PICTURE DIARY 1203TU2019

pd20190312s
脳の眠っている部分がつながって、伸びをしながら目覚める。物語が次から次へと広がり、不思議な世界を形作る。麗しき愛しき未来を残して行くために。

PICTURE DIARY 1103MO2019

pd20190311s
震災から8年が経つ。祈り、深く強い祈り。

PICTURE DIARY 1003SU2019

pd20190310s
午後LAST WALTZを聴く。続いてカセットマガジンTRAのミック・イタヤスペシャルイシューのために1985年に4chのカセットデッキで録ったデモテープを聴く。9曲ある。仮歌の歌詞、何を歌っているのだろう、自分の歌だが、今となってはよく解らない部分がある。

PICTURE DIARY 0903SA2019

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ただ感謝の一日。ズービン・メータ指揮NHK交響楽団2011年4月10日のライブ録音ベートーベン第9交響曲全曲を聴く。

PICTURE DIARY 0803FR2019

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Smell Barへ架けてある絵を取り替えに。来週のブライアン・フェリー来日公演を記念して、彼の肖像画に。以前出かけたソロコンサートから何年経つことだろう。現役のミュージシャンと現役のファンと、同時代を生きるロマンチストの頼もしい会合。

PICTURE DIARY 0703TH2019

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もうすぐ車検だ。趣味は?と問われれば、ただ車を普通に運転するだけだが、ドライブ、と答える。風光明媚や観光は関係ない。マニュアル、オートマチックもこだわらない。ただ車を運転しているのが楽しい。そして好き。

PICTURE DIARY 0603WE2019

pd20190306s
お風呂に入っている時に曲想やメロディが浮かぶという音楽家がいるように、入浴中にデザインや絵のアイデアが出て来ることが多い。忘れないうちに記したいので、そんな時はカラスの行水になる。

PICTURE DIARY 0503TU2019

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雨が降り、土がたっぷりと水を含んだだろう。自分が表現するものは、常にそんな喜びでありたいと思う。

PICTURE DIARY 0403MO2019

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昨日、今日と雨が降り続く。まとわりつくような人懐こい雨。天気は予報されありがたいが、反面知らないでいる驚きや楽しみもある。都市生活ではそれも良い。

PICTURE DIARY 0303SU2019

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雛祭り。桜餅をいただく。甘味と塩味と桜葉の香り、色、食感。ある種の完璧な喜び。

PICTURE DIARY 0203SA2019

pd20190302s
紅白の梅が美しく、星のアトリエを明るくする。午後いっぱいスケッチの時間に充てる。スケッチは生きる基本、生かす基本。頭の中にあるイメージを具体化し、自分に、他者に考えを見せ伝え、確認する最初のドア。スケッチするような小さな働きが、思いもしない大きなことの始まりになる。微かな梅の香りに包まれて。

PICTURE DIARY 0103FR2019

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夜、寝床に潜り込む時、宇宙船に乗るつもりになる。今夜はどこへ連れて行ってくれるのか、どこへ行こうか、一日ありがとう、良い旅を、と呟きながら、あっという間に眠りの世界へ飛び立つ。宇宙と時間が永遠につながる夢の世界へ、全ての記憶と速度を超え。

PICTURE DIARY 2802TH2019

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冬の身体から夏の身体に変わり始めている。気怠く眠いのはそのせい。変化にゆっくりと慣らす。

PICTURE DIARY 2702TH2019

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朝から水戸へ。だるま食品で納豆工場の見学。一昨日納品されたすずも提燈、ミック*シリーズ「だるま」提燈を見る。何年も前に型を製作し、発表の機会を待つかたちになっていた。達磨以外の何物でもなし。昼食は高校時代からの友人、現代美術家でグラフィックデザイナーのN氏と昨今の辛口甘口な話題。午後、文化デザイナー学院で学生たちの授業の集大成、鈴木茂兵衛商店の「ぶらり提燈」製作からPR、販売計画までを企画する一貫したプレゼンテーションの審査に出席。学生たちの情熱と熱意が眩しい。先生方に感謝。伝統工芸品と若いデザイナーの関わりの第一歩。終了後、蕎麦屋「にのまえ」で十割蕎麦。

PICTURE DIARY 2602TU2019

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白梅と紅梅では香りが違う。白梅は高貴優雅な佇まい。紅梅は野趣典雅な印象。人をして豊かな心持に誘う和かな魅力に、時を忘れる。

PICTURE DIARY 2502MO2019

pd20190225s
昨年末から、総力をあげて取り組んだ印刷物が美しく仕上がり嬉しい。人に物事の道理や真意を伝え、感じ、実行する難しさもどかしさを強く認識するこの頃。紆余曲折を的確に乗り越えた結果の喜びは大きい。

PICTURE DIARY 2402SU2019

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いつの間にか自転車の前輪の空気が抜けている。ぺしゃんこのタイヤ。空気を入れてチューブかバルブか、原因はと様子を見る。ここのところ各部屋の蛍光灯が次々に明滅し始める。買い置きがあったと思いストックスペースから取り出すと、以前取り替えた古いもの。変化のサインはそこここに。森氏のDAMOを聴く。

PICTURE DIARY 2302SA2019

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福生、アルルカンに昔馴染みのコクリコを訪ねる。「猫自慢」という展覧会を開催している。猫の絵を1枚出させていただいている。19、20の頃、ハウスを借りて多摩美に通った70年代の匂いがする店。時の流れが都内とは違い、お茶を飲み、特製のピラミッドカレーを食べてゆっくり過ごす紗のかかったサラ・ムーンの写真のような。ボニーと落ち会い、昔話に花が咲く。聞き役に回る。昔のことは微かな匂い程度しか覚えていない。呆れられながら笑いが絶えない。懐かしむのとこれからと。気が付くと夕焼けの空。帰路16号を走る。これも昔馴染みのニコラや幾つかの店が開いている。着陸体勢の輸送機が低く飛ぶ。

PICTURE DIARY 2202FR2019

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星のアトリエを少しずつ模様替え。アトリエという生き物。

PICTURE DIARY 2102TH2019

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星のアトリエの掃除と片付け、午前と午後に少しずつ。小さな庭の紅白の梅が咲く。いつ咲くかと心待ちにしていたが昨日一輪、今日七輪。

PICTURE DIARY 2002WE2019

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絵とデザインの仕事は、アトリエで立つか座るか、外で打ち合わせや取材が無い限り、階段の登り降り位でほとんど動かない。散歩にでも出れば良いのだが、ままならない。近頃ではアトリエにスタッフの居ない時間を見計らい、星のアトリエの中をぐるぐると歩き回り、思索にふける。少しはめぐりが良くなった。

PICTURE DIARY 1902TU2019

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若きピアニストのための絵を描く。白と黒の鍵盤の色で。

PICTURE DIARY 1802MO2019

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BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAの小冊子、ダミーを製作しグラフィックデザインのY氏と共に検討する。星のアトリエでシーズン毎に40部だけ手作りし、BLM*のコレクションをお買上の方に差し上げる小冊子だが、今回で15号目になる。8年目のシーズンに入った訳だ。発表するウェアでは伝えきれない部分を、スケッチやストーリーで表す。毎回製作するのが楽しみだし、楽しみにしてくれている人々に、小さな、そして可愛いプレゼント。

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紙素材を中心に切った貼ったのコラージュを連作。紙の切れ端に、新しい意味と役割、命を吹き込む。

NEWS – BLM*2019 SS MIC*ITAYA POP UP STORE EVENT SHIBUYA

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2019年3月1日 金曜日ー3月10日 日曜日
ビームス ライツ 渋谷
渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs 4F

★ミック・イタヤ来店イベント
3月9日 土曜日 15:00-18:00 ビームス ライツ 渋谷

ビームスライツ渋谷にて2019春夏の新作ラインナップを中心に、BLM*ミック・イタヤのポップアップストアがオープンいたします。イタヤ来店日には、MIC*ITAYAのアイテムをご購入のお客様のお買上げ商品、またはハガキサイズのカードにその場で絵を描いてプレゼントします。ご希望のお客様にはチェキでイタヤとの記念写真の撮影も承ります。この機会にぜひ足をお運びください。

PRESENT
BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAの商品、MIC*ITAYAの作品をお買上げのお客様に、2019SSストーリーブックをプレゼントします。サインとエディションナンバー入り。先着順ですので無くなり次第終了します。
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●BEAMS ONLINEにて販売中。BEAMS ONLINEはこちらから

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PICTURE DIARY 1602SA2019

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新宿方面へ。パークタワーアトリウムで奈良を中心としたデザイン展、T・E・I・B・A・Nを見る。完成度と意識、認識の高さを見る。帰路、薔薇を買う。名をピンクレディブルーと言う。美しいものの宿命を想う。

PICTURE DIARY 1502FR2019

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ててて見本市、青山スパイラルホール。手仕事と手技の数々のプレゼンテーションに、現在求めている、求められている事物の一端を識る。個から個へのプロダクションのやり取りは大きく広く加速するだろう。両者の間に、相思相愛なプロダクションを紹介するシステムが重要だ。消費という言葉は相応しくない。

PICTURE DIARY 1402TH2019

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細かいことは気にしない?世界は細かいこと、そして宇宙は分子や原子や素粒子や、もっと細かいもので出来ている。細かいことの積み重ね、それ以外に何がある?小さくて大きな人間の役割。ひとつひとつ丁寧に、それぞれのやり方で。光の粒。

PICTURE DIARY 1302WE2019

pd20190213s
一日を伸び伸びと健やかに過ごすには、なんといっても早寝早起き。なかなかそうはいかないのだが。

PICTURE DIARY 1202TU2019

pd20190212s
時代の流れに沿うことはない。大きな流れに逆らうこともない。本流がどこにあり、どこへ流れて行くのか感じる。小さな流れは真っ直ぐには進まない。小石や草木や少しの段差で戸惑うように流れを変える。砂場で川を作って遊んだ頃、流した水は砂に染み込んで流れにならなかった。地下水になるだろう。どのみち高いところから低いところへ流れて大きな海に続く。空に昇って雲になり雨になり地表を流れる。繰り返し。繰り返し。同じ水、同じように流れる。同じようで同じではない、同じ水。自分の自分たちの川を作り遊ぶ人。

PICTURE DIARY 1102MO2019

pd20190211s
朝のうちスローモーションの雪。世は休日であるがASSISTANT Aに来てもらい仕事。Aのお陰で難しい仕事がほとんど片付く。明日のデータ渡しと明後日のミーティングに余裕が生まれる。

PICTURE DIARY 1002SU2019

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気候のせいか眠い。日曜日は周辺の新築工事が休みなので、星のアトリエ界隈に本来の静けさが戻る。ふとアンデルセンの童話のことを考えていたら、塀の上を下手から猫が通る。どうやらその雌猫を追うように貫禄のある雄猫が続く。しばらくして、上手からその雄猫が塀の上をそそくさと早足で出て来る。けしたてるように先程の雌猫が小走りに続く。何があったのか順番が入れ代わっている。塀の上劇場の変鉄の無い一幕。「即興詩人」でも読むか。

PICTURE DIARY 0902SA2019

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午後いっぱいを、1月に出来なかったことにあてる。毎日少しずつ出来ることもあれば、どうしてもまとまった時間が必要なこともある。今日の午後を逃すと3月になりそうで集中する。予報された大雪にはならず小雪が舞い、ほんのうっすら雪化粧。

PICTURE DIARY 0802FR2019

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OBANDOS今年初めてのライブ、下北沢440、「パンチの効いたブルース」と。「パンチ」には、パンチがボディに効くダメージの大きい曲、パンチドランカーになりそうな曲が幾つもある。経堂のドイツワインショップバーCASSIELプレオープン。友人、森夫妻の店。440から駆け付ける。明るく、気持ちの良いところ。商売繁盛を願う。

PICTURE DIARY 0702TH2019

pd20190207s
昨日はまとまった雨が降り、土が潤い、気も和らぐ。心置き無く絵とデザインの世界に明け暮れる。

PICTURE DIARY 0602WE2019

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連絡もなく約束の時間に遅れる人がいる。朝のスタートにつまずき一日追われる感じ。リカバリーが仕事になる。夕方にペースを戻すが、力量器量が試される。表に現してはいけない内側のことのひとつ。遅い、遅れるは本当に困りもの。

PICTURE DIARY 0502TU2019

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更に絵を描く。絵を描く以外のことがもどかしい。

PICTURE DIARY 0402MO2019

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春節を迎えて、終日スケッチ、そして絵を描く。

PICTURE DIARY 0302SU2019

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節分。旧正月大晦日。GONTITIアコースティックコンサート、紀尾井ホールにて。三上さんの解説によると、欧州の外国人を父に、日本人を母に生まれた混血のミューズ、中川紀尾井ホール夫人を記念した建物であるという説明になる。松村さんと二人のコンビネーションは、音楽もお喋りも40年前に出会った時から変わらない。二人の奏でる音楽はいよいよ優しく丸く、音数も円熟の印象。FMいつも聴いてるよ、と言うと、ホンマですか!と嬉しそうに笑う松村さん。誰と誰が出会おうと、それは奇跡的なことには違いないが、ゴンチチの二人を見ているとなおさら。

PICTURE DIARY 0202SA2019

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かな料紙、小室さんの展覧会をたずねる。かわめさんの花と共に展示され、古の野の風情とかほり漂う。ホテルニューオータニ、伊勢丹の丹青会。旧友の生駒さんがデザインとプロデュースをするHIRUMEが出店。伝統文化と伝統工芸品の先輩、華やかで艶やかなプロダクツが周囲を明るく照す。アートコンプレックスセンターへ。若い頃から世話になっている式田氏を訪ねる。近い将来の企てに密やかに盛り上る。

PICTURE DIARY 0102FR2019

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出張先の道中で同行スタッフと昼食。午後一の打ち合わせなので、訪問先の近所でということになったが、約束の時間も迫っていることもあり、ままよと入った店が外の様子から察した通り、肉体労働には圧倒的にありがたいボリューム満点の食堂。店内で唯一空いていたごっつい兄貴の二人組との相席で、キョロキョロ泳ぐ目に飛び込んだ壁のメニュー、今日のタイムサービス、キスフライ定食700円が650円!の貼り紙。迷わずお姉さんに注文。キスフライ三人前!の良く通る声。出て来た定食は山盛りの千切りキャベツに見事なキスフライ三尾、どんぶり飯は大盛。さすがに同行の女子は半ライスにしてもらい、それでも食べ切れず。涙。僕は完食し、腹一杯で充実の、打ち合わせ、となる、っぷ。

PICTURE DIARY 3101TH2019

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久し振りのまとまった雨。草木も喜んでいる。雪になるか。

PICTURE DIARY 3001WE2019

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ついに納豆をミキサーにかけてパフェのようにしてみた。糸を引くクリームは、水戸生まれの納豆で育った人間に、新しい食感を与えると同時に、感動と微笑みをもたらした。今まで試さなかったのが不思議だ。工夫次第でもっと良くなるだろう。誰にもやってみてとは言わない。

PICTURE DIARY 2901TU2019

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誇りのイメージと実際とに折り合いを付ける。計画の組み立てに静寂が要る。誉れに実相を与え、証として具体化する。

PICTURE DIARY 2801MO2019

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平間至写真展、新宿のニコンサロン、THE GALLERY最終日。僕が被写体となった写真も展覧されている。嬉しく照れ臭い。平間写真の捉えた僕が、プリントになりこちらを見ている。知らない自分。僕の知らない僕を見せてくれてありがとう。写真は過去の記録ではないことを覚えておく。

PICTURE DIARY 2701SU2019

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ココロヲイレカエル。ソンナキモチノヒ。

PICTURE DIARY 2601SA2019

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節句に合わせて賀状を書く。年末年始は忙しく、今頃が良い頃合いとなる。正月に頂いた方々への返礼が主だが、やっと。亥を描くが、独特な筆致の半抽象のようである。感謝と祈りを込め、手が素早く動く。

PICTURE DIARY 2501FR2019

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実家の庭に古井戸があり祀っているが、正月に供えた鏡餅が無くなっていた。一体何者が持ち去ったか、あるいは食したのか。あの乾いてひびの入った硬いもの、犬や猫ではあるまい。

PICTURE DIARY 2401TH2019

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出張。パーキングエリアで昼食。前回立ち寄ったのはいつのことだったか。何を食べようかと品書きを見ながら歩くと、あら!久し振り!と声が掛かり、蕎麦屋の姉さんたちが満面の笑顔でこちらを見ている。覚えていてくれたらしく嬉しい。そう言えばいつも蕎麦だったことも思い出し、ご無沙汰です、と言いながら予てより決まりの一品をいただいて目的地へ。

PICTURE DIARY 2301WE2019

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青山のHADEN BOOKSでミーティング。終了して店主の林下さんに、伝え聞いた閉店の噂を訊ねると、1月いっぱいでとの返事。潮時はあるもので、より素敵な店を構えるための門出。辞して、麗しいファミリーに絵を届ける。絵を囲み喜びの声を聞き、笑顔と笑いに包まれて、豊かなひとときを共に過ごす。平和は微笑みから始まる、とはマザーテレサの言葉。