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昨日は久し振りに「いしおか」に行った。行き付けの蕎麦屋だが、昨年末来ご無沙汰で、「いしおか」の蕎麦をたぐる夢さえ見る程に遠退いていた。夕方、店が開くのを待ちかねて暖簾を潜り、お待ちしておりましたと言われながら味わうせいろの美味いこと、喉越しの見事なうどんもいただき満悦。忙しいと好きなものから遠くなる。

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少しだがゆっくり過ごす。

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3日間は短い。辻徹さん、永田宙郷さんとの対談も楽しく終了し、学ぶところが多かった。夕方、高橋キンタローさん、真舘嘉浩さん、伊藤桂司さんが来てくれたが、3人揃うとナントカトリオ風で明るく楽しい。茨城クラフアート展、もう終了か、と呆気ないほど。撤収、搬出までのフルコースを早食いしたような。

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昨日に続きスパイラルガーデンに午前11時から午後8時まで。多くの方が見えた。記憶や思い出のなかで、生き生きと。刻まれるべきことは、刻まれる。

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茨城クラフアート初日。横綱稀勢の里、引退。伝統工芸品に携わるようになり、伝統の文化とは何かということに考えを廻らす機会が増えた。相撲は日本の国技とされる。相撲はスポーツではない。柔道も剣道も空手も薙刀も弓道も、ぼくにはスポーツ、つまり国際的な競技ではない。国技とは、この国の歴史や文化に深く根差した伝統文化の典型的な道のひとつである。どのように継承し護るべきか充分な思索と配慮が要る。

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金箔、銀箔を貼り、剥落した箇所を補修する。墨をぼかし整え描き上げる。サインを入れ、梱包する。休みを取り、深夜の搬入に備える。

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茨城クラフアートのための絵を2枚描き進める。クラフアートの未来像の断片を拾い、絵にする。頭の中の遺跡から独自の物語が発掘され、古代と未来が現在形の融和を示し現す。古い、新しいということではない今から未来への必要必然な夢。現時点で必要不可欠な夢の中を、好奇心全開にして遊ぶ。求めれば、夢は常にカタチになる。

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亡き友の息子に会う。未来との邂逅。

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昨日は買い物に行ったスーパーマーケットが内装工事中で、いつも買う品物がいつもの場所になく、場所自体も臨時に移動し全体が縮小され、訊ねると目当ての商品の取り扱いが休止になっている。いつもあるはずのモノがいつの間にか無くなるのは普通のことと心得て、次へ進む。さらば。

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遊ぶというのが基本。遊びは真剣で邪気がない。遊びというのはいい加減なことではなく夢中になること。遊び方を教えるのが先に生まれた人の役目。個々の個性に合わせた遊び方がある。今思えば、学校には遊びに通っていた。しなければならない勉強には何ひとつ面白味を感じることはなかった。幼稚園が好きになれなかったのは、強制的に遊ばされたから。お遊戯には今でも近付きたくない。

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初雪。ナイスが不思議そうに見ている。50号の絵を2枚描き始める。新しい神話の2作品。太陽天使と遊ぶ一角天馬、薔薇の妖精と遊ぶ一角天馬。遊びは常に真剣な喜びに溢れて、全ての創造の源にある。苦しみや悲しみの創造は、遊びの対極にあるように見えて、それは晴れの日と、雨の日の関係と同じだ。いつも太陽は輝いている。そして今日は初雪が少しだけ舞う。舞うとは踊るということ。ナイスは雪と踊り、遊びたい。

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最近ドラムを叩くどころか触ってもいない。幼児の頃から叩くのが好きで、金槌を持って何でも叩いた。金槌で叩き壊した物は数知れない。ラジオや時計を壊したことを覚えている。父母がどう反応したかは記憶にない。許しはしないまでも、叱らずに見守っていたようである。凡ての創造は破壊より始まると言ったのは誰だったか、確かにそんな始まりもあるだろうが、今は素直に単純な思い付きから始まると思う。思い付きを実行するかどうかが分かれ目。壊した物を修理するのか、再構築するのか棄てるのか。ドラムを叩く。

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時代の最先端は丸いというのが20代の頃からの持論だ。そして、今も変わらない。最先端が尖っていれば先鋭的で切れ味も鋭いだろうが、突かれれば痛いし、折れやすい。対して丸ければ球状の接点は尖っている場合と同じただ一点だが、突かれても痛くはないし、丸い分気持ち良い。折れることもなく、仮に外れて転がり出しても常に接点は最先端である。時代は丸に向かっている、そしてどの程度の直径を持つかが肝心。いたずらに大きければ良いということではない。

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水曜日はFMでTHE ALFEEの番組があり楽しみにしている。残念ながら今までALFEEの音楽に触れる機会が少なく、番組を通じて少しずつ理解を深めている。夢がテーマの番組であり、夢や希望を未来に対して抱くのは、アーティストの基本であると思うので、当たり前に嬉しい番組内容だ。さらに、全く同世代なので話題が友人の雑談を聞くようで、これも普通に面白い。まだ20代の駆け出しの頃、研ナオコさんの仕事をしていた時期があり、研さん宅のパーティーでALFEEの坂崎氏と高見沢氏に会ったことを覚えている。何を話したか覚えてはいないのだが、ときどき言われるように、ミックはタカミーに似てる!とは思ってもいなかったし、今もそうは思わない。でもFMを聴いていると、棲む世界が似ているとは感じる。デビュー45周年は凄い。

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いよいよ動き出した。全てがゆっくりと素早く。ゆっくりと動くものほど刻みが細かい。ときどき無礼者になる僕は、無礼を認識している場合と気が付かない場合とがある。今日は前者が現れて和やかに会話する機会を得、心から喜びが湧く。無礼の礼はお互いを美しくする。

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仕事初め。年末に止めた仕事が動き出す。何事も最初が肝心。猛進しようとする亥の手綱を取り、さばく。さばくと同時に上手くさばかれるように手綱の手入れをする。

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長い休みの終る日は、寂しさと逸る気持ちが入り交じり、落ち着きがない。幾つかの必要な用件を片付けるが、つい余計なことをする。余計なことをしたと気が付くと、今度は引っ込み思案な様子になり、極端にぼんやりする。これは情緒不安定と言うのだろうか。あらかたの素晴らしいアイデアは、その陰陽な心境や行為の往き来から生まれるが、病んではたまらない。遊びはその知恵だ。遊びにルールは必要だが、守れないのを叱ってはならない。

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妹たち家族と持ち寄りで昼食会。座卓には、それぞれにこれぞという各人得意料理の数々が並ぶ。年に一度、正月のこの日だけの特製スパゲティを作るが、最後の仕上げに必要な肝心の具材がひとつ足りない。しかし、姪の差し出した料理がそれを補い、偶然にも余りある仕上がりになり、みな大満足。目出度い。

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年末年始の間に、心と身体の均衡を図る。技は追々。絵を描くが、逸る気持ちを抑えるのに大変。描き上げるのを待ち切れないでいる。この気が短いところを何とかしたい。対極的にゆっくりと迷い迷い描くのも良かろうと思う正月。4日も過ぎれば、新しい年の調子を探りながら寝惚け眼を陽にしばたく午後。

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初詣。風冷たく気温下がる。子供のように元気よく歩く。暖まる。おしくらまんじゅうをする子はいるかなとふと思う。子供のころから、いつも自由に遊べる場所を探している。中学生の時、友達とグライダーを飛ばすのにもってこいの場所を見つけた。美しい緑に、白いグライダーが滑空する。誇らしげな僕ら。ゴルフ場の管理人が大きな声を出しながら走って来る。グライダーの格好よさや気持ちよさについて、話したり理解する間はない様子。

NEWS-第36回茨城県伝統工芸品展「茨城クラフアート」

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第36回茨城県伝統工芸品展「茨城クラフアート」
期間:2019年1月18日[金]、19日[土]、20日[日]
時間: 11:00 – 20:00/入場無料
会場:スパイラルガーデン/スパイラル1F

茨城の伝統工芸品を現在から未来へとつなぐプロジェクトです。茨城県出身のビジュアルアーティスト、ミック・イタヤ氏を製作と監修に迎え「美しい未来」をテーマに表現します。茨城県が誇る伝統工芸品やイタヤ氏との共同作品など、茨城の風土と生活の中で育まれ、受け継がれて来た伝統工芸品の今を従来の作品と合わせて展示し、販売もいたします。茨の城から未来へと続く新しい神話のプロローグです。

 
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出展作品
1.笠間焼協同組合
KASAMAYAKI KYOUDOUKUMIAI
2.桂雛/小佐畑孝雄 KATSURABINA/TAKAO KOSAHATA
3.かな料紙/小室 久 KANARYOSHI/HISASHI KOMURO
4.水海道染色村/石山 修 MITSUKAIDO SENSHOKUMURA/OSAMU ISHIYAMA
5.水府提灯/由元君平 SUIFU CHOCHIN/KUNPEI YOSHIMOTO
6.西ノ内和紙/菊池大輔 NISHINOUCHI WASHI/DAISUKE KIKUCHI
7.本場結城紬卸商協同組合 HONBA YUKI TSUMUGI OROSHISHOU KYOUDOUKUMIAI
8.八溝塗/辻 徹 AMIZONURI/TORU TSUJI
9.真壁石材協同組合 MAKABE ISHIDOUROU KYOUDOUKUMIAI
10.結城桐箪笥/秋山利広 YUKI KIRI TANSU/JUNICHI HORIE
11.結城桐箪笥/堀江準一 YUKI KIRI TANSU/JUNICHI HORIE
12.結城地方の桐下駄/猪ノ原武史 YUKI KIRI GETA/TAKESHI INOHARA
13.結城まゆ工芸/市村マツ YUKI MAYU KOUGEI/MATSU ICHIMURA

 

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イベント

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対談/テーマ「伝統工芸の未来と役割」
日時 | 2019年1月20日[日]14時-15時
登壇 | 辻 徹/八溝塗、鈴木紘太/水府提灯、ミック・イタヤ

 
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茨城クラフアート/フォトコンテスト
会場で工芸作品などの写真を撮影し「#茨城クラフアート」で投稿してください。優秀作10名様に工芸品をプレゼントいたします。
応募 | Instagramに「#茨城クラフアート」で投稿してください。
期間 | 2019年1月18日[金]-1月27日[日]23:59投稿分まで有効です。
発表 | 2019年2月上旬の工芸品発送をもって発表とさせて頂きます。

★応募期間中Instagramを「非公開アカウント」に設定している場合応募が無効になります。
★二次使用をご承諾頂ける方のみご応募をお願いいたします。
★ご投稿頂いた写真は広告物や雑誌など販促活動に使用させて頂く場合があります。

 

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マップ

スパイラルガーデン/スパイラル1F 107-0062東京都港区南青山5-6-23

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東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前
もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。

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初夢が何だったか、見たのは覚えているが内容は夢の中。描初め。世界の平和や心の平安について想う。永遠の一瞬、一瞬が永遠に。継続しようと考えなくてよい。薄い瞼がまばたき、瞳と水晶体を通り、網膜に映り脳に広がる情景が優しいものであればよい。そしていつもそうでなくてよい。瞳を閉じればいつも美しい夢を描くように生きる動物がいる。

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初陽を呑み込み身体中に廻らす。動物は、夜になりウィーンフィル、ニューイヤーコンサートを聴く。ティーレマン指揮。見るともなく聞くともなく浸るように過ごす。ラジオからは坂本教授のお正月番組が流れる。何年か前に会い「80年代の仲間だね!」と嬉しそうに言った笑顔が浮かぶ。

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紅白歌合戦。サザンオールスターズ。「勝手にシンドバッド」は凄い曲だ。紅白歌合戦のテーブルに出た最後の品は、デザートではなかった。デビュー当時、ラジオから流れたのを初めて聴き、受けた衝撃がそのまま、侵食も風化もせずに、美術館に収蔵もされずに。

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束の間、やっと静かに過ごすことが出来る。今年の内にと思いながらやり残したことも多いが、来る年への贈り物だと思い、今はもう忘れる。全てを忘れた一匹の動物として今生きる。

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人の縁や人の恩を大いに感じ、助けられ導かれる年だった。

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朝から絵を描く。ここのところ試している描き方があるが、なかなか上手くいかない。技術的なこと、気分的なこと、体力的なこと、要は、バランスのこと。種を撒き、芽が出、花が咲き、実を付け、葉が落ち、土になり、種を育み、芽が出る繰り返しのいずれに美を見出だすか。全てには違いないにせよ。

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星のアトリエの忘年会。僕以外のみんなはお酒が好きでたくさん飲む。シャンパンやワインのボトルが気持ち良く次々に空く。今年の善いこと困ること、数々の出来事を想い出し、綺麗さっぱりと忘却の彼方へ旅立たせ、大いに笑う。

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ミーティングや締切などで予定は一杯だが充実感のある一日。いつでも新しい素材や考え方が嬉しい。行き詰まりを感じたとき、スタート地点の根本的な部分でのアプローチを変えることが出来るかどうかで行方は決まる。

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出張。余裕の少ないスケジュールになり、小走り気味。夕方の首都高クリスマス渋滞。

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振り替え休日ではあるが作業する。休み明けに出す幾つかの仕事の準備など。言葉について、言の葉について考えをめぐらせる。思考は言葉により成り立つ、思考を組み立てる内なる言葉の質が、現実や実生活の行為と表現に結び付いている。

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多欲に過ぎる。向上心は大事だが、欲と分け隔てる。時々入り雑じる悪習。分別に感が働かないのなら、物事をよくよく見極めて当たる。こうすれば良くなる、ああすればもっと良くなる。必要な考えや行いが、欲張りと紙一重。

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冬至、南瓜と柚子湯少し。スケッチ少し。昼の陽少し。有り難く。

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車の右後輪パンク。近所のスタンドでタイヤを診てもらうと、幅15ミリ、長さ30ミリ、厚さ3ミリほどのアルミニウムが刺さっている。こんなものがとしげしげ手に取る。とてもタイヤになど刺さりそうにない形状だ。ガソリンスタンドのスタッフが、割り箸が刺さってパンクした車を見たことがある、と慰めるように言うが。

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年もおしつまり、師の走る速さも加速し、時を追い越し、己を抜き去るがごとし。

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オバンドス、トークアンドライブ。東京ドームシティ、ギャラリーアーモ。しりあがり寿氏がスペシャルアンバサダーを務める”バッドアート美術館展”のイベント会場にて。今年のラストを飾るステージ。メンバーを紹介しながらのソロ回しが面白かった。いつものように楽しく真剣極まりないステージ。忘年会打ち上げ水道橋”餃子の王将”にて。餃子王でもあるパラダイス山本氏の仕切り。店員にサインを求められる姿が微笑ましい。始めて行ったが、食べ放題飲み放題コースをすっかり堪能。オバンドス来年もどうぞよろしく。

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BIG SACK楽日。閉廊まで素敵な方々が来てくださる。参加アーティストの素直な気持ちに溢れた展覧会だった。大きなランドリーバッグの中に、未来への夢や希望や、どうにもならない汚れ物を詰め込んで洗濯に行く。

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朝のうち雨。浄めるように。

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BIG SACKシルクスクリーンプリントワークショップ第4回、最終回。信藤三雄、那須慶子、太田陸雄+四方義朗の各氏来場。16時終了予定が18時過ぎまで続く。ただ感謝あるのみ。笑顔が嬉しく、笑い声が美しい。

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BIG SACKシルクスクリーンワークショップイベント3回目。甲田益也子、しりあがり寿、真舘嘉浩の各氏登場。カジュアルな雰囲気が得難い。終了後、急ぎ銀座へ。Low Powersシークレットライブ。80年代の匂いがする正に幻。ぎこちない新しさの予見。

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とても寒い。寒いのは苦手。身体が細いのですぐに冷える。温かい食べ物が欲しい。温かい飲み物が恋しい。そんな時の湯気は見ているだけでもいいね。

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水海道染色村に石山さんを訪ねる。日本絹の反物に絵を描き、スカーフにする作業。ピンと張った絹地に僕が青一色で柄を描き、乾いたところで石山さんが、ボロ布に染み込ませた灰色の染料で汚すように擦り描く。荒っぽい。僕の星や太陽や鳥や恋人たち、そしてユニサスが、灰色の向こうから顔を出している。そこで昼。石山さんのとんでもなく美味しいうどんをいただいて、灰色を完全に乾燥させようとするが、時間切れ。乾いたら灰色の上に黒を重ねて完成だが、石山さんの仕事。お任せする。出来上がりが楽しみだ。青と黒のシリーズ。1月のスパイラルに出す。結城へ。桐下駄の猪ノ原さんの工房を訪ねる。進捗状況の確認と打合せ。独自の工夫が素敵だ。大旦那と話が弾む。

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結城のまゆ工芸作家、市村マツさんを訪ねる。蚕のまゆで帽子や財布などの工芸品を作る、世界にも類のない工芸士である。誰に手解きを受けたものでもなく、自身で工夫して作り上げてきたという。いかにも手作りの素朴さが宝だ。まゆで工芸品を作るようになった経緯を聞くうちに、ある閃きがやって来た。マツさんにその内容を告げて、2人で意見を交わして微笑み合った。来年1月スパイラルの伝統工芸品展に間に合うかどうか。間に合わずとも良しとして、無理せずに進めましょうと話した。

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関東でも山沿いは雪が降るかも知れないと予報されている。暖かくして過ごす。ここのところ、イレギュラーな出来事が差し込み、立てた予定がギクシャクしている。出来上がろうとする物事を、どのように育てるか、深い見識と直感が要る。毎日は、いくらでものんびり過ごせる。かといってあくせく過ごすのは好まない。見守るように傍らに置く。

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朝、小さな彫刻の仕上げ。香りの天使ふたつ。突然の寒さにきりりと身の毛立つ。

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朝から彫刻。午後、原宿BIG SACK展へ。イベント2日目、伊藤桂司、酒井綾子、サラーム海上、平間 至の各氏会場にいらっしゃる。参加の皆さんとの雑談のなかで、サラームさんの解説による、ヒンドゥー語の表現は韻を踏み美しく、例えば「愛してる」とは、ヒンドゥー語では「私の魂は遠くへ行き戻って来ない」というような表現をするという。それに対する返事が韻を踏んで返るので、美しい詩のような会話になる。早速、「美しい日本語の会」を作ろうという話になる。

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BIG SACK展イベントとレセプションパーティー。イベント参加アーティストは、きしくり、TAKUYA、立花ハジメ、僕。パーティー来場者、皆笑顔。

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スパイラルでシチズンの100周年を記念した展覧会。インスタレーション、時計用工具、社史など。寺山修司氏がPR誌に連載していたページの展示が目を魅く。時間の流れるさまを示す仕組み、流れるのは時間だけではなく、感覚や感情も移ろうように、そもそもの普遍的な存在の自由を規定する意味と無意味。

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原宿、明治通りのシェアオフィスビルweworkへ初めまして。なるほどなぁ。ガラスの城。

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こつこつと仕事する。ミーティングと準備。