通する馬である。人馬一体となり生まれる美は代えがたい。Mくんは捻れの有様も含め、きわめて自然だ。

PICTURE DIARY 2404MO2017

pd20170424s
展覧会の期間中は行くことの出来なかった蕎麦屋で、店主ともうすぐ5月だねぇと溜息混じり感嘆符付きの世間話。そこに商店会の会長が何やらお礼の品と言いながら届け物に来る。会長が帰ると、店主はその生真面目で実直な腰の低さに微笑みながら、全部を自分でやろうとせずに、皆で分担すればいいのになと呟くように言う。そうでないと、会長の仕事の細かさ大変さが誰にも伝わらないし、代わりも出来なくなるからね。商店会は商店会で運営には気苦労や気遣いが絶えない。

PICTURE DIARY 2304SU2017

pd20170421s
B GALLERY佐藤理氏展覧会最終日。酔いが回りなおかつ素面なカクテルのグラスを重ね、終わることのないゲームを見る印象。F.O.R.の展示会。ポエジーのある女性服とコサージュ。紅茶と共に出された花びらの手作り菓子、展示会のすべてを物語る。

PICTURE DIARY 2204SA2017

pd20170422s
Tシャツを売る店のレジカウンター前に置かれたベッドで目覚める夢。自由であり不自由であり。HADEN BOOKSでヘアの赤間賢次郎さん写真展オープニング。切り取られたシーンの頑なな浮遊感。僕は本格的に写真にアプローチしたことはないが、今カメラを持ったら何を撮るだろうか。降りだした雨に濡れながらシャッターを切る。

PICTURE DIARY 2104FR2017

pd20170423s
トートバッグの素敵なデザイン3案。どれか1つに絞るのは困難。藍染のためのイラストレーション、団扇や手拭いやTシャツに。男女に分け隔てなく受け入れられるデザインや絵が必要。何枚か描く。

PICTURE DIARY 2004TH2017

pd20170420s
母屋の入口に銅の雨樋がついた。ピカピカである。この素晴らしくも気恥ずかしい感じは、小中学生の頃のまっさらな体操着に通じている。真っ白い下ろし立ての体操ズボンを土や灰をまぶして汚した。新品は恥ずかしかった。それを見て母は驚き嘆き呆れて笑った。一度着て一日過ぎればあっという間に泥だらけになるものを。雨樋も一度雨に降られて濡れたら、あれよと言う間に落ち着いた風情になる。それまでは束の間のアンバランスな美しさ。

PICTURE DIARY 1904WE2017

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水戸へ。深見紅雨先生が主宰の「書契」誌友展を見る。紅雨先生の師、子浩先生の書の何と素晴らし。鈴木茂兵衛商店でTBSテレビ、ワザビトの取材。スケッチ風景やインタビューなど。

PICTURE DIARY 1804TU2017

pd20170418s
体の手入れ。急に暑くなったので体がついていけない。一日だるい。体と心の言うことを聞いて過ごす。

PICTURE DIARY 1704MO2017

pd20170417s
展覧会が終わってほんの少しはほっとする。ああもこうもやりたいことが山のように生まれる。展覧会を見に来てくれたHNさんと話していて、子どもの頃のご子息の肩甲骨が飛び出していて、まるで天使のはねのようだったとおっしゃる。そう言えば僕も少年の頃やせっぽちで、肩甲骨がはねのように飛び出して、天使のようで誇らしいどころか、劣等感にさいなまれていたことを思い出した。体をひねって鏡に背中を映して見ようとすると、よけいに飛び出した肩甲骨が異様に感じられて、友達の前では決して裸にはなれなかった。いつしかそんなことは忘れていたが、今は仲間がいたことを喜んでいる。

PICTURE DIARY 1604SU2017

pd20170416s
COSMYTH PROLOGUE展覧会最終日。展覧会を見に来てくれた人々と、分かち合うひとときが明るく笑っている。ギャラリーには常にゆったりとした悠久の時が流れていた。また来年も今頃、同じ場所で展覧会を開く。その時までこの場所とは暫しの別れ。

PICTURE DIARY 1504SA2017

pd20170415s
ギャラリーに展覧している作品を見ていると、毎日印象が違う、違った印象を感じる。自分が描いた絵が、変化していると感じる。自分が毎日違うように、作品も毎日変わる。

PICTURE DIARY 1404FR2017

pd20170414s
3時過ぎにギャラリーに出たが、午前中から多くの知人、友人が訪れて見えた。

PICTURE DIARY 1304TH2017

pd20170413s
免許証の更新に行く途中、満開の桜並木の下を走らせながら、町の美しさや品格、華やぎについて思う。町を作るのは誰だろうか。料亭の醸し出す文化の役割についてなど想う。裏町で三味の音が聞こえないのは味気なくつまらないものだ。個人の力ではどうにもならないこと。

PICTURE DIARY 1204WE2017

pd20170412s
車を降りて忘れ物に気付き、ドアを開けて取ろうとしたら、ドアの枠におでこをぶつけてたんこぶが出来た。おでこのたんこぶなんて最後に作ったのはいつだったろう。頭をぶつけることはよくあるが、こぶが出来るほどのダメージは子どもの時以来かな。何事も慌てないこと。春らしい出来事ではある。

PICTURE DIARY 1104TU2017

pd20170411s
冷たい雨。風も強く、寒さが戻って来た。桜はきりりと美しい。こういう日は、とりわけ人の行動が不思議を帯びる。車を運転していると、狭い道で細かくハンドルを切って方向転換しようとするタクシーや、トラックの車線変更の仕方など、季節が進む方向への流れとは別の力が働くようだ。戻って来た冬の残像に翻弄される。

PICTURE DIARY 1004MO2017

pd20170410s
休廊日。行ってみたいコンサートがあるが、チケットは売り切れている。柱の陰とか天井桟敷はおろか、天井とか、見えにくいところでも良いので、チケットが買えるなら何とか見たいと思う。さらに妄想すると、ステージセットの一部と化して見るのでもよい。ステージの下も面白いだろう。何を見ることになるかわからないが。

PICTURE DIARY 0904SU2017

pd20170409s
雨。雨に濡れた桜の花がきれいだろうな。見に出掛けたい気持ちをなだめて、予定通りギャラリーに行く。アートコンプレックスセンターで開催中のCOSMYTH以外の4つの展覧会は今日が最終日。それぞれに挨拶をする。3時間と少しの在廊だが密度が高い。自分の描いた36枚の絵に囲まれて、自分の絵とは言え、こんなにたくさんを一度に見る機会はなかなかないので、ゆっくり堪能し過ごす。

PICTURE DIARY 0804SA2017

pd20170408s
御釈迦様の誕生日。夕方からCOSMYTHレセプションパーティー。今日も一日あたたかい心持ちで過ごす。何より。

PICTURE DIARY 0704FR2017

pd20170407s
The Artcomplex Center Of Tokyo大賞展のプリント部門審査会。審査員として参加。版画の出品作が少ない。しかし、版画や写真プリント、インクジェットやその他のコンピューター系も含めプリント技法による表現の新しさを見出だしたいが、傑出したものは見当たらず、停滞した感の今がチャンスと感じる。

NEWS-MUMIC 004

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PICTURE DIARY 0604TH2017

pd20170406s
草取りをする。かがんでする作業は、跳ねるわけではないが、うさぎ跳を思わせる。違うのは、草や土と対話する感じ。

PICTURE DIARY 0504WE2017

pd20170405s
朝からあちらこちら。16時過ぎからギャラリーへ。ぽつりぽつりと友人知人が来る。The Artcomplex Center Of Tokyoには5つのギャラリースペースがあるので、それぞれのスペースに来た方々が立ち寄ってくれるのは嬉しい。展覧作家たちが多摩美や武蔵美、芸大の学生もいるので面白い。完売作家多摩美2年女子には「がんばってください!」と声をかけられ「がんばります!」と素直に応える自分がいて驚く。美大のデッサン室の雰囲気があるギャラリーだ。