PICTURE DIARY 1507SU2018

pd20180715s
ほぼ半日、いくつかの手紙や葉書などを書く。星のアトリエの小さな庭を囲むコンクリート塀の補修工事。昨日型を外されて剥き出された新しいコンクリートが炎天の陽に晒されて白い。ささやかな身の回りの美のあれこれについて整える。何をもって美とするかに決まりは全くない。こだわりという言葉は座りが安定せず儚い。

PICTURE DIARY 1407SA2018

pd20180714s
日本橋三越美術サロン、高校時代の同級生、町田博文さんの個展。丁寧に描き込んで王道の作風。ヒカリエ8階ギャラリーでは茨城クラフアート展示台、ユニサステーブルを工作してくれたアーリークラフト、齋籐昭彦さんの展覧会。端正で細やかな仕事。淡島通り、プラスチックス島武実さんのアートショップPREFABのオープニングレセプション、藤原ヒロシさんと、立花ハジメさん、ERIさんのLAW POWERSライブ。開放的でストイックな熱い演奏。PICTURE DIARYのビジュアルはPREFABで久し振りにお会いした写真家、三好耕三さんより。

PICTURE DIARY 1307FR2018

pd20180713s
余りに暑いとぼんやりして頭の働きが鈍る。暑さにやられながら、西日本の水害に心が痛む。悠長な考えかとは思うが、非常用仮設住宅のデザインを考えてみよう。アーティストやデザイナーが出来ることのひとつ。未来について予めの備えを見通し、準備すること。

PICTURE DIARY 1207TH2018

pd20180712s
塀の修理。隣の建物の取り壊しがようやく終了しようかという最終日、シャベルカーが星のアトリエの塀に親しげな挨拶をくれて、塀が気を損ね、ひびが入った。塀の修理を補強を兼ねて行うことになったが、苔むしたコンクリートの古い塀なので、修理した新しい部分との境目が美しいかどうか。親方は分からないように綺麗に塗るというのだが。さて。

PICTURE DIARY 1107WE2018

pd20180711s
デザインの著作権について顧問弁護士の意見を聞く。自由にのびのびと仕事をして生きるのに必要なことを確かめる。

PICTURE DIARY 1007TU2018

pd201480710s
故郷の街や村、田や畑に山や川、草花や木々、そして空に雲、虫や生き物を目に見える、触れることの出来る日用品のかたちで造り残す、使う、伝える。祖父や祖母、父、母、今はこの世に居ない人々の空気や佇まいを表し、携え、残す。

PICTURE DIARY 0907MO2018

20180709s
水戸の文化デザイナー学院地下の喫茶店、60年代から変わらない雰囲気。フクロウのオブジェや置物などがコレクションされている。昔、このビルの7階にあったギャラリーの姉さんがマネージメントしている。静かな生き物のような椅子にふんわりと受け止められて、座っていると不思議にリラックスする。長い時間が動かずにいる。

PICTURE DIARY 0807SU2018

20180708s
体と心を休める。どのように過ごそうとも時は流れる。今するべきことに、黙って身も心も委ねる。風が運んで来るもの、風が運び去るもの、それぞれに丁寧に挨拶する。丁度良い、ということの何と素晴らしい。

PICTURE DIARY 0707SA2018

20180707s
60年代と70年代の古い扇風機2台を掃除して使う。カバーなども外して綿埃を取り去る。60年代のものは今にも空へ飛び出しそうな流線型、70年代のものは木目を生かした家具調のデザイン。両方共に機能とは関係のない真面目な遊び心に豊かさが感じられて面白い。

PICTURE DIARY 0607FR2018

pd20180706s
西日本を中心に各地で大雨が降る。例年の1ヶ月分以上もの量が1日に集中する。川が水嵩を増して氾濫し、多くの被害が報道されている。雨、水、ありがたく、そして恐ろしい力を持つ。太陽、光、熱、風、全てありがたく、そして恐ろしい力を持つ。ありがたいもの全て恐ろしい力を持つ。

PICTURE DIARY 0507TH2018

pd20180705s
風が木の枝の間を勢い良く走り抜けながら楽しげに口笛を吹いている。口笛には歌がある。言葉があるはずだが聴こえる人にしか聴こえない。言葉は日本語や英語や、ましてやエスペラント語でもなく、無垢な生き物だけの持つ素朴で原始的な翻訳機が必要な言語だ。翻訳機を手に入れるために人はあれこれ工夫して旅に出たり創作したりするのだが、実は生まれた時から自分の内に備わっているのを忘れている。忘れていることに気が付いた瞬間に言葉が理解出来るようになり、風に身を任せることが出来るようになる。

PICTURE DIARY 0407WE2018

pd20180704s
エディターの若き友人とミーティング。近況のあれやこれやなどざっくばらんに話す。二周り違いの同じ午年の生まれで、エレガントな勢いを持つ男。その彼に言わせると、僕のイメージはトランシルバニアのドラキュラ伯爵なのだそうだ。ニンニクも好きだし、十字架を見てもどうということもなく、太陽の下も大好きで、ましてや棺桶で眠ることもないのだが、と伝えると、でもドラキュラなのですと言い張る。黒は好きだし、女性の生き血を好むし、今でこそ夜の街を徘徊することもないが、ドラキュラは嫌いなキャラクターではないので良しとする。人の想いや印象は面白いものだ。台風が近付く影響か、風強く怪しい雲が夕方の西空に黒い。

PICTURE DIARY 0307TU2018

pd20180703s
ギャラリーの若き友人が来てミーティング。大きな展覧会が通り過ぎ、彼も家族揃って見に来てくれた顛末や感想など、ざっくばらんに話す。話していて、展覧会はすでに過去の出来事なのだなとつくづく思う。この先の話題になると、ゆっくり休むどころか、次の計画について意気揚々と説明する自分がいる。休む感覚よりも、弛みのない心地好い力の配分と速度が、新鮮な時間を生み育むようだ。

PICTURE DIARY 0207MO2018

pd20180702s
星のアトリエ、玄関の蔓薔薇を上手く扉周りに導き、出入口を美しい景色にする計画。2階の小さなベランダの朝顔、上手く網に導き、日除け目隠しとして美しい窓辺にする計画。裏手洗濯室の外、オリーブか白樺の鉢を置いて上手く風を導き、美しい泥棒避けと涼やかな空気を廻らす計画。植物の力を預かり暑い夏を美しく潤す計画。

PICTURE DIARY 0107SU2018

pd20180701s
東高円寺U.F.O.CLUB、OBANDOSライブ。個人的には楽しく充実する。終演後すぐ、皆への挨拶もそこそこに辞す。

PICTURE DIARY 3006SA2018

pd20180630s
休養日。昼寝して過ごす。

NEWS-MUMIC OPUS 016

micdj16pr0720_72w550ok
MUMIC/ミューミック第16回

New Rock Smell Bar
154-0011東京都世田谷区上馬1-32-3
03-3795-1055
smell-bar.com

NEWS-第34回茨城県伝統工芸品展「茨城クラフアート 水戸展」

26414772_001

26414772_001

第34回茨城県伝統工芸品展「茨城クラフアート 水戸展」
期間:2018年7月31日 火曜日 – 8月5日 日曜日
時間:11:00 – 18:00/土日は20:00まで 入場無料
会場:文化デザイナー学院 茨城県水戸市泉町1-3-22

この3月、東京都内で初開催し、大盛況のうちに幕を閉じた茨城県の伝統工芸品展「茨城クラフアート」。ビジュアルアーティストのミック・イタヤ氏をプロデューサーに迎え、茨城の風土と生活の中で育まれ、受け継がれてきた工芸品の数々を、会場の演出等を含め、「美しい未来」をテーマに表現します。各工芸士の作品の展示・販売と併せ、本展がスタートとなるミック・イタヤ氏と工芸士との共同作品も展示します。「美しい未来」へと続く、茨城の伝統工芸品の新しい神話の始まりをご覧ください。

★出展工芸士
1 八溝塗 大子漆八溝漆器而庵 辻 徹
2 結城地方の桐下駄 茨城県桐下駄連合会 猪ノ原 武史
3 結城桐箪笥 堀江 準一
4 結城桐箪笥 秋山 利広
5 西ノ内和紙 菊池 大輔
6 かな料紙 小室 久
7 水海道染色村 きぬの染 石山 修
8 水府提灯 鈴木茂兵衛商店 由元 君平
9 桂の雛人形 小佐畑 孝雄

ibacra_event_h25
手描友禅体験/シルクストール手描友禅染
日時:8月3日 金曜日 14時ー16時

講師:石山 修/水海道染色村きぬの染
内容:シルクストールにその場で手描きします。お渡しに3週間程いただきます。
時間:約30分/先着6名様
費用:4,500円/色定着蒸工程、送料込

名入れ提灯販売/ぶらり提灯/橘流寄席文字
日時:8月4日 土曜日 11時ー19時

講師:鈴木茂兵衛商店/水府提灯×橘吉也/橘流寄席文字
内容:お名前などの文字を寄席文字で紙に書きその場で提灯に仕立てます。
時間:30分〜/先着順 ■混雑時はお渡しに時間がかかります。5日にお渡しも可能です。
費用:3,500円
■事前予約あります。詳細は鈴木茂兵衛商店Facebookをご覧ください。

西ノ内和紙絵付体験/和紙コースター絵付体験
日時:8月5日 日曜日 13時ー17時

講師:菊池大輔/西ノ内和紙 紙の里×ミック・イタヤ
内容:和紙コースターへの絵付けをします。お渡しに3週間程いただきます。
時間:約1時間/先着順
費用:1,000円/送料込

ibacra_talk_h25
トークショー/テーマ「茨城クラフアート伝統工芸の未来」
日時:8月4日 土曜日 14時ー15時

登壇:辻 徹/八溝塗×小佐畑孝雄/桂雛×ミック・イタヤ
内容:茨城伝統工芸の今と未来をテーマに語ります。入場無料。

ibacra_photo_h25
茨城クラフアートフォトコンテスト
水戸市で初開催の茨城クラフアート茨城県伝統工芸品展を記念して「茨城クラフアートフォトコンテスト」を実施いたします。会場でお気に入りの工芸作品などの写真を撮影して「#茨城クラフアート」で投稿してください。優秀作品10名様にミック・イタヤ氏セレクト茨城クラフアーティストの工芸品をプレゼントいたします。
★応募期間:7月31日 火曜日ー8月12日 日曜日23:59投稿分まで有効
★結果発表:2018年8月下旬結果発表発送予定

■応募期間中にInstagramのアカウントを「非公開アカウント」に設定している場合は、応募が無効になります。
■投稿いただいた写真は、広告物や雑誌など販促活動に使用させていただく場合があります。
■2次利用の使用に承諾いただける方のみ、ご応募をお願いいたします。
■受賞者の発表はInstagramアカウントへInstagramのダイレクトメッセージ機能を利用して事務局のアカウントより、受賞のご連絡と工芸品発送に関するご案内を差し上げます。
■ダイレクトメッセージでご連絡させていただくためInstagramの通知設定[プッシュ通知]をオンにしてください。
■ダイレクトメッセージが送れない場合、また別途ご案内の所定期日までにご連絡がいただけない場合は受賞が無効になります。
■工芸品の発送は日本国内に限らせていただきます。
■受賞者の住所変更、転居先不明、ご不在等により工芸品の受け取りが出来ない場合は受賞を無効とさせていただくことがあります。
■受賞の権利は受賞者本人にのみ帰属し、第三者への譲渡、換金、転売等は一切できません。
■不正行為、利用規約違反、その他運営上の趣旨に反していると主催者が判断した場合は受賞を取り消し、工芸品を返還いただく場合があります。

文化デザイナー学院
310-0026 茨城県水戸市泉町1-3-22
TEL.029-303-1010
mapbac

PICTURE DIARY 2906FR2018

pd20180629s
朝からMUMIC第15回、K.K.のポートレイトを描く。今更ながら素晴らしい曲の数々に浸りながら。最初のソロアルバム、「それから先のことは…」のアルバムジャケットに印刷されたポラロイド写真をモチーフに描き進める。「これから先のこと」につながる想いを携え、足りないものに気付いて、次に備えようとする意志と気持ちが連続する。

PICTURE DIARY 2806TH2018

pd20180628s
茨城クラフアート展示の搬出。MO HOUSEの光畑さん、筑西市須藤市長と広報誌の取材。授乳服をプレゼントするキャンペーンに、シンボルとなる母と子の絵を描く。女性にとって住みやすい街作りについて話す。

PICTURE DIARY 2706WE2018

pd20180627s
梱包した作品を、館から創庫へと運ぶ。

PICTURE DIARY 2606TU2018

pd20180626s
館からの引越し。壁から次々と絵が降ろされ、梱包される。

PICTURE DIARY 2506MO2018

pd20180625s
K.K.のポートレイトを描き始める。初めてのソロアルバム「それから先のことは…」をモチーフにして。フォーククルセダーズの頃から憧れの人、ミカバンドも大好きだった。一度だけレコーディングスタジオでお会いしてご挨拶したこと、FM番組で僕の紹介と丸々僕の選曲で放送の機会があったこと、後は車で街を走り去るのを見たくらい。今はこの世を去って時間も経ったけれど、ひっそりと、敬う気持ちに変わりはない。描きながら、何かクリエイティブなことでご一緒することあれば良かったなと思う。「これから先のこと」。

PICTURE DIARY 2406SU2018

pd20180624s
楽日。この館での暮らしも今日まで。明後日は引っ越しだ。

PICTURE DIARY 2306SA2018

pd20180623s
アンザイハジメ選手来る。アンザイ選手のバンド、チョコベィビーズのギターで、今は常陸那珂に住む旧知のサガワ選手来る。さらに麗しき女性陣も来る。アンザイ選手たちが来ると愛すべき楽しいことも舞い降りて来るのが不思議。麗しき女性の報告談。小学四年生位の男子人組が美術館にやって来た。これは何かあるぞとそれとなくついて行くと3人の会話、「おい!男と女がハダカでだきあってる、すげー!」、「見て、見て、ちんゲだ、すげー!」、「バーカ、これがゲイジュツってぇもんだろ!」、「この天使の絵、ぜんぶくるくるの線で描いてある!」、「くるくるだー!すげー!」。図画の時間にカリグラフィックなくるくるの線で絵を描く男の子が目に浮かぶ。先生が何と言うかな。

PICTURE DIARY 2206FR2018

pd20180622s
展覧会も残すところあと2日。始まってみると、あっという間。ああもしたい、こうもしたいで始まって、ああもできれば、こうもできればで日々を過ごし、ああしよう、こうしようで楽日を迎える。やってみて解ることばかり。あと2日に凝縮されることがある。

PICTURE DIARY 2106TH2018

pd20180621s
出掛けに豊前房の若大将に行き会う。車から挨拶。あまりにも御無沙汰。美術館へと向かう。多くの来場者で賑わう。

PICTURE DIARY 2006WE2018

pd20180620s
日本橋人形町で人と会う。道々、人形町と高円寺ではどちらが好きかと尋ねられて、どっちかなと考えたが、どちらが好きと答えられるほど、どちらのことも知らない。なぜ急にそんな質問をしようと思ったのか。新宿オペラシティに五木田智央氏の作品展「PEEKABOO」を見に行く。空間に大きな作品が気持ちいい。時間の速度と空虚な密度を感じる。

PICTURE DIARY 1906TU2018

pd20180619s
終日外出の日はサンドイッチを作り持って出る。定番メニューのバナナとチーズ。バターの代わりに黒胡麻ペーストをたっぷり。レタス、キュウリ、ニンジンのスライスを挟むことも。二つ作っておやつにする。遠出する時のピクニック気分で。手間隙かからないスピード感が好き。気に入った時間に気に入った場所で頬張る。

PICTURE DIARY 1806MO2018

pd20180618s
陽が暮れて雨になる。しとしとと。今朝、大阪府北部を震源とする大きな地震があった。早い回復を願い、亡くなった方々のご冥福をお祈りする。

PICTURE DIARY 1706SU2018

pd20180617s
大分長い時間書き物に集中した。ばらばらに離散している考えを筋道を立て一本にまとめようとするが、頭の中にあるアイデアが自分には理解出来ているつもりでも、文字や言葉にして他人に分かるだろうかと幾度となく推敲する。箇条書きの短いものだが、大作の絵に取り組むような力が要る。

PICTURE DIARY 1606SA2018

pd20180616s
ひとつ進むと次のステップが見える。ステップを踏むとさらに上が見える。そして見晴らしが少し良くなる。見晴らしが良いところに居ると、見付けてもらい易くもなる。

PICTURE DIARY 1506FR2018

pd20180615s
しもだて美術館に着くと、市内の小学生30名ほどが学芸員の説明を受けながら作品を鑑賞している。どの作品が好きですか?と質問すると、ぜんぶー!との答え。それは嬉しいね!学芸員がミックさんですよ、と子供たちに紹介してくれる。今日は見に来てくれてありがとう、と挨拶すると、あっ!指輪!と1人が叫んで、僕の左手の鳩と太陽の指輪を目敏く見付け飛んで来る。あっという間にほぼ全員が左手の指輪をめがけて殺到したが、そのスピードと様子が公園の鳩のようで見事。今、会場で解説を受けて見たであろう作品の多くに共通のテーマ、太陽や鳩が、現実にその場に現れた僕に重なった瞬間。

PICTURE DIARY 1406TH2018

pd20180614s
頭を休めようとするが、意識すると難しい。ぼんやり過ごすのにもちょっとした工夫や努力は要る。切り替えが大切だが、好奇心の強いネコ科の性格。ネコたちを見習い、ネコのように振る舞い、うっすらと眠って過ごす。

PICTURE DIARY 1306WE2018

pd20180613s
星のアトリエへの来客、今とこれからの話。夕方、FM COCORO、GONTITIデビュー40周年のお祝いコメント録り。星のアトリエ周辺の工事の騒音は未だ止むことなく、来てくださると仰るが自転車でスタジオを訪ねる。5分程で終了したが、どうにも自信の持てない日があるもので、大丈夫、良かったですよと言われながら、起承転結のあるお祝いのメッセージになったかどうか怪しい。なるようになっていると思ことにする。還り道、いつか買わなければと思っていたこと思い出し、金物屋の店先に吊るされたモップを買う。駐車場のタイル磨き。

PICTURE DIARY 1206TU2018

pd20180612s
水戸から仲良し三人組の女神様たち、美術館に揃って舞い降りる。各室をぐるりとご鑑賞くださり、これが好きだと目に止めた作品が三者三様かと思いきや、エンジェルシリーズの中の三作品が三人共に好きだとのお言葉に、さすが仲良し女神様たちと感心する。大きなガラス張りのカフェで、窓外のいきなり派手な俄か雨を横目に、今とこれからの話に花が咲くひととき。

NEWS-MUMIC OPUS 015

micdj15pr0629_72w2000ok550
MUMIC/ミューミック第15回

New Rock Smell Bar
154-0011東京都世田谷区上馬1-32-3
03-3795-1055
smell-bar.com

PICTURE DIARY 1106MO2018

pd20180611s
一日雨。ぼんやりと考え事。展覧会は残すところ二週間を切り、見るべき人が見るのだろうと思う。自分の表して来たことに向き合う機会が巡り、これもまた得難いことだ。見るべき人の筆頭は自分自身かとも思い、それもまた得難く有難い。縁の強く深い地での展覧会、感じること、考えることは多く、美術館で作品に出会う人との無言のつながりは、強く軽く、いずれは絵筆の先に届き、ある種の美として幾度となく更新し表現される。

PICTURE DIARY 1006SU2018

pd20180610s
台風の影響もあるが、梅雨らしい雨。しもだて美術館では展覧会最後のイベント、茨城クラフアート、猪ノ原さんの桐下駄製作実演。妙齢のご婦人方の輪が出来る。一本歯の桐下駄に興味、立ってじっとしているのは難しく、むしろ歩き回る方が易しく、体幹を整えるのだという。

PICTURE DIARY 0906SA2018

pd20180609s
カザルスの「鳥の歌」。スペインの鳥は、ピースピースと啼くと言う。溝口氏のチェロで絵を描く。筆を動かすのは僕だが、描かせてくれるのは溝口氏の奏でる音楽と、見守るように耳と目を凝らすお客様方だ。ほどなく木製パネルの上に太陽天使が現れ、皆の祝福と挨拶を受ける。

PICTURE DIARY 0806FR2018

pd20180608s
明日の準備をする。溝口氏の音楽を聴きながら太陽天使を描こうと考える。その時その場で強く感じたことがあれば、それを描くだろう。しかし今は明日のその時間に太陽天使を描こうと思う。同じテーマとモチーフを繰り返し描く。人は太陽に向かって嘘偽りを表すことは出来ない。あるいは、空や海や自然に向かって嘘偽りを表すことは出来ない。嘘や偽りを表すとしたら、その結果が楽しいものであることはない。

PICTURE DIARY 0706TH2018

pd20180607s
時間は素粒子のような、未知の何物かの数だけある。時間は進むが、方向が決まっている訳ではない。時間は物質と共に集散を繰り返して宇宙と言われ無限である。今日の考え。

PICTURE DIARY 0606WE2018

pd20180606s
東京や関東地方に梅雨入り宣言が出た。一日雨。

PICTURE DIARY 0506TU2018

pd20180605s
バイクのペダルをゆっくりと楽しんで踏む。かなり暑いし陽射しも強い。夜になって鏡を覗き込んだら、顔が陽に焼けている。原宿までの打ち合わせの行き帰りだけで。太陽がきっちりと満遍なく仕事をしている。

PICTURE DIARY 0406MO2018

pd20180604s
自分の今を強く意識して描こうと思う。過去や未来では無い、永劫の今を。今の一瞬の連なりで生き、存在している。今だけを強く意識して描こう。欲を持ち描く訳では無い、描く欲を持つ。

PICTURE DIARY 0306SU2018

pd20180603s
水戸、茨城県近代美術館で開催中の展覧会「美術館へのおくりもの」に因んだマルシェ、Le Cadeau/おくりものへ。縁がありフライヤーに絵を描かせていただいた。美術館の前庭から、なだらかに傾斜して千波湖を見渡す緑の草上に、60近くの出店が並び点在して爽やかな賑わいに心が和む。マルシェを取り仕切り組み立て世話する3人の女神に敬意を表す。

PICTURE DIARY 0206SA2018

pd20180602s
喜多流能楽、「燦の会」。十四世喜多六平太記念能楽堂にて。「通盛」、「海人」。狂言、「伯母ヶ酒」。夫婦の愛の物語、母と子の愛の物語、酒への愛の物語。能楽の世界を描くとしたらと考える。姿かたちではなく魂を描くとしたら。

PICTURE DIARY 0106FR2018

pd20180601s
虎ノ門JTビルの1階ラウンジにて、安齋 肇氏のトークイベント「空耳人生友の会」、OBANDOSのメンバー4人でゲスト出演。朝倉世界一、白根ゆたんぽ、薙野たかひろの各氏と。宿題工作展の歴史からOBANDOSへの発展?など、座談をしてみると、皆揃いも揃って確かな脈絡のある記憶を持たないことが判明。なかでもまだ白根氏の物覚えが良いのは一番若いので当然か。最後にメンバー5人で2曲演奏する。定番ご当地ソング「虎ノ門の調べ」、そして、パリのアートミュージアムに招かれた場合を想定した秘蔵の新曲、「セーヌの人魚」。

PICTURE DIARY 3105TH2018

pd20180531s
スクラップアンドビルド、破壊と再生。サステナブル、継続可能。世界の未来を美の観点で捉えるとき、自然界を抜きにして考えることは出来ない。世界各地の古来の文化、伝統と工芸を守り発展させて、子供たちへと手渡すことがこの星の未来のために重要な行いの一つ。伝統工芸を生かすことは美しい自然と未来につながる。

PICTURE DIARY 3005WE2018

pd20180530s
BEAMS社2018年秋冬内覧会から東京ビッグサイト、INTERIORLIFESTYLE展へ。密かにプレビューした参考品がことのほか好評と聞く。クリエイションの中心にあるフィロソフィについて感じ取る一日。