PICTURE DIARY 0109SA2018

pd20180901s
目黒区美術館で「フィンランド陶芸/芸術家たちのユートピア」展を見る。ユートピアという言葉の魅力は今も強い。ユートピアをきちんとイメージ出来るだろうか。愛をハート形で表すように、希望を星の形で表すように。あるいは、ハート形でしか表すことの出来ない愛。星の形でしか表すことの出来ない希望の世界。ユートピアの形は陶器だったのか?美の存在を探し求める手で捏ねられ、炎に焼かれた土の器。花を生け、飲物を入れ食物を盛る器。

PICTURE DIARY 3108FR2018

pd20180831s
まだまだ残暑は厳しいが、夏は去り行く。今日は1日、主にメールのやり取りにや書類の整理などに費やす。日常の仕事の流れの中では追い付かず、取り残されたあまたなことの一部を片付ける。何にせよレスポンスが早いのは良いことだが、間が必要なものも多くある。整頓天使が手を貸してくれる。

PICTURE DIARY 3008TH2018

pd20180830s
ナイスは糸が好きで、ジーンズの穴に当て布をして縫っていると、寄って来てじっと見ている。糸の動きが面白いのだ。危ないので近寄らないように注意するのだが、いつまでもじっと見ている。カーテンにもいつの間にか穴をあけ、専用の見晴らしの良い窓を作った。工作が好きらしい。長い糸を呑み込むと大変なので、いい加減にするように説くが、男の子は言うことを聞かない。わかっているよ、という顔をして見せるところは人と同じだ。

PICTURE DIARY 2908WE2018

pd20180829s
デザインの懇親会。居酒屋風の店でのひととき。酒は飲まないが、居酒屋料理は好きだ。鯖と酒を愛する人のための日本酒がある。鯖に合うようにブレンドした酒。鯖の油をキリッと洗うさっぱりとした味わいだという。

PICTURE DIARY 2808TU2018

pd20180828s
ひたちなか市へ。水戸の隣町だが初めて行く。デザインセンターの建物があり、茨城県デザインの中枢だ。阿字ヶ浦海水浴場に近く、子供の時分には夏になると家族でよく海水浴に出掛けた辺り。遠浅の砂浜も波も美しいところで、母の作る磯の香る海苔のおにぎりを思い出し、沖の方まで泳ぎ出て波間で笑いながら手を振る父の顔が浮かぶ。沖から帰ってこれないのではないかと心配した。

PICTURE DIARY 2708MO2018

pd20180827s
額装のために、星のアトリエから絵を搬出する。絵は竣工したばかりの新しい建物に飾られるので、建物の開館記念の行事でお披露目することになる。来月早々設営に立ち会い、額におさまり飾られた絵を見るのだが、どのような見栄えか本当に楽しみだ。

PICTURE DIARY 2608SU2018

pd20180826s
7日間布を掛けて見えないように隠しておいた絵の覆いを取る。以前とはかなり違った印象を感じる。良いところと欠点がはっきりと解る。早速手を入れて完成する。調子に乗り、続けて新しい絵を描こうと思うが、欲張らないことにする。ファイリングされた書類などに目を通し、上がった気持ちを鎮める。

PICTURE DIARY 2508SA2018

pd20180825s
渋谷ヒカリエBEAMS LIGHTSショップイベント、あっという間の2時間が過ぎる。外に出て少し歩くと、あまりの暑さに閉口。夕刻になろうかという時間に目眩のする気温。幾つかの買い物をして帰還。イベントに産休中のBEAMS女性スタッフが8ヶ月の男の子を連れて来場。母と子のためにカードに絵を描く。逞しい少年になった男の子をイメージして。3才からバレーを習っている7才の女の子、プリマになる美しい姿をイメージして。小さな時に持つ未来への良いイメージはとても大切。

PICTURE DIARY 2408FR2018

pd20180824s
外出の予定を取り止めて、星のアトリエの仕事に専念する。メダルのデザイン、展覧会の企画書、雑誌の表紙、連載のコラム、イラストレーション等。

PICTURE DIARY 2308TH2018

pd20180823s
キヤノンSギャラリーへ。安珠さんの写真展BEAUTIFUL TOMORROWを見に行く。安珠さんとは初めて会うが、とてもそんな気がしない。懐かしい人に会った感じ。安珠さんから今日のトークイベントのお相手、ファイナルファンタジーの画家、天野喜孝さんをご紹介いただく。予定があったのでトークは最後まで見ることは出来ないかと思ったが、興味深い内容だったこともあり、ぎりぎりまで楽しんだ。

PICTURE DIARY 2208WE2018

pd20180822s
清水靖晃、靖っちゃん、リサ、木村くん、甲田さんらと夕食。行きつけの台湾中華料理店であれやこれや思う存分食べる。気のおけない小さな店の二階は貸切状態。この夏の靖ちゃんのヨーロッパツアーの話、木村くん甲田さんのdip in the poolオーストラリアツアーの話を聞く。靖ちゃんとdipに共通しているのは、再発した約30年前のアナログアルバムが、ニューヨークやヨーロッパの若い人々に人気が出て売れ始めているということ。クラブでDJが好んで選曲していることで火が付いた。時代を超えて、良いものは良いと実感する。

PICTURE DIARY 2108TU2018

pd20180821s
笠間陶芸大学へ。佐藤副校長にお会いしたが、以前お会いしたことがあることを失念して失礼した。本当に覚えが良くない。人の名前や顔を覚えない。なんとなく会ったことのある人だと思えればまだよい。大概忘れる。三回会えばと思うがまだ足りない。五回は会わなければ覚えない。何かの時に擦れ違うように出会い、名刺を交換した位では絶対に忘れてしまう。名刺を見ても顔や姿が浮かばない。不明な名刺が何枚もある。一度ゆっくりとお茶でも。それなら確実に覚えるのだが。

PICTURE DIARY 2008MO2018

pd20180820s
事務的な仕事、細かい作業の日。手水の水を取り替えると、雀や猫がやって来る。新しい水が好きだ。夏の陽射しの強さに、植木の葉が焼けている。蔦薔薇も元気がない様子だが、根に力を蓄えて季節を遣り過ごす。誰も皆新しい水が好きだ。

PICTURE DIARY 1908SU2018

pd20180819s
午前中はゆっくりと。午後いっぱい日没まで絵を描く。基本的な構図や色彩は決まる。後は加筆するかしないか色を変えるか変えないか線を引くか消すか、向かい合う。大きめの絵だが、大決めせずにメモ帳へのスケッチのような感覚で進める。4、5日見えないように布を掛けて絵を忘れる。

PICTURE DIARY 1808SA2018

pd20180818s
紅白歌合戦の司会をする夢を見た。OBANDOSが出ている。夢のお陰で絵を描く仕事の入口が、司会という柄に合わない役割の苦手の克服と、OBANDOSで紅白という考えたこともない潜在意識の唐突かつおおらかな発露とに導かれ、絵はいつでも好きなように描けばよいと告げるように、ドアは滑らかに開き、日暮れまで120号を描く。

PICTURE DIARY 1708FR2018

pd201808117s
スケッチする。色彩計画を立てる。必要な絵具に足りないものがあり買いに出る。見る人が優しい気持ちになり、生きる夢や希望が生まれるような絵を表したい。少しもひねくれなくてよい。満足を表さない。元気が生まれるように、足りないものがあるとよい。見る人がプラス出来るような。明日描く絵のために、今日を感じる、考える。そして、すっきり眠ってすっかり忘れる。

PICTURE DIARY 1608TH2018

pd20180816s
盆の送り火。曇り。時折ほんの少し雨が降る。たまに視るテレビ、出ている人々の顔付きなどの変貌に驚くが、自分も変化していることは棚に上げておく。提灯の中にあの世とこの世をつなぐ灯が点る。

NEWS-コンテンポラリー・シック展

9月5日より阪急うめだ本店9階のギャラリーにて開催される
コンテンポラリー・シック展にミック・イタヤも出展いたします。
お近くにご用事の際はぜひお立ちよりください。

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HANKYU CREATORS WEEK
CONTEMPORARY CHIC In Fashion Illustration

コンテンポラリー・シック
50人が描くファッション・イラストレーションの最前線
Curated by Kintaro Takahashi and Keiji Ito

会期:2018年9月5日(水)- 10日(月)[展示販売・入場無料]
会場:阪急うめだギャラリー(阪急うめだ本店9階)
   大阪市北区角田町8番7号(TEL: 06-6361-1381)

開場時間:日~木曜日 午前10時 – 午後8時
     金・土曜日 午前10時 – 午後9時
     *入場無料/最終日9月10日(月)は午後6時閉場

参加作家(五十音順):あいざわりさ子/新井萌美/飯田淳/伊藤桂司/上田三根子/瓜生太郎/小岐須雅之/門川洋子/金谷裕子/河井いづみ/河村康輔/河野未彩/くるはらきみ/小町渉/サイトウユウスケ/早乙女道春/佐々木香菜子/佐藤ブライアン勝彦/真道彩/スガミカ/須川まきこ/高橋キンタロー/竹井千佳/田名網敬一/谷口正造/谷口広樹/谷田一郎/寺田克也/時吉あきな/戸屋ちかこ/平井豊果/ヒロ杉山/藤井桜子/牧かほり/水沢そら/ミック・イタヤ/ミヤギユカリ/目黒ケイ/山縣良和/山口はるみ/横尾美美/吉實恵/ロブ・キドニー/DABSTAR/HAMADARAKAIC4DESIGN/KYOTARO/micca/SAIKO OTAKE/YOSHIROTTEN

https://www.chi-ca-co.com/news/contemporary-chic

PICTURE DIARY 1508WE2018

pd20180815s
スケッチ三昧。とは言え、3枚を集中的に描く、2種の全く方向の違う仕事のもの。他にも幾つかのスケッチが必要な仕事があるのだが、気持ちを整え集中して描きたい。スケッチを重ねて精度の上がる仕事と、出会い頭のスケッチそのものが完成を示す仕事がある。

PICTURE DIARY 1408TU2018

pd20180814s
時々あるちぐはぐな日。予定が予定のように運ばないのは、暑さのせいか、ぼんやりのせいか。予定のように運ばない理由は様々だが、予定外になるには意味がある。その意味を楽しみにしている。

PICTURE DIARY 1308MO2018

pd20180813s
盆の迎え火。祖先の霊を祀る祭祀は、古代ギリシャやローマでも行われていたという。死者と生者の境目は何だろう。そこには何があるのだろう。

PICTURE DIARY 1208SA2018

pd20180812s
この地球にとって、人類は如何なる役割を持った存在なのだろう。人類にとって地球の役割は明らか。母なる星、故郷。さっき横になりながらふと頭を過った。漠然と、あるいは、はっきりとリアリティを持ち感じたこと。人類は子供だ。

PICTURE DIARY 1108SA2018

pd20180811s
街で過ごす時には白い長袖シャツ、パンツはコットン、主にブルーデニム。夏でも半袖シャツや半ズボンは着ないし穿かない。靴は黒のサイドコア、または気分に合わせてコンバースハイカットの白か黒。帽子は基本被らないが時と場合による。ネクタイやスカーフ、アクセサリー類は自由に。ジャケットは着ても脱いでも鞄の代わりになるような物を。ミックスタイルの基本。

PICTURE DIARY 1008FR2018

pd20180810s
夏空を見上げて雲のかたちを読む。自らは多くを語ろうとせず、ただ浮かび流れて行くだけなのだろうが、読み取れることや聞こえることがある。きららきらきらとした青い空、その空高く、今朝生まれた旭が上り、山の向こうに還って行く。また明日生まれるために。ありがとうと囁き、手を合わせ拝む。

PICTURE DIARY 0908TH2018

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長崎に投下された原子爆弾で亡くなった方々に黙祷を捧げる。クリスマスの絵を描く。宗教と祭祀。夕方散歩する。この時間でこれならとても昼間の散歩は無理。夏の間は予定の仕事の半分が出来れば良い。綺麗に割り切る。

PICTURE DIARY 0808WE2018

pd20180808s
台風13号が近付いて来る。前触れの雨風が、傘を持つ手に力を入れさせる。先日までの灼熱が、嘘のように鳴りをひそめて遠ざかる。また戻って来るのだろう、頭上の雲間で素知らぬ顔して一服する夏野郎が見える。台風一過のほとぼりが冷めた頃、甲子園で高校野球が開幕し、広場平和記念日、長崎原爆の日、終戦記念日が来てお盆が過ぎた頃、この夏の真ん中に置いて来た灼熱を懐かしむことがあるだろうか。硫黄島で戦死した伯父の墓に、暑かっただろうと語りかけながら柄杓の水をかける今は亡き父の姿を想う。

NEWS – BLM*2018-19 AW MIC*ITAYA POP UP STORE EVENT SHIBUYA/ODAIBA

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2018年8月25日 土曜日ー9月2日 日曜日
ビームス ライツ 渋谷
渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs 4F

2018年9月29日 土曜日ー10月8日 月曜日・祝日
ビームス ライツ お台場
江東区青梅1-1-10 ダイバーシティ東京 プラザ 3F

ビームスライツ渋谷、お台場にて2018-19秋冬の新作ラインナップを中心に、BLM*ミック・イタヤのポップアップストアがオープンいたします。イタヤ来店日には、MIC*ITAYAのアイテムをご購入のお客様のお買上げ商品、またはハガキサイズのカードにその場で絵を描いてプレゼントします。ご希望のお客様にはチェキでイタヤとの記念写真の撮影も承ります。この機会にぜひ足をお運びください。

★ミック・イタヤ来店イベント
8月25日 土曜日 15:00-17:00 ビームス ライツ 渋谷
9月29日 土曜日 15:00-17:00 ビームス ライツ お台場

PRESENT
BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAの商品、MIC*ITAYAの作品をお買上げのお客様に、2018-19AWストーリーブックをプレゼントします。サインとエディションナンバー入り。先着順ですので無くなり次第終了します。
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●BEAMS ONLINEにて販売中。BEAMS ONLINEはこちらから

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PICTURE DIARY 0708TU2018

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立秋。そのせいかどうか久し振りに涼しい。また台風が近付いて来ている。どんよりと曇り、時折雨がぱらつく。昨日でツアーのように続いた幾つかの展覧会が一段落し、やっと少しホッとする。

PICTURE DIARY 0608MO2018

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茨城クラフアート水戸展搬出。工芸士の皆が手際よく動いて気持ちが良い。2時間あまりで積込終了。多くの収穫を得、次に生かす。今すでに新しいステージの舞台裏に居る。一度素顔になり衣装と化粧を整え、ステップを上がり、次のステージに登る。

PICTURE DIARY 0508SU2018

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西ノ内和紙、コースターに絵を描くイベント。紙のことをまた少し知る。実際に手を動かし、接することで紙の正直が伝わって来る。楽日。

PICTURE DIARY 0408SA2018

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橘 吉也さんのワークショップ盛況。小ぶりのぶらり提灯に名入れをするイベント。和紙に客が注文した名前などを書き、鈴木茂兵衛商店の提灯職人がその場で提灯に仕立てる。橘流の寄席文字を書く姿、その文字も素晴らしく、美しく、力感のある佇まいに惚れ惚れする。いっぺんで吉也さんのファンになる。

PICTURE DIARY 0308FR2018

pd20180803s
日本の絹に、染料を使い手描きする。手描友禅染のイベントに混ぜていただいて参加。六尺ほどの生地に描いたが、気持ちの良い作業だ。改めて石山さんの工房を訪ね、思い切り描いてみたい。

PICTURE DIARY 0208TH2018

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東京恵比寿ガーデンプレイス。フジオロックフェスティバル、赤塚不二夫没後10年を記念して。屋根はあるが炎天の盆踊りゾーンにOBANDOS出演する。オボンドス。メイン会場では矢野晶子さん、SWEET ROBOTS AGAINST THE MACHINE、BEATNIKSなど。テイくん、幸宏さんには久し振り。珍しく打ち上げに残る。

PICTURE DIARY 0108WE2018

pd20180801s
昼食に出るが、少し遅い時間になったこともあり、出向いた蕎麦屋の暖簾をくぐろうとすると、釜の湯を抜いたところで沸くまで30分程の時間がかかると言われた。それではと、近くの店で鷄丼が旨そうだったので入り注文すると、あいにく鷄を切らしたと告げられて、そうですかと、すごすご店を出る。そんな日があるものだが、今日はそんな日かと。土用二の丑、鰻にするかとそちらに向かうと、「牡蠣まぶし」という案内が目に焼き付いた。真夏に掻き込む垂れで焼いた丸々とした牡蠣。美味。客は勝手なもの。

PICTURE DIARY 3107TU2018

pd20180731s
茨城クラフアート水戸展初日。地元の水戸で、伝統工芸の新しいかたちがどのように評価や感想を得るのか、とても興味深いと感じているなか、見に来てくださった方々の幾人かと話をする機会が持てたことには大きな価値がある。何をどのように見て何を感じるのか。見る人を観察して解ることにも疑いのない真実があるものだが、話してみないと解らないことは多い。会場となった文化デザイナー学院の学生たちの参加も頼もしい。お互いにいい機会と経験を得ている。

PICTURE DIARY 3007MO2018

pd20180730s
ユニサスの角が折れたテーブルが1台あり、その修理と、7台のテーブル全てを塗り直してもらった。早いし上手い。専門家の仕事は見ていて清々しく、難がない。

PICTURE DIARY 2907SU2018

pd20180729s
明日の搬入のために準備の一日。火曜日から、茨城クラフアート水戸展が始まる。楽しみだ。

PICTURE DIARY 2807SA2018

pd20180728s
台風12号東から西へ逆走。今日は一日気怠く、野生動物のように過ごす。ねぐら、隠れ家の奥深く、空腹を感じないように静かに丸くなって眠る。時折激しく降る雨の音に耳を澄まして薄く眼を開ける。届いてまだ内容を見ていない雑誌を眺め、世界のほんの一部を知る。

PICTURE DIARY 2707FR2018

pd20180727s
少し暑さが遠退いた。大きな台風が近付いて来ている。青山でミーティング。ミーティングというものは、その場の環境も何もかも、全て含めてミーティングなのだと実感する。場のもたらす些細な状況など、あらゆることが示唆的である。自転車で動こうと思ったが、かえって今日のような過ごしやすい感じの日の方が、影響が大きいので止めにする。

PICTURE DIARY 2607TH2018

pd20180726s
故郷へ。今日から祇園祭が始まる。毎年にわか雨や雷が祝福するように訪れるが、今年はどうだろう。遠い祭囃子が心地好く渡り、過去の人々の生活と時間のねぐらへと、ゆったりとゆっくりと遡る、笛や太鼓の音に全身を静かに傾ける。

PICTURE DIARY 2507WE2018

pd20180725s
出張。学生たちに伝統工芸と世界の未来について話す。演説に自信は無いが、声と言葉で伝えたいことがある。上手でなくても心を込めて。

PICTURE DIARY 2107SA2018

pd20180721s
ゆっくりとブランチ。午後いっぱい絵に集中。夕方買い物に出る。夜風は夜風だと思う分、ほんのり涼しい。彫刻のある夜の広場のベンチで「ダルマサンガコロンダ」をして遊ぶ子供たちを眺める。そんな遊びをする子供たちを見たのは何年振りだろう。

PICTURE DIARY 2407TU2018

pd20180723s
OBANDOS、「さわやか革命」に出演。バンド、LOVE JONESの絵理子さん主催。宝物のような時間が動く。有近さん久し振り。有近さんのMOON RIVERからSPACE ODYSSEYへのメドレー、美しい表現捨て置けない。イメージが沸々と広がり、とめどない。

PICTURE DIARY 2307MO2018

pd20180724s
猛暑続く。熊谷で41.1度を記録。観測史上最高気温とニュースが伝える。ひとつひとつの動作に時間がかかる、あるいは、かける感覚。

PICTURE DIARY 2207SU2018

pd20180722s
スケッチする。続けて何枚も何枚も。考えない。ひとつのことだけ、鳩が飛ぶ軌跡のことだけ。何が軌跡を生むのか考えるのは無駄ではない。ただ考えが答にたどり着くことはない。鳩は常にたどり着く。考えがあろうがなかろうが。そんな風にスケッチし、デザインする。

PICTURE DIARY 2007FR2018

pd20180720s
暑さの続くなか、涼を求めるようにN.の歌声を聴くSMELL BAR。H氏がALAIN MIKLIのエキセントリックなメガネを持参し、かけてみる。似合う!という声、近付きたくない!という声。扉がひとつ開いて、どちらにしても素晴らしいものを見ると心踊り笑顔になる。

PICTURE DIARY 1907TH2018

pd20180719s
N.のポートレイト仕上げる。ことさら淡々と描く。ワックスペンシルを使いきり、夕方画材を仕入に出る。いしおかでおろし蕎麦。CDを何枚か。馴染みのある、今は見馴れぬ街を歩く。見知らぬ、そして2度とすれ違うことのないであろう人々と呼吸する。

PICTURE DIARY 1807WE2018

pd20180718s
午前中、星のアトリエ近くのポストに手紙を投函する。チリチリする暑さとまとわりつく湿気。たった3分もかからない距離だが、日中の外出はこれきり。淡々とN.の絵を描く一日、気が付くと陽が翳り、絵のための時間は終了。今日はN.の命日だったと知る。

PICTURE DIARY 1707TU2018

pd20170717s
新宿へ。展覧展示のためのスペースを下見する。好印象。組立方次第。上手に間抜けることが肝心。色気や華といったチャーミングについて心掛ける。そう言えば、N.のレコードアルバムやCDアルバムが手元に無い。金曜日のMUMICに間に合うように。

PICTURE DIARY 1607MO2018

pd20180716s
N.のポートレイトを描き進める。キャンバスに下描きをし始めたら、下描きに使用したグリースペンシルの線とタッチの行き場の無い感じが気に入る。このまま完成させようと思う。